月別アーカイブ: 2015年2月

ちょっと失敗 byぽん

ぽんです。
某保育所4才さんに行ってきました。
12月に行って、一ヶ月空いての今日。
約30名、ろうそくなし、30分程度
プログラム
語り 「こすずめのぼうけん」 
      ルース・エインズサース/作 石井桃子/訳 福音館書店
絵本 「きらきら」 吉田六郎/写真 谷川俊太郎/文 アリス館
絵本 「おふろだいすき」 松岡享子/作 林明子/絵 福音館書店
10時からだったんですが、一人ぎりぎりに登所した子がいて
その子の用意が整うまで待って、お話会を始めました。
とってもよく聞いてくれる子たちなので、いけるかなっと思って
「おふろだいすき」にしたんですが、
集団としては、OKだったとは思いますが、
個人個人では、ちょっとしんどかった子もいました。
全体としてはこれぐらい聞いてくれば、「良く聞いてくれました」となるんだろ
うけど、
やっぱりそれでは、あかんように思います。
「こすずめ」と「きらきら」はいい感じやったんだけどなっ。
ちょっと失敗プログラム。
ぽん

せめぎあい byぽん

ぽんです。
きょうは保育所の3才さんでした。
20数名。ろうそくあり。
プログラム
人形 「くまさんのおでかけ」
語り 「おだんごぱん」 同名絵本 福音館書店
絵本 「たべたのだあれ」 五味太郎/作 文化出版局
絵本 「すてきすてき」 岡井美穂/文・絵 福音館書店
絵本 「ティッチ」 
      パット・ハッチンス/作絵 いしいももこ/訳 福音館書店
何が「せめぎあい」なんでしょう?
自分の思ってることをしゃべりたい。
おはなしも聞きたい。
絵本も読んで欲しい。
でもやっぱり自分もしゃべりたい。
(しゃべりたいが2回なのよね)
この3つのせめぎあい。
「さあ大変」の3才さん。
私が子ども達のいる部屋に入ると、そのせめぎあいMAX。
「おだんごぱん」
やっぱり、「おじいさんとおばあさんのんやのにきつねさんが食べた」と、言わ
れました。
私の語り方が悪い???
ぽん

昔話と音楽 byぽん

ぽんです。
1/30に小澤俊夫先生の「昔話の音楽的性質」の講演会を聞きに行ってきました。
そして、次の日に大阪市住之江区にリコーダーの発表会を聴きに行ってきました。
その後、今まで、「昔話と音楽」についてずーっと考え続けています。
リコーダーの発表会って・・・???と思う方が大半だと思うのでちょっと説明。
わたし、リコーダーを習っております。もう10年近くになります。
そう、あの小学校と中学校の音楽でやるあのリコーダーです。
小学校でやるソプラノリコーダーなら、今、100均でも売ってますよね。
あれです。
もちろん、100均のは使こてませんよ。
リコーダーにも、ちゃんとプロの演奏家の方がいらっしゃるのです。
そのプロの演奏家、結構その世界では有名な方の、門下の発表会に行ってきました。
(実は私も門下の端くれです)
皆さんの演奏もすばらしかった。
そして、その先生の演奏が、本当にすばらしかった。
演奏っと言って良いのか・・・。
どう言えばわかっていただけるのか、わかりませんが、
とにかく、先生は、ただ、楽器を吹いておられるのではなかった。
いや、実際には吹いてはったんですよ。
でも、私には、先生が聞き手に何かを訴えておられる、
日本語ではない、何語かわからない言葉で、切々と訴えておられる、
そして、聞き手の私たちは、その訴えを耳をこらし聴いている、
言葉としては、分からないんだけど、
聞き手の心の中に、その訴えてる先生の気持ちが、先生の心の動きが
入ってきて、それで、聞き手の心がいっぱいになる、
そんな感覚がしました。
たぶん、前から見ていたら、口空いてぽかーんとしてたと思います。
目の焦点もあってなかったと思います。
そして、その日からずーっと昔話・・・というより語りと音楽について、考えて
います。
何をかって・・・。
長くなるので、また、書きます。

