日別アーカイブ: 2016年7月3日

いちごくつ

息子の応援で体育館へ行った時、女の子がヒマそうにうろうろしていました。

年長さんで、Aちゃんという名前だそうです。しばらくおしゃべりしたり、お絵描きしたり、一緒に遊んでいるうちに仲良しになりました。私の横に座ってぴったりとくっついて、もたれかかっています。
おえかきも飽きてきたので「Aちゃん、おはなししよっか?」と言ったら「うん、いいよ〜」というので、
が「昔むかし、あるところにおじいさんとおばあさんがいました」と始めると
Aちゃん「知ってんで〜」
「あら、知ってる〜?」
Aちゃん「おじいちゃんは山に行って、おばあちゃんは川に行ってん」
「そうか〜。よく知ってるな〜!
ほんなら川上の方から
どんぶらこっこ〜すっこっこ〜
どんぶらこっこ〜すっこっこ〜って…」
Aちゃん「知ってる!知ってる!ももが流れてきてんで。
ほんでな、ももたろうが出て来てな、
ほんでな、犬とか きてな、鬼 たいじすんねん。
ほんでな、宝ものもらうねん〜ほんでな、帰ってくんねん。ほんでな、おじいさんとな、おばあさんとな、たからものな、渡すねん」
「へぇ〜!Aちゃん、よ〜知ってんな〜!
幼稚園で絵本読んでもらったん?」
Aちゃん「ちがう〜!」
「じゃあ、おはなししてもらったん?」
Aちゃん「ちがう〜!Aちゃんはな、保育園やねん」
「???あ、そうか〜!
じゃあ、今度はおばちゃんがおはなししてもいい?」
Aちゃん「いいよ〜」
「川上からな、どんぶらこっこすっこっこ〜
どんぶらこっこ〜すっこっこ〜」
Aちゃん「どんぶらこっこ〜すっこっこ〜!」
「何が流れてきたと思う?」
Aちゃん「もも!」
「ちゃうねん〜」
Aちゃん「え?じゃあ、いちご?」
「ちゃうねん〜」
Aちゃん「じゃあ〜、ぶどう?」
「あはは、ちゃうねん〜」
Aちゃん「じゃあ、…」(…10こ位言うてもらって遊びました)
「じゃあ、聞いてみる?」
Aちゃん「うん!」
「おじいさんとおばあさんがいました。
(中略)どんぶらこっこ〜すっこっこ〜ってな、
おいもが流れてきてん」
Aちゃん「え〜〜!おいも?」
「うん。おいもやねん。ほんでな、(中略)
おばあさん、おっきいおならが
ぶ〜〜!ってでてん。
おじいさん、山で芝を刈らずに
草刈った、くさかった〜」
Aちゃん「ぎゃははは〜おなら〜!」
しばらく2人で笑ってから
「もいっこ、おはなししていい?」
Aちゃん「いいよ〜(^o^)」
「あんな、あるとこにな、川が流れててん。その川にな…」
Aちゃん「わかった!
ももがどんぶらこっこ〜すっこっこ〜」
「どんぶらこっこ〜すっこっこ〜って…
今度は、もも とちゃうねん。
くつ が流れてきてん」
Aちゃん「くつ!?」
「うん。ほんでな、そのくつ の中にな、
きゅうりが入ってな、
きゅう くつ、きゅうくつ、きゅうくつ
言うてんて。おしまい」
Aちゃん「きゃはは〜」
「もいっこあんねん。(中略)
たい くつ、たいくつ、たいくつ 言うてんて。
おしまい」
Aちゃん「きゃははー!」大爆笑してました。
するとAちゃんが突然
「 あんな、川があってな、
くつ があってな、
いちご が入ってな、
いちご くついちごくつ って言うてん。
きゃははー」

 

いちごくつ

かわいすぎです。

 

