日別アーカイブ: 2015年1月1日

あけましておめでとうございます ☆   byヤン

みなさま、どんな年越しをされましたでしょうか?
近年の自然災害の多さは他人ごとではなく、被災された方たちがふるさとでお正
月を迎えられないことを思うと、胸が痛みます。
自然の脅威だけでもこんなに大変やのに、人間どうし争うてる場合か!?とも思
います。
昨年はどうあれ、今年はよい年にしていきましょうね。いつも前を向いて。
さて、わたくしごとですが。
息子がオギャアと産声を上げた年にお話を始めました。
なにかを長年続けている人はよく、きっかけはちょっとしたことだったんですよ
と言われますが、私はそうではありませんでした。目論んでいたので す。
上の子(娘)が生まれたとき、新米の母親だった私は、育児にぜんっぜん自信があ
りませんでした。それで、三つの柱を立てたのです。三つですよ、昔 話が好む
三数ですね。いえ、そのころは昔話の語法の語の字も知りませんでしたけどね。
ひとつは、自分は哺乳動物であるから、母乳保育をしよう。ごく単純な発想ですね。
偶然出会ったのが母乳育児サークル。みんぱくおはなし村の故江口一久さんの奥
さまが主催されていて、家がすぐ近くだったんです。たくさんの先輩母 さんた
ちにいろいろなことを教わりましたが、みりあむさんからは、主婦が社会参加す
ることの大切さを教わりました。今でいうボランティアです。 欧米では男性も
普通にやっている、日本の男性は忙しすぎる、せめて主婦がやらなくては、と。
ふたつめの柱は、いろいろな人に子育てを助けてもらおうということ。
まあ、逃げたんですね(笑) 人生、逃げることも大事!
三つめが、そうです、昔話です!
わたしは不完全な人間やけど、昔の人の知恵がいっぱい詰まってるんやから、昔
話に子育てを助けてもらおう。わたしはなぁんも知らんけど、昔話を聞 かせと
いたら間違いないやろ、って思いました。
やっぱり逃げ? 人生逃げることも大事(笑)
昔話はもともと口伝えだから、絵本を読むのではなくて、語るのが筋だと考えま
した。ひとりで四苦八苦して「おはなしのろうそく」とか覚え ていたのです
が、息子を妊娠中に図書館でストーリーテリング講座を知りました。ああ、館長
さま、ありがとうございました!
ここからあとは偶然の出会いが重なって、今に至ります。わが子の子育てから地
域の子育てへ。
なまの「語り」は子どもの「言葉の力」を育てます。「言葉の力」は「想像力・
考える力」です。たくさんの子どもたちが、楽しみながら「考える力」 をつけ
ること。それが今、私が目論んでいることです。
子どもは未来です。自分でものを考えることのできる人間に育てたいです。たか
がお話、どれほどの力があるかって?
ひとりの人にできることはほんのわずか。でも、あきらめたくない。あきらめる
なと、私は昔話から教わりました。
平和で、弱い者が幸せになれる世の中にしたいです。あ、政界には出ませんよ(笑)
ババ・ヤガーは、2013年の春に生まれました。まだヨチヨチ歩きです。
集ってくださるみなさま、お互いの経験を重ねあわせ、よいものを次へ伝えてい
きましょうね。
今年もどうぞよろしくお願いします。        ヤン