インフルエンザが猛威を振るう中をかいくぐって、勉強会がありました。
「三びきの子ブタ」『イギリスとアイルランドの昔話』石井桃子編訳/福音館書店
「ソーディサルレイタス」『英語と日本語で語るフランと浩子おはなしの本1』一声社
「つるの恩返し」語りの森HP《日本の昔話》
「ホットケーキ」『おはなしのろうそく18』東京子ども図書館
おまけ
「りこうなまほうの鳥」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』村上再話
「この世の光」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』村上再話
4話とも、比較的低い年齢の子どもたちに語るおはなしでした。
「つるの恩返し」は、ゆったり楽しむおはなしですが、他の3話は、スピード感がほしい話です。
「三びきの子ブタ」は、スリルを楽しむ。だから、おおかみとこぶたの力が拮抗していなくてはなりません。
おおかみのほうが強いと恐い話になるし、こぶたのほうが強いとこぶたが悪者になってしまい、最後におおかみが食べられるところがすとんと腑に落ちにくくなります。
「ソーディサルレイタス」「ホットケーキ」は累積譚ですね。
ただ繰り返すのではなく、ちゃんとイメージしなくては面白くありません。
まじめに言葉を覚えてなぞるだけでは、いっしょに楽しんでもらえません。
この2話は、語り手もいっしょにおもしろがりながら語るのが肝やね。
「ホットケーキ」については、『ノート式おはなし講座 語り この愉しき瞬間』(長い書名やなあ~😅)にも少し書いています。
以上が語りかたのお勉強。
つぎは、テキストのお勉強。
おはなしを始めてしばらくは、ひたすらテキスト通りに語らないとダメです。
でも、どんなテキストでも、完璧っていうことはないのよね。
だから、経験を積んでそんなことが分かってくると、こんどは、自分でテキストを整えないといけない。
その力をつけることも中級クラスの目的ね。
がんばれ~🥞