「勉強会」カテゴリーアーカイブ

児童文学を読む会💖

2日(金)は、児童文学を読む会でした。
報告です~

いまは第八章「絵本」を読んでいます。
絵本の歴史として、前回はウォルター・クレインについて学びました。今回はその続きで、ケイト・グリーナウェイ、ランドルフ・コールデコットの絵本を見ました。

グリーナウェイも素敵なんだけど、ヤンはコールデコットにとっても惹かれました。
躍動感があって、ユーモアたっぷり。
次はどうなるんだろうとわくわくしながらページをめくる絵本の構成は、コールデコットが生み出したんだそうですよ。
みなさん、ぜひ読んでくださいね。
国際児童文学館の「ヴィクトリア朝の子どもの本」のサイトからも見られますよ。「エドマンド・エヴァンズと3人の絵本作家たち」のところ、クリックしてね。

教科書はリリアン・H・スミス『児童文学論』ですが、そこにとどまらず深められたらいいなあと思っています。
それで、今回は、Oさんが、ビアトリクス・ポターについて調べて報告してくださいました💖
ポターの生い立ちを始め、略歴を追いながら、彼女の絵本について説明してもらいました。
で、ここまで詳しく教えてもらったら、実際にその目で読まなくっちゃと思いました。
それで、次回までに、ポターの本をぜんぶ読んでくるのが、宿題です。
Oさん、ありがと~~~

それから、Mさんが、たくさんの本を集めてきてくださいました。ありがとう~💖
なかなか次に進めないけど、じっくり楽しみたいと思います。

ところで、次の語りの森の遠足はイギリスの湖水地方に決定しました。
ポターの作品の舞台をじっくりめぐりたいので、村上ツーリストに頼もうと思います。
ただし、宝くじが当たることが条件です。

途中参加OKなので、興味のあるかた、どうぞ~

10月度 初級クラス☽

初級クラスの語りは毎回7話までと決まっており、その月のクラスで次月のエントリーをします。ただ、語る予定であった方が欠席されることがよくあります。し・か・し、「代わりに誰か語りたい人~?」と聞くと必ず手が挙がり、毎回7話のおはなしが楽しめます。みなさん日々熱心に勉強されているなぁと感じます。

今月の語りは・・・

①「にぎりめしころころ」  『日本の昔話4』/福音館書店

私が語ったのですが、覚える中で出てきた疑問点をヤンさんに聞いてみました。

「竹の皮をひろげました」と「竹の皮をひらきました」と違う言葉で繰り返しており、覚えにくかったのですが、「ひらきました」に統一してよいそうです。

「洞穴」と「洞穴」という文が出てきます。みなさん、「に」と「へ」の使い分けはできていますか?「に」が到達点そのものに焦点が当てられているのに対して、「へ」はそれよりも広い範囲、つまり到達点とともにそれに向かう経路や方向性に焦点が当てられています。 「洞穴へ」の場合は、洞穴へ向かう情景をイメージしながら語るといいそうで、意識したいと思いました。

また、「家(いえ)」と「家(うち)」の読み方ですが、ヤンさんは「いえ」は建物だけを指す場合、「うち」の場合は生活する(中身のある)空間として使っているそうです。ルビが振ってある場合は、その通りの読み方で語りましょう。もしルビがない場合はどちらでもいいそうです。

②「雌牛のブーコラ」  『語りの森HP』/村上郁 再語

このおはなしは前半の男の子がブーコラを見つけるまでの3回の繰り返し、後半のトロルから逃げる3回の繰り返しが面白いですね。北欧のおはなしでは、旅に出かけるときは「新しいくつ」を持っていくことが多いそうです。

トロルから逃げる場面で毎回ブーコラがしっぽの毛に向かって、「空を飛ぶ鳥でなければこえられないほどの大きな大きな川になれ」と呪文のように唱えます。長い文ですが、テキストにも「、」がないように、一息で語りましょう

