日別アーカイブ: 2020年11月14日

『とりあえずまちましょう』🏰

一昨日、木曜日のことです。
市内の絵本サークルの勉強会で、講演(のようなもの)をしました。
たった1時間だし、三密を避けて内部だけの開催だったので、のようなもの(笑)

これまでは、石井桃子、渡辺茂男等々、現代日本の児童文学を拓いた人がテーマだったんだけど、今回は、五味太郎さん。
私の好みで選びました(笑)

それがあだになった。
なんと400以上の作品があって、うちの図書館所蔵は300冊。
300+アルファ冊読んだ。
おもしろかった。
それはいい。
どうやって、1時間にまとめる?

結局、約70冊準備してもらって、紹介したのはその半分。

でね、終わってから気づいたんだけど。
五味太郎に限らず、絵本は好きだけどね。
わたしにとって絵本を楽しむ醍醐味は、他の人と共有することにあるんだってわかった。
ひとり静かに読むのもいいけど、読んで聞いてもらうことが楽しい。相手が子どもでも大人でも。

それで、今回も、聞いてもらった中で、特に反応があって楽しいなと思った本を、ここに紹介します。許可なくても表紙を載せてもいいよっていう出版社さんのは、表紙も紹介しますね。

『ヒトニツイテ』1979年/CBSソニー→絵本塾出版

『仔牛の春』1999年/偕成社
仔牛の春

『秋』1981年/絵本館

これは、『春』『夏』『冬』もある。

『みんながおしえてくれました』1983年/絵本館

『からだのみなさん』2001年/福音館書店

これは、かがくのとも。かがくのともには五味さん作品たくさんある。最初の作品『みち』1973年もかがくのとも。これは手に入らなくて他館から借りてもらった。当日紹介できなかったので、ここにのせるね。

『いました』2013年/ブロンズ新社
表紙:いました

『とりあえずまちましょう』2020年/絵本館

これは、今年の9月発売。一番新しい本。
コロナの時代に、とっても癒された本です。
『とりあえずごめんなさい』『とりあえずありがとう』に続く第3弾!
五味太郎さんからのメッセージを貼り付けますね。
「なんだかいつも忙しくて、バタバタ、ウロウロ、イライラしているみなさん、ここはひとつのんびり、ゆったり、ぼんやりと、焦らず待ってみるのもけっこういいものですよ、というあたりで、とりあえず まちましょう、です。
すぐにお読みにならなくても構いません。
いつかお読みいただきたいと思います。お待ちしています。」

それから、絵本じゃなくて、おすすめは、これ。

『じょうぶな頭とかしこい体になるために』1991年/ブロンズ新社
『勉強しなければだいじょうぶ』2010年/朝日新聞出版→集文社

みなさん、読んでみてね。ほっこりしますよ。

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きのうはおはなしひろば更新。
ノルウェーの昔話「ガラスの山のお姫さま」だよ~