たいへん遅くなりました<(_ _)>
連休の谷間、5月2日に「日常語で語るための勉強会」がありましたのでご報告します。
語り
「浦島太郎」『日本の昔話1』
「だんだん飲み」『日本の昔話5』
「夢の蜂」『日本の昔話1』
「やまなしとり」『日本・中国・韓国の昔話集2』
日中韓子ども童話交流事業実行委員会企画
「庄やん」『ナーミンのためのならのみんわ』
テキスト
「かにかに、こそこそ」『日本の昔話2』
「どろぼうがみたら、かえるになれ」『日本の昔話1』 村上郁 再話
「とっつく、とっつく」『日本の昔話1』
「十五夜の月」『子どもと家庭のための奈良の民話3』
※『日本の昔話1~5』は 福音館書店 小澤俊夫再話 です。
「浦島太郎」の亀、皆さんはどんな大きさだと思いますか?
浜で子どもたちにいじめられていた時のサイズは?
浦島太郎を乗せていく時は?
実は、実際の海亀の生態として、浜に海亀が近づくのは、
浜辺で卵からかえって、月の光がキラキラ反射する海を目がけて必死に這っていく時 → 約5センチ
約30年後、雌が浜辺に産卵に来る → 種類にもよりますが約140センチ の2回のみ。
中くらいのサイズの時には浜に寄り付きません。
ですから、いじめられていた時は子亀(5センチ)で、
しばらくたったある日(数日後)に大きな亀が「助けてもらった亀です」ってきたら、
事実と違ってしまいます。
「大きな亀」になるためには30年の月日が必要です。数日間では無理なんですね。
子どもにウソを語りたくない・・・どうするか・・・?
「大きな」を取っちゃいましょう!!
ーーー波のあいだから、亀が顔をだして「あなたに助けられた亀です」ーーー
子どもが頭の中で、想像の世界で、海亀を浦島太郎が乗れるサイズに変化させるのは自由です!
ウソを語らなくても済みます!!う~ん、解決!!
それにしても絵本の中には、中くらいの亀がいじめられている絵の描かれた、
間違った絵本がけっこうあります。
かぶは常々もやもやしていたので、今日、言えてスッキリしました(^.^)
●演劇風、楽器を用いて、などなど・・・世界中に語りのスタイルはいろいろあります。
ヤン総監督が、どんな語りも否定せず尊重し、
「おもしろい、楽しい、と思えるよう、自分の引き出しを増やしましょう」
と言われていたのが印象に残りました。
聞き上手のほめ上手!!生徒はぐんぐん育ちます(*^O^*)笑
●日常語にする時には、助詞を抜くことを意識してみると、普段の自分のしゃべりに近づくのがよく分かります。
普段、人に話している時、助詞ってほとんど入っていませんよね?
あ、でも抜いちゃあいけない助詞もありますね。
今回もいろんなおはなしが聞けて、ヤン総監督からいろんなアドバイスを受けて…
あ!! 今回は
「煮る」のか「炊く」のか、
「茹でる」のか「湯がく」のかというお料理バトルもありましたね~!!笑
楽しい、実のある勉強会でした~(^_-)!
かぶちゃん、カメさんの話になると説得力ありますね。
さすが、保護活動家!
カメさんの生態のこと、勉強になりました。
ところで、テキストの項、一つミステイクがあるよ。
「とっつく、ひっつく」でした。
とっついてばっかりじゃあかん、ひっつかな。
そして、私は、「たく」「ゆがく」で育ちました。
講座のときにゆで卵は「つくる」だと発言しましたが、後で落ち着いて考えたら、母は、「ゆで卵にしょうか?」「ゆで卵にしょう~」って言ってたと思いだしました。
参加者のみなさんに、お詫びして訂正させていただきます
あ!私も「たく」と「ゆがく」しか使ってないように思います。
うん、ゆで卵にする、温泉卵にする やね。
オーマイガッ!!
おはなしのタイトルを間違うなんて!!
(o_o)!
大変申し訳ございませんm(_ _)m!
ジミーさん、ご指摘、
ありがとうございます!!m(_ _)m!
ごはんも、なっぱも、たく
ほうれんそうも、たまごも、ゆでる
大阪市内出身の母から伝わった。
「えちめる」って使いませんか?
いくつかの
大皿に盛ってた料理が少しずつ 残ったのを
一皿に集めることをいうみたいなのですが 祖母がよく言ってたのを
よその人が言ったのを聞いて それまで 祖母の作った言葉だとずっと思ってたのでびっくりしたのを思い出す言葉なんです。
へえ、おばあさんはどこ出身のかたですか?
それで思い出したけど、「遠慮のかたまり」って使いますよね?
みなさま、コメントありがとうございます!
(^o^)!
えちめる は、使ったことないですが、
遠慮のかたまり はめちゃめちゃ使います〜
(^o^)!
うちの息子は、熱だして寝込んで食欲のない時「なにやったら食べれそう?」と聞くと、
幼い時から
「やさいの 炊いたんして…」と言います。
炊いたん 大好き❤
子どものころから、大根のたいたんとか、なっぱのたいたんとか、おあげさんのたいたんとか、いうてましたね。
おとなになって、それが料理名として書いてある料理本を見つけて、びっくりした覚えがあります。
私の祖母は高槻市の出身です。 昭和の初め頃に川向こうから 渡し舟 に乗って嫁いできたそうです。
祖母の言葉でこんなのが あります。
「かんこくさい」(こげくさい)
「ご飯がこわい」(ご飯がかたい)
「つおい」(強い)
「おかいさん」(おかゆ)
「たび」(くつした)
「ずろうす」(パンツ)
「おいど、冷やしたらあかんで」(おしり、冷やしたらあかんで)
いつも私 達を 大事にしてくれた優しい祖母でした。
おおお、なんか涙が出る。
あたたかい言葉やね。
高槻だと、大阪でも京都寄りですね。