図書館のおはなし会 byぽん

ぽんです。
お久しぶりな感じですね。
予告通り、先週の木曜日には1年生、昨日は図書館でお話会を担当しました。
1年生は、2/10のブログの同じプログラム。
昨日の図書館は
語り 「大工と鬼六」 
       『子どもに語る日本の昔話①』 こぐま社
語り 「ひな鳥とねこ」 
       『子どもに聞かせる世界の民話』 実業之日本社
絵本 「ちょっとだけまいご」
     クリス・ホートン/作 木坂涼/訳 BL出版
絵本 「ショーティーとねこ」
     バーナディン・クック/文 小風さち/訳 小笠原まき/絵 
                       福音館書店
私は、「ひな鳥とねこ」と「ちょっとだけまいご」を担当しました。
来てくれた子ども達。
1才、2才、3才、4才、5年生、各1名ずつ。
困りました。どうすることもできません。
1才=ずっとママにだっこ
2才=ほとんどぐるぐる歩いてました
3才=絵本は見てました。
4才=じっと聞いてくれました。
5年生=聞いてくれてました。でも、ごめんね。
子ども達のお話会参加経験は初回〜3回程度。
図書館のお話会、どこのグループでも、いろいろ問題があるんでしょうね。
私たちも、人数が少なかったり、年齢が小さかったり。
小さい子は一人で来ませんから、保護者の方が一緒ですから
その保護者の方へのアピールも大事ですよね。
子ども達が集まってくれる、
また、1回でも来てくれたら、「また来よう」と思ってもらえる、
そうなるように、語りも頑張らないといけないし、
そのための、何らかの仕掛けも考えないとあかんと思うんですよね。
そうは、思うんですが・・・。
一筋縄ではいきません。いろんな人がおられますし・・・。
難しい。

2月更新しました  byヤン

≪語るために≫
今回は、「語りの場って?」「現代の語りの場」を書きました。
これが、私の語りの活動を貫いている基本的な考えです。
平たく言えば、なんで私はお話を語ってるのかということ、その根本にあるもの
です。
このホームページ全体を通していちばん言いたいことでもあります。
愛と信頼の語りの場を生みだすこと。それはほんの一瞬でもいい。それが、わた
しの「お話をする目的」なのです。
ババ・ヤガーに集うみなさまがた、よく読んでくださいね。そして、共感してく
だされば、これほどうれしいことはありません。
≪日本のおはなし≫
「豆さんころがれ」
秋田の昔話です。話型名「鼠浄土」。みなさんよくご存知ですね。
音声は、4歳児に語っているライブです。ね、わたしの語りの後、子どもが自分
の知っている鼠浄土を話してくれているでしょ。
≪外国のおはなし≫
「六匹のうさぎ」
とにかく音声を聞いてください!
こんなに子どもたちが喜ぶとは思いませんでした。それで、わたし、かなり動揺
しながら語っています(笑)
臆病なうさぎの話はよく知られていて、わたしも幼児期に絵本で読んでもらって
いました。でも、あまり面白いとは思わなかったのです。
今回、子どもに語って、分かりました!このはなしは、語ってこそ面白い、語っ
てなんぼの昔話だったんですね(笑)
昔話の語法にのっとって、繰り返しは同じ言葉を使って再話しました。それが楽
しいリズムになりました。
「犬を書いて飲む」
「だんだんのみ」とか「かえるをのんだととさん」で知られている話の類話で
す。「だんだんのみ」は鬼が豆をまかれて退散しますね。節分の話のよう に思
い込んでいました。だから、「犬を書いて飲む」の原話を見つけたときは、お
お、びっくり!
≪リンク集≫
6か所のHPにリンクしました。どれも私のお気に入りで、しょっちゅう訪問し
ています。え?偏ってしまうんじゃないかって?そんなことありませ ん、とっ
ても広い知への入り口ですよ〜
小澤昔ばなし研究所さま、東京子ども図書館さま、日本民話データベースさま、
リンクのご許可をいただきありがとうございました。
日本民話データベースは、伝承の語り手の語りを聞くことができます。とても貴
重な音声資料が公開されています。
国立国語研究所の「日本のふるさとことば集成」は、クリックすると「概要」等
4つの項目が並んでいます。右端の「CD」の項目をクリックすると都 道府県
名の一覧があって、そこから土地ことばでの会話を聞くことができます。
国会図書館サーチは、キーワードを入れて検索すると、国会図書館だけでなく、
全国の公立図書館・大学図書館における所蔵が分かります。あらゆる資 料を探
すのにとっても便利。
どうぞご活用ください。
さてさて、ご意見ご感想をいただけるととっても嬉しいです。
ヤン