日別アーカイブ: 2017年5月14日

5月の中級講座

今日は母の日、だったと気が付きました。
あ~あ、何にもしてないよ、不出来な娘を許して<(_ _)>

強引に、先週の金曜日の、おはなし中級講座の報告です(^^♪

レポート付きの語り
「がちょう番のむすめ」
このおはなしは、もう、テッパンですね。
ええはなしや~~、って思います。
よくぞこれを選んでくださったと、とてもうれしかったです。
この話は、むすめの成長の話ですが、成長を助けるのは最後に結婚相手となる王子ではなくて、その父王です。
王さまのほうが、がちょう番にされたお姫さまの上品さに気づき、事の真実を探偵のように調べて、最後に悪い腰元に罰を与えるのです。
王子さまは、まるで肉料理の皿についているパセリくらいの存在です。
王さまの存在に注目してみると、語るときに王さまのセリフが重要になります。
そこのところをヤンさんに指摘してもらって、とても参考になりました。
やっぱりおぼえたいなあ~(また、言ってるよ…)
そして、本日の教訓は、「語法を指摘できても、その箇所が大事という意味が分かっていないといけない。」です。
最後の、腰元が自分に罰を与える箇所です。
このエピソードの孤立は大事なところなので、自分の中で納得させておいたうえで、淡々と語る、のでございますよ!
(詳しくは、昔話の語法・エピソードの孤立性2をご覧ください → こちら

二つ目の語りは「はらぺこピエトリン」
楽しいお話です。
そして、語り手さんの「このお話楽しいわあ~」っていう思いが聞いていて伝わってきました。
まわり全体が、明る~くなる感じがしますね。

昼食後は、呪的逃走譚のお勉強です。
今まで日本のお話の呪的逃走譚をレポートで報告してもらいましたが、この日からはみんなで世界の話を見ていきます。
その第1回目はグリム童話の中の呪的逃走譚を読んでいきました。
時間の関係で残り半分は宿題。
次回までにデータでやり取りして完成する予定です。
そして、うれしいことに、またメンバーが増えました。
ご新規さん、いらっしゃいませ~(^◇^)
これからどうぞよろしく、そしてみんなでがんばりましょう(^^)/