日別アーカイブ: 2021年4月30日

中学校おはなし会

先日中学校のおはなし会に伺いました。昨年はコロナで休校だったため1年ぶりです。

プログラム

1年生
「黄泉平坂」「やまたのおろち」語りの森HP
「クルミわりのケイト」おはなしのろうそく/東京子ども図書館
「地獄へ行った吉兵衛さん」語りの森昔話集2ねむりねっこ/語りの森
2年生
「ガマンの石と刀」子どもに語るトルコの昔話集/こぐま社
「めしをくわない嫁さん」語りの森昔話集1 おんちょろちょろ/語りの森
「貧乏神と福の神」子どもに聞かせる日本の民話/実業之日本社
3年生
「年とった栗毛の馬」語りの森HP/世界の民話⑫ぎょうせい
「ラプンツェル」子どもに語るグリムの昔話/こぐま社
「あゆはかみそり」子どもに語る日本の昔話/こぐま社

 

読書週間に合わせて毎年この時期にこの中学校にうかがっています。
各学年3クラス。学年ごとに分かれ3つの空き教室にスタンバイ。1クラスずつ1時限ごとに入れ替わってもらって進めました。
1、2年生は語りによるおはなしを聞いたことのない子どもたちが半数くらいいます。

1年生は中学生になったばかりで日々の緊張や生活サイクルの変化からか少し疲れているような印象だったそうです。この時期は毎年そうかもしれません。聞きやすいおはなしを意識するのがよいのでしょうか?
「地獄に行った吉兵衛さん」の【来年の話をすると鬼が笑う】というのは子どもたちも先生もあまり響かなかったようで、、。今頃はお家でもそんな話はしないのでしょうか?

全体的に中学生は大きな反応はありませんが「よく聞いてくれる」につきます。最初から最後までよく集中して聞いてくれるなぁと思いました。笑い声こそ起きませんが(悲)笑い話も楽しんでくれている様子も感じられます。
3年生に語ったAさんは子供たちの聞く力に引き込まれそうだったと言われました。私も途中自分がどう立っているのか一瞬わからなくなり踏ん張らなければと思いました。

私はこの度初めて中学生に語りました。とても楽しかったです。こんなによく聞いてくれる中学生に語る機会をいただけることに感謝でいっぱいです。それとともに年一回、さらにコロナでその機会もどうなるかわからない今、子どもたちに何を届けなければならないのか焦りにも似た気持ちで考えてしまいます。とにかく来年にはしっかり準備して臨みたいと思いました。