月別アーカイブ: 2016年1月

1月 屋根裏部屋の寄り合い 

今年最初の屋根裏の集まりが、今日ありました。
初めての試みなのですが、今日はいつものお話会にプラスして、なんとかくし
芸!の日でした。
ではお楽しみいっぱいのメニューを紹介します。
第1部
おはなし
「十二支のはなし」 『かたれやまんば1』 藤田浩子 一声社
『のはらうた』より こざるいさむの詩 工藤直子 童話屋
「サルとカニ」 (加無波良夜譚による)『ストーリーテリングについて』 子
ども文庫の会
「びんぼうこびと」 同名絵本 福音館書店
「やまんばのひょうたん」 『かたれやまんば3』 藤田浩子 一声社
「水晶の玉」 『語るためのグリム童話7』 小澤俊夫/監訳 小峰書店
絵本 『しりとりえほん ちゃいろ』 星川ひろ子他 小学館
紙を切る 〜ふしぎな輪〜
新刊絵本の紹介
第2部
パネルシアター
南京玉すだれ
フォークダンス
まったくもって、いつもとは違う集まりとなりました。
違うって面白いですね。
めったに会えない方が来てくださいました。
あたらしいお客様もおみえになり、貴重な話も聞けました。
そして、常連の方々ももちろんありがとうございました。
今年もいい出だしになり、みんな笑顔で元気にお別れしました。
人のつながり、屋根裏の人脈のすごさを感じた本日の集まりでありました。
ジミー

私達は伝承の途中にいる

ぽんです。
このところずっと寒いですが、今日は一段と寒いですね。
その寒い中、我が家は防水工事が入っています。家に何とも言えない化学臭が
入ってくるので、換気のために窓を開けています。この寒空に・・・。家 で
ジャンバー(ジャンパーが正しいそうな。今パソコンさんに怒られました。でも
関西ではジャンバーよねえ)着てます。
さて、本当に嬉しいことがありました。
ふふふっ。
12月におはなし会に行った私が住んでる地元の小学校3年生の子ども達から、感
想文が届きました。
その中にね・・・、とっても嬉しいことが書いてあったんです。
その部分だけ書き写しますね。
『一番おもしろかったのは、「カーカーモーモー」です。おぼうさんをよんでと
言ったら、からすで、つぎがうしだったので、とてもわらいました。そ のお話
しを、おとうと・おかあさん・おとうさんに話すと、すごいみんなもわらってた
のしかったです。』
ブラボー!!
私は語りをやっていて、これを言われるのが一番嬉しい。だって、だって、その
子ちゃあーんと家族に口伝えしたんですよ。語り手としてこれ程嬉しい ことっ
てあります?私みたいな未熟な語り手でも、こうして、次世代に昔話が繋がった
んですよ。もう本当に踊り出したいほど嬉しかったです。
語りを始めて、12年目になりました。今までにも何回かこの喜びを得ることが出
来ました。本当に嬉しいです。
もっと言えば、このお話が自分たちで再話したお話だったこと、そして、その原
話の出典が『とろし』だったこと、さらにさらに、嬉しい。
(『とろし』については昨年の12/25のブログの中で「かあかあ、もうもう」の
出典を説明している箇所を参考にして下さいね)
「私達は、昔話の伝承の途中にいる」
小澤先生のこの言葉を忘れずに。
今年も頑張るぞー。
                              byぽん

