ヤンにとって、八月は、社会的にも個人的にも考えることが多い月だ。
ふと思った。
自分が児童生徒学生のときには気付かなかったんだけどね、先生っていうのは、縁の下の力持ち。
生徒の学びたい意欲をかき立て、能力を引きだし、生徒の成長を何よりの喜びと感じる。
それが先生ってものだ。
自分が教師になって、夫が教師を定年まで勤めあげて、また、親としてボランティアとして、ほんとにたくさんの先生に出会ってきた。
そして、深く共感するのは、立身出世を考えずいつも生徒のほうを向いている先生だ。
慕われたり持ち上げられたりすることがあっても、それはもちろん嬉しいんだけれども、でも、生徒の成長のほうがずっと嬉しい。
自分の持っているものをすべて相手に注ぎ込む。
どうすれば理解してくれるだろうと知恵を絞る。
お金や物は使えば減るが、知識や技術を伝授するとき、自分の持っているものは使えば使うほど増えていく。
教えるということのふしぎな力学。
いつもそうありたいな。
そして、そんな先生に教えてもらいたいな。
サロンなんてとんでもはっぷん(笑)