ホームの「お問合せ・リンク」のぺージ、7月7日の昔話の語法勉強会のおしらせに誤りがありました。
締め切り日⇒6月30日です!
諦めていた方、まだまだ大丈夫なので、どうぞお申込みください。
日別アーカイブ: 2017年6月9日
今年度初の再話勉強会
今年度初の再話勉強会がありました。
午前中は、お話会のようでした。
語り
「ふぐと鯛」 『復刻版昔話研究』第三巻 岩崎美術社
「お月さんとお日さんとかみなりさん」 『丹後の民話第一集』峰山孔版社
「おおかみと子どもたち」 『新装日本の民話7近畿』ぎょうせい
「六地蔵」 『新装日本の民話5甲信越』ぎょうせい
「きつねとたぬきの化かしっこ」 『新装日本の民話6東海・北陸』ぎょうせい
「水晶の山」 『アファナーシェフロシア民話集』上 岩波書店
そして、テキストがひとつ。
「信濃国の聖の事」 『新編日本古典文学全集50』小学館
「水晶の山」の語りをしました。
おぼえるときにたくさん修正したのですが、今日の勉強会ではそれ以外をたくさん修正することになりました。
まさに大手術!
自分は話の筋を理解していると思っておぼえていましたが、聞いてもらって、おかしい個所を指摘・説明してもらうと、やっと「え!そうだったの?ん~、やっぱりそうだわ」と、やっと気づきました。
あるいは、わたしのイメージしているところはみんなと共通しているんだけれども、それを表すテキストの言葉がおかしいとか…
思わず「なんで前回言ってくれなかったんですかぁ。おぼえちゃったしぃ」と、おぼえなおすことにすでに挫折しているかのような発言をしてしまいました(+o+)
しかし、おぼえて語る私が気づかないことを、語りを聞いてもらってやっとおかしい箇所を指摘してもらうという段階に駒を進めることができるのだと改めてわかりました。
それと、原話の訳がイメージしにくい訳である可能性についてもあんまり考えていませんでした。
「分かりにくいなあ」と思っても、イメージにぴったりマッチするどの言葉を使うのがいいかわかりません。
いい言葉が、まだ私は出てきません(´・ω・`)
魔法の力で、ピュンっと出てこないかなと、遠くを見つめるのでありました。
でも、今日の勉強会でテキストができたのは大変うれしいことです。
「水晶の山」はAT302(心臓が体の中にない巨人)の類話を読んでいた時に出会った話で、グリムの「水晶の玉」と同じ話型です。
私は、水晶とかガラスとか透明なアイテムが、好きなんです。
(もちろん、金も銀もダイヤもエメラルドもサファイアもみんな好きなんですが。)
似たような話ばっかりになってしまったけれど、両方やりたかったのでこれで満足。
次に進めます(^◇^)
次回は10月、秋です<(_ _)>