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かわっていくもの、かわらないもの

もう10月ですね。お天気でしたね!今日はがらがらどんでした!
気の合う仲間はお話まで気が合うのか……
と、いうことで、手遊びのどんくりころちゃんじゃんけんからはじまり、
 「この世の光」 『語りの森昔話集1 おんちょろちょろ』 村上郁 再話
 「まぬけなトッケビ」 『おはなしのろうそく30』 東京子ども図書館 
 「この世の光」 『語りの森昔話集1 おんちょろちょろ』 村上郁 再話
 「三枚のお札」    『おはなしのろうそく5』 東京子ども図書館
 「まぬけなトッケビ」 『おはなしのろうそく30』 東京子ども図書館
 「アナンシと五」   『子どもに聞かせる世界の民話』 実業之日本社
 「ボタンインコ」『天国を出ていく』エリナー・ファージョン作 岩波少年文庫
絵本の紹介『地球をほる』『こけしがこけて』『ごちそうの木』『ぱかっ』ほか、
でした! 同じ話が2つも!すごいなあ~

スペインの昔話「この世の光」に出てくる‘文字が縦に書いてある本’は
アイルランドなどにも出てくるんですって!
真っ暗のなかに光が一つ(あるじが使っていただろう杖の明かり)、
暗闇のなかを声をたよりに歩く兄弟……
子どもにイメージさせてあげられるように語りたいんだけど、うまくいきません。
でも、何回も語るうちに、おはなしのリズムや言葉もかわっていった、と
「三枚のお札」「アナンシと五」でおっしゃっていたので、
聞き手と呼吸を合わせることで、自分にとってのこのお話の姿も
見えてくるのだろうと思っています。

さて、そして、「ボタンインコ」ですが、私は、やっと、わかりました。
ファージョンを大好きな人は考えなくても理解できるのかもしれませんが、
頭ではファージョンのいわんとしていることはわかるのですが、
子どもの頃はどうしても拒否反応があったというか。
それが、きょうストンときました。
「(スーザンの)‘こいピンクの人生‘といもの(=しあわせな人生)を、
 相手(聞き手)に思ってほしい、というように語る」……
心底このしあわせが尊いものと思えるようになって良かった……
私もこの話覚えて本当に良かった!

ちょっと長くなるのですが、私、「杉山亮のものがたりライブ9」に
行ってきました! 9月25日のゲストが松岡享子さんの日です。
おっもしろかったので、皆様にご紹介いたします。
<午前の部>
手遊び もしもしかめよ
手遊び あり、かに、すずめ、どらえもん、人間の拍手
おはなし 「ねず天パーティー」
松岡享子さんのおはなし 「なまくらトック」
            「おばけ学校の三人の生徒」
松岡享子さんへの質問タイム
言葉あそび なまむぎ~、となりの客は~、ぼうずが屏風に~、
      赤巻紙、青巻紙、黄巻紙、茶巻紙
      東京特許許可局局長  今日急遽休暇許可却下
      右目右耳右眉毛右耳にミニにきび  アンドロメダ座だせ
おはなし 「安達が原の鬼婆」    

<午後の部>
はじめの手遊びは午前と一緒
県名クイズ すべってころんで (答えを会場の人がいう)おおいたけん
      こずかいもらって             とくしまけん
      花がきれいに               さいたまけん      
      山があっても               やまなしけん
      テストで100点                とっとりけん
      涼しい風が                ふくおかけん
      ヤギが三びき               みやぎけん
                   などなどすべての県がありました。
おはなし  「びんぼうくじをひくな」
松岡享子さんおはなし  「ひなどりとネコ」(仲間が語ったもの)
            「ホットケーキ」
           詩「翻訳」
手遊び   カエルのあまごい(藤田浩子さんより)
おはなし  「三方目出鯛」

杉山亮さんは「おはなし」ももちろんすごいのですが、つなぎというのか、
それも含めて「おはなし」のようになっていて、すごかったです。
おもしろかった!「しながわさん」にあってみたくなっちゃう。