細かな点では、「どこまでもどこまでも歩いていきました」とありますが、遠くのほうをイメージしてしっかりと語ることが大切です。

③「とらとほしがき」  『語りの森昔話集2 ねむりねっこ』/村上郁 再語

⑥にもあるように二人の方が語られました。これからの季節にピッタリのおはなしですね。二人とも句読点で間を取ってしまうところがありましたが、テキストに書かれている句読点は読むときに理解しやすくするためのものであり、間を開けずに語る練習をしましょう。

④「大木の秘密」  『日本の昔話4』/福音館書店

⑤「ヤギとコオロギ」  『子どもに語るイタリアの昔話』/こぐま社

⑥「とらとほしがき」  『語りの森昔話集2 ねむりねっこ』/村上郁 再語

⑦「こねこのチョコレート」  『おはなしのろうそく20』/東京子ども図書館

4歳のジェニーが弟のクリストファーの誕生日プレゼントに買ったこねこのチョコレートを、我慢できず食べてしまうおはなしです。会話文の後に、「と〇〇がいいました」と何度も出てきますが、明らかに誰がはなしているか分かる場合は削除しても問題ないそうです。

10個あったチョコレートが一つ、また一つと減っていきますので、数の部分は飛ばさず、必ず語りましょう。

次回は11月13日(火)、いつも通り中央図書館にて10時~です。

おはなし入門講座🌸

今年もおはなし入門講座が始まりました。
「わお~、なつかしいなあ」って思ってくださっているあなた💖
あなたにもそんな初心なときがあったのですよ😊

ことしもやはり「えっ❣ 覚えるんですか❓」というかたが数人いらっしゃいました(笑)
え? あなたもそうだったって?
で、だまされてここまで来てしまったって?
でも、たのしいでしょ。それでいいのだ。終わり良ければ総て良し。

なぜ十年も二十年も入門講座を続けているかっていうとね。
もとよりわがサークルのメンバーを増やすためではありません。だって、がらがらどんはメンバーは4人までって決めてるからね。(そう、うちはめっちゃ弱小なのだ)
語る人を増やすため、いや、お話を聞かせてもらえる子どもを増やすためです。
いろいろな考えの語り手はいるけれど、ヤンは、「自分のためではなく、子どもに語りたいって思う語り手」を増やしたいの。
わたしたちの未来のために。
相手は、わが子、わが孫、近所の子ども、図書館に来る子、地域の小学校の子ども・・・

言い古された言葉だけれど、おはなしに上手下手はありません。
あるのは、愛だけ💖
それと、うまく伝えるための技術がある。
ババ・ヤガーはその精神と技術を学ぶところ。

今年はメンバー14名で始まりました。
赤ちゃん連れのお母さんからおばあちゃん世代まで、いつも幅が広いのが楽しいです。
12月の発表まで、頑張ってついてきてくださいね。
今は自信がなくても大丈夫。誰でも最初は初めてです(笑)

再話勉強会📖

ババ・ヤガーの再話勉強会は、4カ月に一度あります。
メンバーが、再話したい昔話資料を持ち寄り、みんなで再話します。
前もってお家で予習してくることになっています。しっかりやってくる人、電車の中でやって来る人、出たとこ勝負の人、いろいろですが、勉強会では、みな集中します。
集中しすぎて、ぼ~っとなるので、ヤンはちょっとほかのことを考えたりします(笑)

語り
「はらぺこきつね」『世界の民話3北欧』櫛田照男訳/ぎょうせい より再話
「金の斧」『山城和束の昔話』京都府立総合資料館 より再話
前回仕上げた再話を語って聞いて確認しました。
机の上ではOKでも、語ってみると語りにくかったり、聞いてみると分かりづらかったりするものです。今回も、それぞれ2~3カ所変更しました。
どちらも短いけれどよくできた話で、みなで「語りたいねえ」といい合いました。

