珍しく本を買ったんですよ。
中公新書。
京都駅前の本屋。
入ってから、えっと、気になってたあの本の題、忘れた~
でもね、もうおばあちゃんだから気にしない。
わたし「メモ忘れたんですけど(ちゃうやろ、題忘れたんやろ)、『ウニはえらい』って本、あります?」
店員さん「?・・・・ああ、こちらです」
さすがやね、あれだけのヒントで、平積みの台につれていってくれました。
『ウニはすごい バッタもすごい』でした~
書いたのは、本川達雄さんって動物学者。
『ゾウの時間 ネズミの時間』と同じ著者です。
地球上には約130万種の動物がいるんだって。
人もいるし犬もいるし蚊もいるしウミウシもいるし・・・
でね、みな住んでるところがいろいろ、形も様々、食べるものも・・・、でしょ。
だからね、みなそれぞれに違う価値観を持ってるんだって。
そういわれれば当たり前だけど、ウニが自分の価値観もってるなんて考えもしなかった。
価値観なんて人間しか持っていない、というのは思い上がりなのだ。
そうなんや、価値観が違うんや!
どの命も同じ価値だっていう思想に涙しました。
ちょうど、悔しいことがあって、「一寸の虫にも五分の魂」なんて思ってたとこだったから、よけいにね。
巻末には、著者の作詞作曲の歌の楽譜が載ってるの。
「サンゴのタンゴ」とか「虫はとぶ」とか「ナマコ天国」とか。
大学の講義の終わりに歌ったんだって。
そんな講義、受けたい!
ちょっとだけ紹介。
「ちじょうのくらしは たいへんなのだ
じょうぶなほねや さいぼうへきが
なければ しせいが たもてない
らくじゃないんだ ちじょうのくらし」 『地上の暮らしはたいへんだ』から
わ、はっはっはっは ((´∀`))
その人の幸せは、他人の物差しでは測れない。
だからその人がそうしたい、とても幸せだと感じているなら『君』はその人をかわいそうなんて思わなくていいし、かわいそうなんて思っちゃいけないんだ。
という内容の小説を創作をしたことがあります。
動物も虫も植物もヒトも。
ものを見る高さも、考え方も寿命も違う。
だけど同じ空の下に命をもって生まれたもの同士。
お互いを思いやって共存できたらええなぁ。
プライベートエリアに侵入してきた蚊とGは叩くけどね。
もっちゃん コメントありがとうございます。
自他に同等の価値があるって、わかってるつもりだけど、そのように行動するのはむつかしい。
だれだって自分の範囲を超えては理解できないんだから。
いかに想像力を鍛えるかってことかな?