1月日常語勉強会

ぽんです。
昨夜から、久々の雨ですね。
雨は嫌いなんですけど、さすがにこれだけ乾燥していると、雨も嬉しくなります。
明日からはとっっても寒いとか。エルニーニョ現象も収まりつつあるってこと
で、これからが冬本番かもしれません。
さて、先週の金曜日、今年初めての日常語勉強会がありました。
テキスト
「ももたろう」
「猿地蔵」
「にせ八卦」
語り
「風の神と子ども」
「てんとうさま金のくさり」
「大工と鬼六」
「ペナンペと子犬」
「貧乏神」
今回も盛りだくさん。様々なお話があって、とても面白かったです。
語りの方も、以前にテキストをされてから語られたお話有り、テキストを飛ばし
て始めて語られるお話有りで、本当に盛りだくさん。
この勉強会を始めた頃の事を思うと、きゃーーって感じです。
さあ、3学期です。短い時間にお話会がいっぱい。短期決戦の学期ですね。
今回、持って来られたお話も、3学期にきっと活躍してくれることでしょう。
あっと、今月のお話の出典はすべて『日本の昔話一〜五』小澤俊夫/再話 福音
館書店刊でした。
                         by ぽん

1月 中級講座  

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
さっそく、お勉強が始まりました。
今年最初の中級講座は、以下のメニューでございました(^O^)/
☆「水晶の玉」(グリム童話)
  語りと追加レポートの説明
☆語法の勉強
  小沢俊夫著 中央公論社
  『世界の民話 ひとと動物との婚姻譚』 第三章 昔話の語り口の秘密
☆おまけの再話のお勉強「太陽の東月の西」
「水晶の玉」は、ジミーでした。
12月21日に小学校のお話会が終わってから、この日に照準を当ててレポートと語
りの練習をしていました。
しかし、余裕もって予定をしていたにもかかわらず、今週は必死の追い込み(ToT)
またか(-_-;)
なんでいつも、と、じっと手を見る…
見てる場合じゃない!
やれ!
もう一話、語りがあるはずだったんですが諸事情で次回になり、語法の勉強にな
りました。
そして、お昼ご飯をはさんで、「太陽の東月の西」の再話。
これも、ジミー担当です。
中級メンバーのみなさん、申し訳ない
今日は、“ジミーデー”でした。
お付き合いくださりありがとうございました。
もちろんジミーにとってはとても勉強になりましたし、そしてとっても楽しかった。
みなさんはどうだったかな?

3学期です 

ぽんです。
6日より3学期のお話会が始まりました。
えっ?もう〜?
そうなのです。もちろん学校はまだ始まっていませんから、保育所です。
いっつも行ってる所。3才と5才に行きました。
実はですね、ちょっとプライベートで年末からいろいろありまして、
しっかりお話を用意できなかったのです。
それで、どちらのクラスにも「金いろとさかのおんどり」を語りました。
出典は『おはなしのろうそく3』(3才ちゃん、ごめんねぇ)
えっと、3才、ポッカーンとして聞いてました。
5才、大盛り上がりで聞いていました。
年齢差あるねえ。
5才、「おんどりよ、おんどりよ〜」ときつねの歌がはじまると「あかん。あか
ん」「あけるんちゃうん」「ああやっぱり」。2回目の歌「また、ちゃ う
ん?」「絶対あけるで」「ほらなぁ」。3回目「え〜聞こえへんのん?」(おん
どりの声はねことつぐみには聞こえませんでした、の後)と、たーい へん。
楽しいお話会となりました。
えっ、絵本?気になる?しゃぁないなぁ。
プログラムは載せませんって宣言したんだけど・・・。
3才は「はらぺこわにのちっちゃいちゃん」鈴木出版、「てぶくろ」福音館書店
5才は「みんなびっくり」(長新太)こぐま社、「まゆとおに」福音館書店
3才の「はらぺこわにのちっちゃいちゃん」はこどものくにたんぽぽ版の1月号
です。
何ちゅうこともない絵本と思って読んだんですが、これが、以外に大受け。
最後にわにのちっちゃいちゃんは食べ過ぎて(いや、本当は成長して・・・なん
だとうけど)、わにのでっかいちゃんになっちゃいました、で終わり。
これが、3才さんには面白かったようです。
「てぶくろ」は素晴らしいしね。先日仕事先の2才児のクラスで読んでも、全員
微動だにせず聞いていました。すごいよね。
てな、わけで、3学期。短い期間に沢山のお話会がある時期ですよね。皆さん健
康に気を付けて、頑張りましょう。
では。                 byぽん