検討
「三羽のチョウ」『出雲の昔話』立石憲利他編著/日本放送出版協会
「なんでもないもの」『フィンランドの昔話』高橋静男他訳/岩崎美術社

「三羽のチョウ」は色彩もきれいで三回のくりかえしも軽やかです。それをいかに生かすかが腕の見せ所(笑)
短い話なので、どうしても言葉を入れたくなるのですね。説明しないで感じさせる・考えさせる再話をめざしたいです。
この話は「兄弟仲良く」を解いていますが、兄弟に限らず「人間同士仲良く」がテーマの類話があります。再話するとき、語りついだ人の思いに敬意を表して、テーマは変えてはいけません。

「なんでもないもの」は、北欧らしい話です。
長い話なので一度の検討では終わらず、きょうは前回の続きをやりました。
原話には、矛盾点がいくつもあって、何とか回避しながらやって来ましたが、いよいよ大団円になって、矛盾をどうすることもできなくなりました(笑)
もういちど次回に持ち越しです。
この話は『かぎのない箱』ボウマン・ビアンコ文・瀬田貞二訳/岩波書店所収の「どこでもないなんでもない」とほとんど同じです。読み比べてみましたが、「なんでもないもの」にあるような矛盾はなく、本当に楽しめました。ただ、読み物になっているので、このまま語ると聞きづらいです。

10時から15時まで、みなさまお疲れさまでした。
でも楽しかったね~といってお開きになりました💖

9月研究クラス 🌰

暑い暑い夏を乗り越えて、地震と台風を乗り越えて、やっと学びの季節がやって来ました。
残暑のなか、研究クラスの熱い発表がありましたよ~

レポートと語り
「きんぷくりんとかんぷくりん」
「きんぷくりんとかんぷくりん」は、和歌山に伝わっている話を、発表者のグループが、かつて再話した話です。
キンプクリン、カンプクリン、という音に興味があって調べ始めたとのことです。
話型名は「いかとするめ」
類話を比較しようと、日本昔話通観、日本昔話集成、日本昔話大成から、資料を集められるだけ集めてきて詳細に比較してくださいました。全部で27話です。その一覧表のすごいこと。めっちゃ面白いのです。
「キンキン、カンカラカンノカン」「ジョジョラノジョン、ガガラノガン」「ヌラクラ、ヒッカラカン」・・・。
笑い話に属する、とんち話です。だから、大分では主人公は「吉四六さん」になっています。
落語にもあるということで、当日ユーチューブで聴かせてもらいました。落語の題は「テレスコ」です。「テレスコ、ステレンキョウ」
かぶちゃん、落語家、だれやったっけ?おもしろかったね~
さらに、各話を日本地図に落として、分布図を作ってくださっていました。
うひょ~~
この話は東北と西日本に分布していて、なぜか関東地方と近畿地方にはありません。
なんでないのやろか?
落語のせいやろか、と思いましたが、鎌倉時代の文献『沙石集』にもあるとのこと。ずっと古いんですね。

語り
「なまくらトック」
ずいぶん慣れて楽しく語られているなあと思いました。
この話は演じないと面白くない話です。でも、だからといって、登場人物の気持ちになりきると、リアルになって面白くありません。かご(ヤシの木、葉っぱ)とトックの対照的なキャラクターをばちっと決めてしまって、やりとりを楽しみます。
かごはどこまでも朗らか元気に。トックはどんどん怠け者になっていく。で、ふたりの落差が激しくなって、最後の嫌なものをつめて帰ってくるところがピークね。うまくやれば子どもたちは飛びあがって叫びますよ(笑)
「銀貨」
これも、ずいぶん慣れて、ああ自分のものにされているなあと思いました。
最後の所は、ふっと涙が出たよ。
だれだって、偽物扱いされたり役立たずっていわれたりするでしょ。そんなことない?ヤンはあるよ😿

比較研究
「呪的逃走」のモティーフ
ケルトの昔話「鳥たちの戦争」「スモール・ヘッド」を読みました。呪的逃走を探すのも比較するのもおもしろいけれど、読むだけでも面白い。語りたいなあと思うけれど、長すぎる~
一覧表を秘密基地で更新しているので見てくださいね。

はい、きょうは、パソコンの調子の悪いかぶちゃんに代わって、ヤンが報告しました~
補足をよろしく~💖