いばらひめの語法 感想1

ジミーさんが報告してくださったオンラインの昔話の語法勉強会、受講されたかたからご感想をいただいています(宿題やってん)。
ありがとうございます!
ご紹介しま~す(*^▽^*)

まずはAさんから~

わたしのパソコンの操作がうまくいかず、私の画面も音声も届かずすみませんでした。こちらには、ちゃんと画面も音声も届き、受講できました。

一つ一つの語法を丁寧に教えていただいたので、勉強の浅い私にとってはとても分かりやすく、いばら姫以外のお話の例もだしていただいて、勉強になりました。
語法は、その時には、うんうん、そうそうとわかっても、何度も繰り返し学んで、自分の中の刷り込まないといけないなと思いました。
語法を学ぶと語りは、違ってくるのですよね。。まだ、語る経験も少なく実感できていませんが。
語法の勉強会に参加するたびに、昔話が本当に深いものだと感じさせられます。
昔話は人生を語っている、奇跡を使って何かを語っている,と言われていましたが、そのこととは、少し違っているかもしれませんが、こどもたちは、昔話を主人公になって聞き、そのなかで、自分の人生を生きる力を培っていくのだと思います。

ちゃんと見聞きしていただけてよかったです。
オンラインっていうのは便利なんだけれども、パソコンやスマホがちょっとヘソを曲げると、ちゃんと機能してくれないんですよね。
でも、みなさん、あれ?あれ?っていいながら、勉強したい気持ちにひっぱられて、回を追うにつれ段々慣れてきてますよね、わたしも含めてね~
だから、引けているあなたも、勇気を出してジャンプしてみてくださいね。

あ、ご感想。嬉しいですね。
何度も繰り返して学ぶ大切さは、ジミーさんも書いておられます。わたしも、この勉強会を続けていく中で、繰り返し学んでいるのです。
そして、語法の勉強が、語りを変える。そう思ってます。
Aさんもふくめ、語り手としての位置から感想をいただいていてうれしいです。

Bさんです~

いままで語法については小沢先生の本を少しかじっただけで、あまり深く考えていなかったのですが、お話を伺い、なるほど語法がわかると話が覚えやすいと言うことに気が付きました。
そして語法の箇所ではやはり子供が強く反応するとのお話も大変興味深かったです。

話の筋書きは変われど欠けたところがかならず満たされるような語法に基づく(予定)調和的なものは子供にとって安心するのでしょうね。
水戸黄門のドラマ終盤15分の流れにつながる物があるのかもしれません。海外に移ってもう十何年も日本の古典ドラマを見ていませんが、あるいみの繰り返しのもたらす効果というものが日常の文化の中にもあるのかもしれません。繰り返しのない物語ばかりをみるのは心身の成長にも良くないのかもしれないなぁともおもいました。

そうなんです、語法を意識して語ると、子どもたちの集中する箇所・反応する箇所がバチッとわかって、語り手と聞き手の思いが瞬時にひとつになるって感じでしょうか。
TVドラマの「ひかえおろう~」の例え、笑ってしまいました。もう知っているものと出会う喜び、そのものですよね。
Bさんは、海外からの受講でした。時差を乗り越えて参加してくださいました。
こっちは朝の10時、あちらは朝の2時、深夜です!
オンラインは、便利ですね~
そして、「とりいそぎ感想まで」ということで、のちほどもう一度、次のようなメールをくださいました。

あのあと、ジミーさんのおっしゃられた「なにもしてないいばら姫」の疑問について少し考えています。
いろんなこどもがいてもいいのだよ、それぞれのときがあるよね、というメッセージであればよいのですが、昨今のジェンダー問題などを考え出すと特に女の子に話すときには少し念頭においておいても良いかな、とおもいました。私自身もねずみの嫁入りとかを語るときに、微妙にひっかかっています。(親が娘の結婚相手をさがしまくり本人の意志がない、など)
でも引っかかりながら物語についての考察を深めていくのもまた面白いのかもとも思いました。

また奇跡を語るのではなくて、日常の普遍的なことを、語法を用いて奇跡的に語るというのも大変深くかつ面白く捉えております。
大変勉強になりました。

何もしてないいばら姫~笑
モリーはすごい行動力で人生を切り開いていくし、グレーテルも、はじめは泣いてばかりいるけれど、最後は魔女をかまどに突っ込んでやっつける強い人間に成長します。

でも、いばら姫は寝ていただけですね(~ ̄▽ ̄)~
それで幸せになっていいのだろうか・・・?
白雪姫も、小人の助言を無視して失敗から何も学ばずに殺されてしまいます。幸せになったのは単なる偶然~
ジミーさんはそのことをどう考えたらいいかと、当日の意見交換で言ってくださったのです。
子どもに語るとき、女性の生き方への偏見はないだろうかと、考えてみることは大事ですよね。
みなさんはどうしていますか?

リュティさんは、その「含世界性」という考え方の中で、昔話には全世界のあらゆることが映し出されると言うてはります。
それが、ヒントになるかと思います。
それから、時代によって、民族によって、独自の、人としての規範がある。それが昔話に影響することは多分にあると思います。それでも、その話が永く広く伝わってきたということは、その差異を超える普遍性があるのだろう、それは何だろう、とも思うのです。

そんなことも、みんなで考えていけたらいいですね!

は~い。
今日はお二人しか紹介できませんでした。
おいおいにほかのかたも紹介しますね。

あ、まだ宿題送っていないかた、まってま~すo(*^@^*)o

 

 

2 thoughts on “いばらひめの語法 感想1

  1. ヤンさん、みなさんの感想を挙げてくださりありがとうございます。
    感想を読むことで、当日の復習をしています。
    わたしが「白雪姫」と「いばら姫」について質問したのは、〝何もしないで幸せになっていいのかな?〟ではなくて、〝二つの話はテーマが全く一緒ではないけれども、おひめさまのキャラクターは同じと認識してよいのですか?〟でした。
    言葉が足らずすいませんでしたm(__)m
    何もしなくても幸せになってもいいのかというのには自分では答えは出ています。
    〝ありのままのあなたを認める。そのままのあなたでいい。〟
    が、この二つの話の場合は言えると思います。
    これは、昔話の含世界性の中の一部なので、ヤンさんがおっしゃったように色々なテーマの話を自分のレパートリーにして、いろいろな話を聞いてもらうという状況にもっていくのがベストだと思います。
    今回のご感想にありました、ジェンダーの問題は、気づいていませんでしたが、確かに今の時代はよく考えないといけないと思いました。
    ありがとうございました。

  2. ジミーさん
    コメントをありがとうございます。
    白雪姫といばら姫、キャラクターについての疑問だったのですね~
    失礼いたしました!
    わたしは、キャラクターは今まで考えたことなかったです!
    昔話では、なんにでもなりうる固体が、それぞれの行動をするってイメージしてて。
    あらあ、面白いですね~

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