昔話と音楽 byぽん

ぽんです。
1/30に小澤俊夫先生の「昔話の音楽的性質」の講演会を聞きに行ってきました。
そして、次の日に大阪市住之江区にリコーダーの発表会を聴きに行ってきました。
その後、今まで、「昔話と音楽」についてずーっと考え続けています。
リコーダーの発表会って・・・???と思う方が大半だと思うのでちょっと説明。
わたし、リコーダーを習っております。もう10年近くになります。
そう、あの小学校と中学校の音楽でやるあのリコーダーです。
小学校でやるソプラノリコーダーなら、今、100均でも売ってますよね。
あれです。
もちろん、100均のは使こてませんよ。
リコーダーにも、ちゃんとプロの演奏家の方がいらっしゃるのです。
そのプロの演奏家、結構その世界では有名な方の、門下の発表会に行ってきました。
(実は私も門下の端くれです)
皆さんの演奏もすばらしかった。
そして、その先生の演奏が、本当にすばらしかった。
演奏っと言って良いのか・・・。
どう言えばわかっていただけるのか、わかりませんが、
とにかく、先生は、ただ、楽器を吹いておられるのではなかった。
いや、実際には吹いてはったんですよ。
でも、私には、先生が聞き手に何かを訴えておられる、
日本語ではない、何語かわからない言葉で、切々と訴えておられる、
そして、聞き手の私たちは、その訴えを耳をこらし聴いている、
言葉としては、分からないんだけど、
聞き手の心の中に、その訴えてる先生の気持ちが、先生の心の動きが
入ってきて、それで、聞き手の心がいっぱいになる、
そんな感覚がしました。
たぶん、前から見ていたら、口空いてぽかーんとしてたと思います。
目の焦点もあってなかったと思います。
そして、その日からずーっと昔話・・・というより語りと音楽について、考えて
います。
何をかって・・・。
長くなるので、また、書きます。

4 thoughts on “昔話と音楽 byぽん

  1. ぼんさんへ
    はるの改めハルです。
    わたしの場合は歌ですが、音楽とお話は似ています。
    昔から人々とともにあり、慰めであり、楽しんできました。
    私はリコーダーは吹きませんが、リコーダーと歌、息を使うという共通の部分があります。
    歌は、外国語の場合(に限らす)発声しながら、イメージを持って歌わないと意味が伝わりません。
    歌が歌えるようになってきたら、息の使い方が大変重要です。
    歌の先生から教わることはほとんど、お話にも通じます。
    楽譜の理解、歌詞の読み込み。歌詞、曲をイメージすること。
    自分が出した音をよく聞く。
    歌は暗譜してからが、音楽になっていくのがよくわかります。
    楽譜通りに歌っても、音楽にはなりません。何をえ伝えたいか、そのためにどのように歌うが求められます。
    歌、やめられません。3/8に本番です(間に合うのか私?)ハル

  2. 歌は「無理ッ!!!」だけど、おはなしなら・・・と思っていた私の頭をハンマーでなぐってくれましたね。おはなし語る人って歌上手なヒト多いですもんね。だから私はダメなのかあ。

  3. 私もです!
    ただ聞くのは好きです。鼻歌もよく歌ってますが…音符もよめないし、よくわからないです…かなしいです…
    でも、音楽的なことはよく分からないのですが、
    普通におしゃべりしてて楽しい・心地いい方って、
    おはなしも素敵で心地いいじゃないですか~?
    そこにはいつも共通点を感じています…

  4. ぽんです。
    ハルさん、ひようさママさん、ごぶジローさん
    コメントありがとうございます。
    ハルさん、そうなんです。
    私も、リコーダーのレッスンで先生のおっしゃってることは
    ほとんど、お話に通じるなあと毎回感心しています。
    語りと音楽とは、やはり似ているんでしょうね。
    どちらも、時間の流れにのって現れ、
    耳で聞かれれたその瞬間に過去に去ってしまう。
    その一瞬のきらめきと儚さ。
    音楽は、時間の流れを音で区切り、
    語りは、時間の流れを言葉で区切る。
    私は歌いませんが、
    歌と語りは、ずーっと昔、それは一つのものだったんだろうなと思います。
    切っても切れないもの。
    今起こった出来事やその思いを、
    広く伝えるために(平面的に広げるために)
    後の世に伝えるために(時間軸に広げるために)
    歌にして残していったのでは、と思います。
    リコーダーは主に古楽に属します。
    古い古い音楽です。
    楽器自身も、今、オーケストラなどで使われている楽器より
    ずっとずっと昔から使われていた楽器です。
    他の「吹く楽器」より、より人の声に近いと感じています。
    皆さんが音楽室で見た作曲家の写真って
    左端はハイドンかバッハだったでしょ。
    その作曲家たちよりも前の作曲家の曲を演奏しています。
    音楽も語りも、人と人の繋がりを通じて
    他の人にその思いを伝えていく、
    そういうものだと思います。
    リコーダーの先生がおっしゃってました。
    「君たちはプロじゃない。だから技術面ではずっと劣るかもしれない。
    でも、聴きに来てくれた人に何かを伝えたいという気持ちは同じ。そこに違いはない。」
    語りも同じですよね。
    語り手の聞き手に伝えたいという気持ち、これが一番大切。
    ぽん

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