「お月お星」の語法、感想💌

お待たせしました~ヾ(^▽^*)))

昔話が聞く人によってそれぞれの意味をもつように、昔話の語法の勉強会でもご自分の生活に関わって、さまざまな感想をいただきました。
わたしひとりで楽しむのももったいないので、許可を得て、部分的に紹介しますね~

ランダムに貼り付けていきます(╹ڡ╹ )

Aさん

事前に語法を探してみました。一度目は少ないなと思って、もう一度読んでみたら結構見つけられました。
昔話では最後に悪い者は罰を下されたり、自滅したり、主人公に逃げられたりする話は多いと思います。でも改心するのは少ないのではないでしょうか?
語ってみたらもっといろいろなことが解り見えてくるでしょうね。

過保護のお話ってあるのかとおっしゃってましたが「ラプンツェル」が魔女に社会から隠されて育てられてたのではないかなと思い浮かびました。

Bさん

ママハハものは怖いですが、血の繋がりも怖いと思います。
以前、心理カウンセリングの講座を少しかじったことがあるのですが、夫婦や嫁姑問題も去ることながら、母娘関係が最も難しいと聞きました。
娘を命に代えても守ってやりたいと思う反面、若く美しくなっていく娘への嫉妬心は尋常でないそうですよ。。。

そう考えると、お月お星の母さんは、血の繋がりあるなしに関わらず、かけがえのない娘たちだったことに気付けて、良かったのかもしれませんね🌸
突っ込み所は満載ですが(笑)
ハッピーエンド、笑い話、たとえ登場人物が死んでも、落ち着くところに落ち着く…のが、お話の面白さなのかなぁと思いました😆

Cさん

先ずは受講して良かったです🥰オンラインなので不安したが大丈夫でした!
語法の勉強会は、毎回感動します!私が1番好きなのは、昔話は主人公の幸せのために一直線に進んでいく!いろいろあっても最後は幸せになる!というところ!何度聞いても初めて聞いたときの凄く嬉しかった気持ちが蘇るのです😆そしてそれが昔話の意思、語り手の意思!だという、どれだけ昔話を語ってくださってた方々が愛に溢れた方々だったんだろうと思うと心が震えます!そしてそれが日本に限らす世界中にあるなんて、なんて素敵なんでしょう!🥰
含世界性というのも素晴らしいです!誰一人余すことなく全て含めてある、その中で貴方は貴方のできることでいい、私は私のできることでいい、今自分がそのほんの一部でもさせて頂けてることに静かな喜びを感じています。なんだかとてつもなく大きなものに足を踏み入れてしまった!と毎回気づかされてハッとします!忘れん坊なので🤭ありがとうございました🥰

Dさん

感想がうまくまとまらないので、昔話に関心のない主人との会話ですみません。。語法を教えていただくと、頭の中がスッキリ整理される感じがします。

私:今日Zoomで昔話の勉強会あったわ
夫:ああ、村上先生やな
私:お月お星の話やったわ。まま子いじめの話けっこう多いんやて
夫:ママコってなんや?
私:ほら、ほんとうのお母さんじゃない
夫:じゃ、わしは違うな。なんでママコになったんやろ?
私:死別か離婚か…そんなん知らんわ、まま母がひどいってこと
夫:よくニュースであるな
私:まず毒まんじゅうでしょ、寝てるとこ槍で突き刺すでしょ、最後に箱に入れて埋めたんやから
夫:ひどすぎるな、もう死んでるんちゃうか
私:妹が箱に食べ物入れといたから大丈夫
夫:父親はおるんか、何しとったんや!!
私:旅に出てたんやて。帰って来て娘探しにまた出かけてさ、目も見えなくなっちゃて、やっと会えて娘の涙が目に入ったら見えるようになってよかった~
悪い母親も見えなくなっててさ、でもあやまったからね、娘の涙で見えるようになったわ
夫:なんやそれ、昔話やないか
私:だ、か、ら、今日Zoomで昔話の勉強会あったから
夫:ああ、村上先生やな

昔話は覚えやすく誰かに話したくなるから残ってきたのかなと思いました。

Eさん

あらかじめ、適用されている語法の予習はしていたのですが、気づかず読み飛ばしていた箇所がいくつもありました。

・まず冒頭「むかし、あるところに、お月とお星という…」の「不特定に語る」点。これは虚構ですと宣言してから語るというのは、潔くて気持ちがいいですね。聞き手に「だから安心して没頭していいよ」と伝える役割も果たしているのですね。
・「少ない動詞で場面を明瞭にする」、これもまったく気づかなかったので驚きました。場面を明瞭にし、同時に複雑な内面を省略することで、おはなしに対する聞き手の自由度が高まって聞き手それぞれのストーリーにすることができる。納得です。
・けしの花は「ストーリー上の機能として必要だから咲く」、これも目からうろこです。ここだけ描写が飛び抜けて美しいのは、お月とお星の心のつながりのようなものが表現されているのかな、すると昔話の語法からは少し外れるのかしらと思っていたのですが、それはたまたまで、大事なのはお月の居場所を示すために咲くこと、なのですね。