松岡享子さん、学校以外でおはなしするのは1年ぶりだそうです。
……ご病気されたとのことで、声が以前よりハードボイスなかんじで、
―自分でも自分の出した声にびっくりしてしまう、とおっしゃっていましたが、
おはなしは、ほんとに心がこもっている語りでした。
子どもに喜んでもらいたい、楽しんでもらいたい、
という気持ちがとっても伝わってきます。
会場のみんなが松岡享子さんの背中をおっていて、そしてそれでよかったんだと
感じているような気がしました。ほんとに愛すべき人なんだと思いました。
本を買ったとき、「楽しかったです。ありがとうございました」と挨拶すると、
まるで私を覚えていたのかなと思わせてくれる笑顔。
ほんとうにいつも素敵な笑顔なのです。
ライブでないと受け取ることのできないものをたくさんもらいました。
こんな機会をくださってありがとうございました!

 

おはなし入門講座 🌞

さてさて、入門講座が始まりました~
毎年、とっても楽しみなのです。あたらしい出会いっていいですね💖
今年は12人で出発です。

今までみたいにチラシ配布だけじゃなくて、ホームページでも募集したので、遠方からも受講してくださっています。ありがたいことです。
おはなし(だけじゃないかもしれないけど)って、けっこう地方色があるんですよね。
だから、いろんなところの人たちが出会うって、とっても刺激になる。
だから、うれしい。

今年も、お子さまといっしょに図書館のおはなし会を聞きに来ている常連さんが参加されています。
これもうれしい。
がらがらどんのメンバーもみなおはなし会の常連だったし、京田辺市の語り手の多くが元おはなし会常連さんです。
子どもに語る場にいて、私もしてみたいと思ってくださるのがうれしい。

幼稚園でチラシをもらってというかたもいます。
京田辺市では、すべての市立幼稚園で、ボランティアによる毎月一回のおはなし会があります。
でね、じつはそのボランティアも全員ヤンのおはなし入門受講生だよ。先輩に続け~(笑)
幼稚園でおはなし会が始まってもう20年近くなると思う。・・・何年生きてるねん?
始めたころのがらがらどんの目標は、市内のすべての子どもにおはなしを! だった。 なつかしいなあ(笑)

おはなし、まったく初めての人、自己流にやっている人、みなさんそれぞれに目的があります。
おっと、なんとなく、というのも目的だよ。そう、なんとなくが、いちばん縁が深いと思うよ。
で、だから、疑問質問がいっぱいあると思います。
まずは、目の前の宿題をこなしながらついてきてくださいね。
そやねん、宿題があるねん(笑)
体験することで自然に解決していくこともたくさんあるからね。
もちろん、私の持っているものはすべて提供します。いつものようにね~

たった4回だけど、やってよかったなって、みんなが思えるような講座にしたいな。
よろしく~
ほんで、今年参加できなかった人も、来年またやりますから、お楽しみに~

9月のがらがらどん

こんにちは。
ヤンさんが書いてくださっている通り、先日9月のがらがらどんがありました。
夏休みで一回お休みだったがらがらどんに行ってみたら、絵本のMさんが久々に来てくださっていたり、以前からの知り合いではありますが、がらがらどんではめったにお会いできないかたがたのお顔が!!

なんかいいことがありそうな(^◇^)

では、おはなしのタイトルはこちらです。
「馬の首」 『おはなしのろうそく29』東京子ども図書館
「お盆のいわれ」 出典不明
「頭の大きな男の話」 『日本の昔話4』おざわとしお再話 福音館書店
「かしこいモリー」 『おはなしのろうそく1』 東京子ども図書館
「大工と鬼六」 『日本の昔話2』おざわとしお 福音館書店
「かえるの王さま」 『語るためのグリム童話1』 小澤俊夫監修 小峰書店
「ススペチッチッ ススペランラン」 『アイヌの昔話 ひとつぶのサッチポロ』萱野茂 平凡社
「羊飼いと噴水」 『兵士のハーモニカ』ジャンニ・ロダーリ作 岩波少年文庫
新刊絵本の紹介

「大工と鬼六」は、日常語でした。
アイヌのおはなしは、独特の雰囲気がありますね。
わたしはまだ1話も挑戦したことがありません。
聞き手専門ですが、いつかは挑戦してみたいです。

