今週月曜日、地元小学校1年生のお話会がありました。
30人あまりのクラスが3クラスで3時間つづけてのお話会です。
子どもたちにとっては、入学して初めてのお話会。
そのうち、3分の1ほどは、おはなしをしに行かせてもらっている幼稚園の出身
です。
それ以外は、多分生まれて初めてのお話会じゃないかな?
幼稚園では、ろうそくの歌ではじめますが、小学校ではオルゴールを使っています。
プログラム
(オルゴールを鳴らす)
おはなし「とら猫と和尚さん」 『日本の昔話4さるかにかっせん』福音館書店
(ジミー)
手遊び
おはなし「おばけ学校の三人の生徒」 『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
絵本「ふしぎなホジャビのき」
〃 「おれたちはパンダじゃない」
(オルゴールを鳴らす)
この日感激したのは、二つ目のおはなしで子どもたちがいっしょに繰り返し部分
を言ったこと!
「おばけ学校…」では、先生のせりふ、「だめだめ」「まあまあよろしい」「た
いへんよろしい」が、何度も出てきます。
子どもたちは、「たいへんよろしい」から言い出しました。
次に「まあまあよろしい」
「だめだめ」は、言わなかった(笑)
ただ、語り手さんが言う生徒のせりふが面白くて子どもたちは聞きたいので、繰
り返しに便乗することに意識が集中されるわけでもありません。
だから子どもたちが言葉を発しだしたらすぐおはなしが最後の繰り返しになり、
最後はおばけ学校の先生が気絶するので「たいへんよろしい」のせりふ はない
ので言えません。
あら、残念…、という感じになります。
先生が気絶してしまうのも、お話としてはとても面白いオチだからいいんだけ
ど、子どもたちは「たいへんよろしい」っていいたかっただろうなと思う し…。
でもね、だから残念感が子どもたちに漂うということではないんです。
お部屋中がとっても楽しい一体感に包まれるんですよ。
それが、私が感激したのでここに書きたかったことです!
そして、やっぱり語り手や読み手として参加している私たちは、いつも子どもた
ちから幸せをもらっているなと思ったのでした。