月別アーカイブ: 2024年12月

12月のあったかペーチカ

寒さが身体にこたえますね。この時期は湯タンポで布団を温めてから床に就きますが、これが私の病み付きでして、寝付きがよくてたまりません。さてさて、今回のおはなし会は…

パティルの水牛 『語りの森昔話集6プレッツェモリーナ』語りの森

やきもち和尚『日本の昔話1』おざわとしお再話 福音館書店

おなべとおさらとカーテン『村山籌子作品集1 リボンとゴムまりと月』ジュラ出版局

マリアの子『語るためのグリム童話1』小峰書店

スイカの種『新編世界昔話6』社会思想社より再話

森の家『語るためのグリム童話7』小峰書店

こびとのおくりもの『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』語りの森

貧乏神 語りの森HP

Mさんの絵本紹介

へびのニョロリンさん』富安陽子 文  長谷川義史 絵 童心社

りょこうにいこう!』五味太郎 偕成社

いかあげたこあげ』高畠じゅん子  作 高畠純  絵 偕成社

ごはんのつぶとおこめのつぶ』二宮由紀子 文 いとうひろし 絵 アリス館

10名の参加がありました。今回もさまざまなおはなしが揃いました😆若手・中堅・ベテラン語り手の垣根を超えて、意見交流の場です。語って、話して、聴いて、先輩に教えてもらって、ヒントをもらえる場ですね。時間をかけて自分で気が付くことが一番いいのですけどね、何でわからないんでしょうかね(自分の事)、時間のかけ方とイメージが弱いからでしょう!覚えたおはなしは、なるべく色んな場所で何回も語って、その二点を強化したいところです。短い冬休みに3学期の準備ですね~。語り手の皆さま、体調に気を付けてお過ごし下さい~!

次回は1/9(木)です。

こども園おはなし会 11月12月🤶

まとめて失礼!
こども園のおはなし会です。

11月18日

4歳さん 1クラスずつ2回

ろうそくぱっ
おはなし「おはなしかめさん」『朝鮮の民話』 瀬川拓男・松谷みよ子著/偕成社
ろうそくぱっ

「ならの木の実」は「どんぐり」に変え、「長者」は「大金持ち」に変えましたが、それでも足りません。まず「小判」が分からない。「昔のお金」と説明しましたが、お金がいっぱい落ちてくるのに感動できない子どもたち。そやなあ、カード払いやからなあ。大金持ちのありがたみが分からへんのかなあ。「倉」も分かりません。そんなこんなで、とっても盛り上がりに欠ける「おはなしかめさん」になってしまいました。
時代は変わる(;´д`)ゞ

5歳さん 1クラス

ろうそくぱっ
おはなし「三枚のお札」『日本昔話百選』稲田浩二・和子/講談社
ろうそくぱっ

これはてっぱん。
子ども「はや!」「みじか!」
わたしはストレス発散。

12月16日

4歳さん 1クラスずつ2回

ろうそくぱっ
おはなし「ホットケーキ」『おはなしのろうそく18』東京子ども図書館
ろうそくぱっ

クリスマスも近づいてきたからでしょうか。
どちらのクラスもノリノリで、「7にんのはらぺこぼうず」からずっと笑い続けでした。こんなときは、笑いの合間を縫って次の言葉をいうんだけど、「おじさんぽじさん」と言おうものなら、またひっくり返って笑っています。
「おしまい」っていったら、ころんころんひっくり返った子どもたちで床がいっぱいでした~

5歳さん 1クラス

ろうそくぱっ
おはなし「三匹の子ブタ」『イギリスとアイルランドの昔話』石井桃子訳/福音館書店
絵本『たれてる』鈴木のりたけ/ポプラ社
ろうそくぱっ

このクラスは、絵本を読めとうるさいので、持って行きました。が、まずは「三匹の子ブタ」
初めは余裕で聞いてたんだけど、かぶの所まで来るとぐっと集中しましたね。1匹目と2匹目がおおかみに食べられたので、これはちょっと違うぞって思ったらしい。3匹目がどうなるか、スリル満点で聞いてました。
りんごの所まで来ると、「4時!」「4時!」
シャンクリンの町まで来ると、「2時!」「2時!」
「ははあん、それじゃきみは、ぼくをみてこわがったんだな」のあたりからは、子どもたちみんな子ブタになって、めっちゃ得意そうな顔。
「なべのなかにスポンと落っこちてしまいました」で、「やった~!」
おしりをなでて熱い熱いとして見せる子もいます。でもね、
「おおかみを煮て晩ご飯に食べてしまいましたとさ」っていったら、一瞬きょとんとしてから、お腹をかかえて大笑いしていました。やっぱり、ころんころんひっくり返った子どもたちで床がいっぱいになりました。

 

一年、お疲れ様で~す😊

 なんと今年が終わろうとしています~😢 時間が経つの早くないですか⁉ 
12月14日土曜日の図書館おはなし会は、さすがに12月も残すところあとわずか……ということもあり、館内しずか目でしたが、お父さん方がじゅうたんコーナー中央に来てくれると、みんなそれにつられて寄ってきてくれました😊
 子ども 8人 おとな7人

手あそび メリークリスマス
手あそび ろうそくぱっ
おはなし 「七人さきのおやじさま」『世界のむかしばなし』瀬田貞二 訳/のら書店
絵本 『はやくあいたいな』五味太郎/絵本館
絵本 『クリスマスのまえのばん』』クレメント・ムア 作/ターシャ・チューダー 絵/中村妙子 訳/偕成社
絵本 『おいものもーさん』岡田よしたか/ブロンズ新社
絵本 『だっぴ!』北村直子/こぐま社
手あそび さよならあんころもち