「カエルの王さま」を語らせていただきました。
数日前にあった勉強会でこの話を語り、ヤンさんにアドバイスをしてもらったので、「宿題を何とかやってきたけれども正解しているかどうかわからないという不安な気持ちで出頭しました」、みたいな気持ちで語りました。
でも、あんまり日が開いていないうちに聞いてもらえる場があってよかったです。
一人では変えたつもりが変わってない、なんてことが全然わかりませんから。
宿題を何とかやり終えたし、ほかのかたのいろんなお話を楽しく聞けたし、絵本もたくさん読んでもらったし、よい一日でした。

次回は10月1日(日)です。
ではみなさん、また来月\(^o^)/

7月 蝉の声

三連休はいかかでしたか?ゆっくりお休みできましたでしょうか?
わたしは、連休のまんなかに行ってきました!語りの屋根裏部屋に!
(こんなネーミングだったっけ?)
みんなが集まれば、
あの話のここは?
わたしは、イメージしにくいみたいだから、こう言ってるよ。
なんて始まって。
ここは、初心者だろうが経験豊富だろうが、ざっくばらん。
おもしろい話ができるところなんです。
今日のキーワードは、「イメージ」
これ、めっちゃ大事ですよね!今日はラッキー!
 お話の題目です。
「エパミナンダス」   おはなしのろうそく1 東京子ども図書館編
「ふたりのあさごはん」 おはなしのろうそく16 東京子ども図書館編
「三枚のお札」     おはなしのろうそく5 東京子ども図書館編
「くさった風」     こんにちは、昔話です 小澤ばなし研究所
「ヤギとライオン」   子どもに聞かせる世界の民話 実業之日本社
「かも取り権兵衛」   日本の昔話2 したきりすずめ 福音音館書店
「ヤギとライオン」   子どもに聞かせる世界の民話 実業之日本社
「三枚のお札」     日本昔話百選 三省堂

先日、大阪大学で行われた、日本昔話学会のことなど、どうだった?
なんてところから、今日のお話のあれこれを含め、
今日は、「子どもがイメージできる語りを」についての流れになりました。

子どもが、静かに、おとなしく、よく聞いてくれた、だけでは、
せっかくストーリーテリングしているのだから、もったいないですよね。
イメージしてもらうには、
まず、言葉が一つ一つ、はっきり、ちゃんと聞こえることは、大前提。
そして、そしてです。
人間って、いろいろなんですよね。
育ったところの言葉づかい、長年の話し方のクセ、声の大きい小さい、声の色合い……
さまざまなことが、子どもにイメージさせることのジャマになったりします。

でも、一方で、岩手の全くわからない方言での語り手の話が、
頭の中に、ぱぁっとイメージがひろがった、ということもあるそうです。
どんな形であれ、語り手に、イメージさせる力があるか、が問われることになる
ということです。

その力ってなに? どうやったら私も、
「ミアッカどん」で、最後のところ、「足は?」って言ってもらえるようになるの?
「かも取り権兵衛」で医者どののこと、「おまえのほうがなにしてんだ」
と突っ込んでくれくようになるの?

どうしたら、どうしたらの思いはたくさんありますが、でも、まずは、
一言一言がちゃんと聞こえるように語って、
どの言葉、語句、どの文章をはっきり伝えるかを、わかって語って、
そして、なにより、聞き手のために語る。
これを、「子どもにイメージさせる力をつける」の「基本の教え」にします!
基本ができてなくては、ステージアップもできないもんね!

カルミナ・ブラーナ 🎵 ❤

歌いました!
きょう、本番でした!
聞きに来てくださったかた、ありがとうございました!

覚えたはずが、いざとなったら口に出ないという後悔はさておいて(笑)
すばらしい曲でした。
とにかく楽しかった。

マエストロの高関先生が、終わってから、「楽しかったでしょ。人生はそうでなくちゃ」とおっしゃった。
涙が出た。
1月から今日までの半年、いろんなことがあった。
辛いことも、しんどいことも、みんなきょうで帳消し!
いろいろあるけど、ほんっまいろいろあるけど、一瞬の人生、楽しまなくっちゃ、もったいない。

きょうの心は、完璧、カルミナ・ブラーナよ~♫