ゴールディンウィークも終わりましたが、五月病になられていませんか?私は15年の専業主婦生活から抜け出し(苦笑)、ようやく働き始めました。
さて、火曜に5月の初級クラスがありましたので、報告させて頂きます。
(語り)
①「ミスター・フォックス」 『語りの森昔話集2』/語りの森
②「かにかに、こそこそ」 『おはなしのろうそく17』/東京子ども図書館
③「世界でいちばんきれいな声」 『おはなしのろうそく11」/東京子ども図書館
④「うりひめの話」 『語りの森HP』
⑤「大工と鬼六」 『日本の昔話2』/福音館書店
⑥「三枚のお札」 『おはなしのろうそく5」/東京子ども図書館
⑦「かも取り権兵衛」 『日本の昔話2』/福音館書店
☆ヤンさんによる語り 「カンチルとワニ」 『語りの森HP』
今回は特に「ミスター・フォックス」で盛り上がりました。
このおはなしは、若くて美しい女の人、レディ・メアリーがイケメンの恋人ミスター・フォックスとの結婚を決めます。にもかかわらず、彼女は一度もミスター・フォックスの城に招待されません。そこで、彼女はミスター・フォックスが不在の時に城を訪ねます。そこで目にしたことは・・・衝撃の事実。婚約の日、レディ・メアリーは城で見た出来事を夢のことのようにミスター・フォックスに話し始めます。そして・・・
このおはなしは前半と後半でシチュエーションが分かれているので、別々に覚えたほうがイメージがはっきりするそうです。
「大胆であれ 大胆であれ」という言葉が何度も出てきますが、門やとびらの上に書かれている「大胆であれ 大胆であれ」は声のトーンをおとし、3回の繰り返しは徐々にクレッシェンドすると、怖さが引き立つとのアドバイスがありました。ヤンさんに実演をして頂き、迫りくる恐怖がよく分かりました。
なお、このおはなしはとても怖いので、親しい関係が出来ている子ども&高学年以上でしか語れないそうです。高学年であっても、「血」という言葉に恐怖心があるような子どもの前では語れませんので、聞き手を選びます。
みなさんはおはなしをどのように選ばれていますか?この語り手さんは我が子が「読むのもやめて欲しい」と言ったそうですが、選ばれました。
「世界でいちばんきれいな声」を語られた方は、我が子が幼稚園でおはなし会のある日に休まれたそうで、家に持ち帰ったテキストを読んであげると、とても楽しそうな反応があり、覚えたくなったそうです。
おはなし選びは覚えるより難しいと思います。「かにかに、こそこそ」の語り手さんは3つのテキストを読み比べ、ろうそくを選ばれたそうです。類話なども比較し、ストーリー、言い回しなど自分に合うおはなし選びが重要ですよね。
ジェニィさん、ありがとうございますo(^-^)o
「ミスター・フォックス」にみなさん興味津々でしたね!
余りに食いつかれるので、来月はエントリーが「ミスター・フォックス」だらけになるのかと思いました(笑)
それはそれでいいかもしれません。
ちなみに、語られた方のおこさまのように、うちの娘もいまだに怖い話は「止めて!」と絶叫ですね。
もう大学生ですが怖い話を楽しむ精神年齢になっていないようです(笑)
ジェニィさん、報告をありがとうございます。
まだお話を始めたばかりで「ミスター・フォックス」だよ。
うん、それでいいのだ!
わが子のために覚えた「世界でいちばんきれいな声」
自分のために覚えた「ミスター・フォックス」
選ぶ基準はどちらも正しい。
ジェニィさんが書いてくれているように、選ぶことは覚えることより難しいし、たいせつよね。
学校や図書館で語るようになると、さらに選ぶのが難しくなる。
でも一生懸命考えて選んだ話を、子どもがよろこんで聞いてくれたら、幸せやもんね。
いくつかのテキストを比較して選ぶのもとっても大切です。