どれも、言われてみれば「なるほど~」です。
おはなしはそれ自体でも面白いのに、こうやって読み解くことでまた別の面白さも見つかるんですね。楽しすぎます

*
講座テーマとはずれますが、最後に先生がおっしゃっていた、
「大人が子供にいろいろな種類のおはなしを語ることで、その子のあらゆる未来を肯定することになる」という話が印象深かったです。自分の子ども時代が思い出されました。

私も多分に漏れず母親との関係に悩んだ娘の一人です。私の母は良くも悪くもきっぱりと白黒つけたがる人で、それを私にも自然と押し付けるかたちになる親子関係でした。私を愛してくれていることはよくよく伝わっていたものの、その頑なさや気持ちの強さに縛られる娘としては、時に嫌な思いもしたものでした。
振り返ると、私は、「私の母のものの考え方」しか教えてもらわなかったから、そこにぴったり寄り添えない自分が辛かったのかもしれないと思います。母の考え方は数多ある思想の一つでしかなくて、世界はもっと多様でグレーであると理解していれば、あれほど苦しむこともなかったのかも、と。

自身が親になってからずっと、自分の娘に同じ苦しみは与えたくないと思うものの、どうしたって似たような轍を踏みそうというか、育てる以上私の思想が影響しないわけにはいかないし、母娘という関係性上避けられない溝もあるような予感もひしひしとして、すでに娘に対して申し訳ない気持ちを抱いていました。

が、先生のおっしゃるとおり、おはなしを語ることで、娘のあらゆる未来や可能性を肯定することができるなら、その力を借りようと思います。
もし私という個人が間違ったメッセージを伝えてしまっても、おはなしがその至らなさを補って、きっと娘を健やかに導いてくれると思うと、とても励まされるし救われる思いがします。

Fさん

『昔話は叙事詩で、抒情詩ではない。』
頭の中にぼんやりとあった言葉でしたが、昔話の語法を通して、より具体的な理解へ変わったように思います。
〔登場人物の内面を描写しないで、基幹動詞でストーリーを語っていく。それにより、聞き手側は場面を明瞭に見ることができる。〕
『お月お星』のテキストが、(そのことを一層)目に 耳に 分かりやすくしてくれました。

また、「継子話は世界中にたくさんある」という先生の言葉にハッとしました。
国や民族や言語が違っても、時代が変化しても、人間の本質は同じであり、そのことを昔話は語っているのだ、としみじみ思いました。
以前、昔話を語っていたときに涙が出て仕方なかったことがありましたが、それは無意識下で昔話に込められた祈りのようなものに触れたのかな…と勝手に思っています。

感覚ばかりで言語化するのは苦手な自分ですが、昔話の語法を学んでいくことで自分の心を見詰め、昔人の思いを感じることができたら、より深い人生を味わえるかな……と少しワクワクしています。
そして、その思いを(出来るだけ偏らずに)子どもたちと分かち合えたなら、こんなに幸せなことはないだろうと思っています。

Gさん

昔話の語法を学ぶと、お話の中での気づきが増すように感じていましたが、今回受講してさらにその思いが増しました。
昔話の語法には、子育てそのものにもヒントを与えてくれると感じます。例えば、情景や複雑な内面を描写しないことで、聞き手が自由に想像できる、という説明がありました。遊びの場面でも似たようなことがあります。大人があれこれ先取りしたり説明したりせずに、こどもの思うままに委ねておくと、遊びが深く広く展開したりします。こどもはどんどん自由な発想を広げていって、大人が想像もしないような遊びが始まります。とくに幼児期はファンタジー、想像遊びが大好きですので、昔話を語り伝えて下さった先人の方々も、これを分かっていてお話を作ってくださったのかなぁとおもいめぐらすと、とても楽しい気分になりました。

また、含世界性の説明がありましたが、昔話はファンタジーだけではなく、現実にある感情や人、善も悪もひっくるめて世界だということを、昔話を通して伝えていくことになるのだなぁと改めて感じました。ひとつでも多くの心に残るお話がこどもたちに宿るように、と願います。

あんまり長くなりすぎるので、この辺で終了!
でもね、読んでると、新たな気づきがあって、これもまたお勉強やなあって思うんですよ。
学生の時と違って、学んだことを自分の語りや子育てや人生にひきつけて考える。これがほんまの勉強やなって思います。

みなさんの感想をぜんぶ載せられなかったですが、ありがとうございました。
わたしも、がんばろうと思いました。

で、ふっと思い出したんだけど、対面の勉強会でも感想文を書いていただいてたのでした。
これも近々ご紹介しますね~

************

きのう3回目のワクチン接種、行ってきました。
いちおう安心の種。
けど、朝から発熱〆(´Д` )

 

 

2 thoughts on “「お月お星」の語法、感想💌

  1. みなさんの感想を読んで、なんかもう一回勉強会に参加した気になりました。
    復習できたし、得るところがあったみなさんをすごいと思い、(ぼ~っとしてたらあかんぞ、自分!)と活を入れました。
    読みごたえがありましたが、これがメール分だけで、第17回の分は別なんですね?
    みなさん、熱いなあ~~
    語法を勉強すると熱くなりますよね!?
    昔話愛が爆発しますよね(^o^)/

  2. あ、メールの分、もっとあったんですよ~

    活!活!活!
    私も自分に活入れましたあ(●’◡’●)

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