すみません。おはなし会でもなんでもない、おしゃべりですが、またまた、子どもにおはなししてもらって幸せな気持ちになったのでした。
一つ目のおはなしは前にヤンさんから聞いて、とっても面白かったので、とっさに話してしまいました。
語りの森 HP『日本の昔話』に載ってます「くさかった」こちら→です。
途中でAちゃんが「ももたろう」を話してくれました。
Aちゃんに類話との楽しみ方も教えてもらいました。

「きゅうくつ」「たいくつ」は必ず3つ目を子どもたちが自分なりに考えて、語り始めてくれます。
しかもみんな「たいくつ」が終わってひとしきり笑ったらすぐ間髪入れずに、です。
(5回やって5回ともでした!)
●前にお伝えしました「クサいおれのくつ
●「カンが入って、カンくつ!あれ?カンくつって言葉なかったっけ?」
●「ワニが入って、ワニくつ」(ちょうどワニの絵を描いていたのです)
●「○○(自分の名前)が入って、○○くつ!」
●そして今回の「いちごくつ!」

子どもとのおしゃべり、楽しくって仕方がありません。

絵本の読み聞かせ講座に行ってきました♪②

某市立図書館の絵本講座に行ってきました。

4回目の講義です。

今回はこれまでの講座の内容をふまえて絵本を一冊選び、読む練習をしてくる宿題が出ていました。

まずは読み聞かせする前の絵本の準備についての説明がありました。

「開き癖をしっかりつけましょう」

そして、絵本の持ち方のレクチャー。

子どもたちが見やすいように前傾持ち。腕がプルプルします。

最後に読み方のレクチャー。

ページのめくり方にも神経を使います。

一回から三回まで、ただ読んでくれる絵本を楽しんでいました。

そこまでのテクニックが駆使されていたとは気付かせない講師の技術に脱帽です。

「はい、読んでみたい人!」

というわけで、五人の方が前で読んでくださりました。

 

「めっきらもっきらどおんどん」長谷川摂子作 ふりやなな画 福音館書店

「よあけ」ユリ・シュルヴィッツ作、絵 瀬田貞二訳 福音館書店

「なわとびしましょ」長谷川義文作、絵 学研

「おばあさんのねこになったねこ」岡本一郎作 いもとようこ絵 金の星社

「やさいのおしゃべり」泉なほ作 いもとようこ絵 金の星社

 

さてさて読み聞かせに向く絵本の選び方が出来ていたでしょうか~。

他の発表をされなかった方がどんな絵本を持ってきたのかも知りたかったなぁ。

 

講座はこれで一応の最終回ですが、これで終わりではありません。

ここからが本当のスタートです。

どうやら、受講生による子どもたちのためのおはなし会(読み聞かせ会)が開かれる模様。

そして、もっと勉強したい有志による絵本サークルが立ち上がるようですよ。

 

 

もっち

 

 

 

 

 

 

70年目の選挙 ♡

今回の参院選から、18歳、19歳の人たちも投票できるようになりましたね~
棄権しないで政治に参加してほしいですね。

ところで知ってました~?
女性が投票できるようになって今年が70年目なんですよ。
たった70年!
それまでは、女の人には自分たちの代表を選ぶ権利がなかったんですよ。
うちのおばあちゃんは、20歳になっても選挙権がなかった。

戦争に負けて、やっと女性参政権が認められたのです。

一生懸命働いて、家事をこなして、子ども育てて。
舅姑を介護して。

苦労して、苦労して。
税金やすくしてほしいと思っても、病院や保育所を増やしてほしいと思っても、お給料あげてほしいと思っても、選挙権がない。ということは、じっと黙って口出すな、我慢しろってことでしょ?

戦争したくない、息子や夫を兵隊にとられたくないって思っても、政治家を選べなかった。
男が男の政治家を選んで、男が国を動かした。
そして、戦争をおっぱじめちゃった!

いま、わたし、大事な息子を戦争に行かせたくない。
だ・か・ら
選挙に行く!

女の人たち、選挙に行こうね。
有権者の半分以上が女だからね。
70年以前と違って、わたしたち、自分で国を動かせるんやからね!

毎日暑くってくたびれるけど、選挙には行こうね~

ヤン