 手あそびのあとヤンさんが「おじいさんって何歳くらい?」ときくと、子どもたちが「60さい!」ふむ、年少さんくらいの子にしてはできた答えです。
 それにしてもこのおはなし、ほんとおもしろいですよね😊七代も同居しているわけがないとわかっていても、ほんとはいるのかも~!? と、どんどん年取ってでてくるおじいさんに期待がめっちゃ膨らみます。ナンセンスといえば、『おいものもーさん』無茶苦茶ですよねぇ。でもとってもおもしろかったです。子どももお父さんも喜んでいましたねぇ。ヤンさんの関西弁ズルすぎです。ほんとに、今年も一年たくさん笑わせていただきました。ありがとうございました。
 ところで先日『語りの森昔話集6 プレッツェ モリーナ』を購入させていただいたのですが、なんてかわいいの💓 クリスマスプレゼントみたい💓 思わぬプレゼントをもらったようでウキウキと帰ってしまいました。さて、図書館おはなし会は、来週が年内最終です。寒い日が続きますが、風邪などひきませんように~

おはなし入門講座第三回

入門講座第3回目の報告です。

今回のテーマは
おはなしの覚え方・語り方

まず講師の方の語りから。
「三びきの子ブタ」
イギリスとアイルランドの昔話
石井桃子編訳/福音館書店

①ストーリーを覚える
つまり
自分がしっかりイメージする
その手順は
・声に出して全体を読む

・映画を見ている様にイメージしながら声に出して読む

・テキス卜を見ないで粗筋を書き出す

・テキストを見て確認、抜けてたら足す

・意味段落に分ける
形式段落ではなく、時間の経過、場面転換に着目して分ける

②言葉を覚える
・五感をFullに働かせイメージして覚える
・イメージするのは言葉には現れないが、語りにリアリティーが出る
・丁寧にイメージしながら声に出して自分の耳に聞かせる

③大切なこと
・話自体をしっかり届ける為にどの段落も同じ回数練習する事が大切
・覚えるのに時間をかけること
1つの話に向かい合う時間が長い程、理解出来る
・言葉を正しく覚える

◎どう語ればいいの?
・語り手は聞き手にお話を届ける媒体にすぎない。つまり黒子にすぎない。自分を出す必要はない。
・見える様に語る。演じるのではなく、わかるように素直に語る

講義後、質問タイム
・語りは関西語ベース?標準語ベース?

自分のアクセントでOK
わざと何かにすると借り物になる
・1回覚えたら、いつでもスッと語れる?

何回も人に語る事で自分の語りが育つ
・登場人物によって声色は必要?

必要でない。例えば…大きい声ってのは、本当に大きい声を出す必要はない、普通の大きさで大きい声の様に語るなど
語りの経験をつむことが大切
・途中で忘れたら?

忘れても最後まで語ること!お話は最後が一番大事だから。
・間は?

意味段落の切れ目が間の切れ目
・語る時の視線はどこ?

次回最終回!
1/7(火)
受講生の方が自ら選ばれたお話を
お話し会形式で!
楽しみです~!

以上。

お疲れさまでした!

12月の語りクラス

「知らん間にもう12月や~」
秋の気温が高かったからか、今年は多くの人がそんな風に感じている師走の訪れではないでしょうか。
この日の私は”12月は車の量が多い上に道路工事も多くて渋滞しがち”ということを家を出てから実感…赤信号を上目遣いで確認しながら遅刻の報告の電話の最後、ざわめきの向こうのヤンさんの「気いつけて来てや~」という声にハッとして、前の車との距離に余裕を持ち直しました(バックミラーにグイグイ車間距離を詰めてくる前のめり運転のおばはんがうつっていたことでしょう…)

そんな私のドタバタをよそに、12月の語りクラスはなごやかに始まっておりました(なんとか1話目の途中から合流、お話の途中にごめんなさい<(_ _)>)

手遊び
「かきねのかきねの」

語り
長靴をはいたねこ 『語りの森昔話集6』/ 語りの森
小さなからす / 語りの森H.P.
松の木のお伊勢まいり 『日本の昔話4』/ 福音館書店
鉄のハンス / 語りの森H.P.

ヤンさんの語り
かしこいモリ― 『おはなしのろうそく1』/東京子ども図書館

「初級クラス」と「中級クラス」が合体して「語りクラス」となってから”自分の語りの課題を語った後で共有する”ということが課題になりました。そのことが私自身にとってはとても難しく感じていました。お話を選んで覚えて語るだけで精一杯な自分、まだ語りながら聞き手の立場に立って聞けていない自分、お話への理解、言葉ひとつひとつへの理解が十分でない自分。理由はわかっても、わかるとできるは違うんですよね。
それが今回、「鉄のハンス」を語った方の語り&ご自身の課題と、それに対するヤンさんの講評を聞かせていただいて”こういうことかぁ”と!落ちた気がしました。
このお話をどんな風に語りたいと思っておられたかが、語り方と一致していてうなずける!そしてそのチャレンジに対してもっとこうしたらいいという講評がしっくりハマる。なるほどなるほど!
はい、学びを糧にまたお話選びから始めまーす(‘ω’)ノ

次回の語りクラスは2月18日(火)です
ノート式 次回p.21~です

皆様、メリークリスマス&良いお年を~~~❤