月別アーカイブ: 2023年10月

10月のおはなし会🌰

「〇月のおはなし会」ってのは、図書館のおはなし会以外でのおはなし会の記録です。
っていっても、ここ何年間はほぼ幼稚園でのおはなし会だけどね(笑)

10月16日(月)こども園

4歳さん
ろうそくぱっ
おはなし「あなのはなし」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
おはなし「くさかった」
ろうそくぱっ

わたし「あなと、どーなつと、かえると、つばめと、ひつじ、みんなで~」
子ども1「どーなつは?」
わたし「えっと、どーなつと(私、言わへんかった??)」
子ども2「鳥は?」
子ども3「つばめやで!」
わたし「えっと、つばめと(あれ?言わへんかったか?)」
子ども4「かえる!(言うた!!」」
わたし「出会った順番に言うてよ!」
みんな「あなと、どーなつと、かえると、つばめと、ひつじ!!!」
わたし「そう、みんなで、」
みんな「4人!」
わたし「(心の中で)もうええわ!」

このクラスの課題=注意深く聞こうヾ(≧▽≦*)o

5歳さん
ろうそくぱっ
おはなし「わたしがテピンギー」同名絵本
おはなし「くさかった」
ろうそくぱっ

子ども「短い!」
半面、三回目の繰り返しを面倒くさがる子もありました。「もう分ったから、それで?」って感じね。
運動会を経験して、急成長した年長さん。聞く力もずいぶんつきました。
それでおまけに「くさかった」をしたら、笑ってはくれたけど、やっぱりものたりなさそうでした。

このクラスの課題=ムラカミさんにもっと長い話をさせよう

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今日は、日本の昔話を更新しました。
「歌を歌うねこ」
こわいで~~~

10月のあったかペーチカ

ついでにペロリ 『おはなしのろうそく6』東京子ども図書館

旅人馬    語りの森HP

クモとゆめ  『子どもと家庭のための奈良の民話一』京阪奈情報教育出版

元気な仕立て屋 『イギリスとアイルランドの昔話』福音館書店

ジャックと豆の木 『語りの森昔話集1』語りの森

かしこいモリー 『おはなしのろうそく1』東京子ども図書館

ねこのなまえ 出典不明 参考:『かたれやまんば 第2集』藤田浩子の語りを聞く会

語りという勉強・場所を通して人間力のようなものを少しずつ育ててもらっているんだな~と最近すごく感じます。準備をする、環境に合わせる、自分の癖を発見して手放す努力をする、時を待つ、勇気を出す、できそうなことに挑戦する、しくじって大事なことに気づく…などなど。おはなしが好きだから続いている。みなさんの新しい挑戦、「やってみます!(モリー)」に元気をもらいました。中学生の息子と重なるところがあって、行事の取り組みや部活動がそれにあたるでしょうか。なんでもわくわくと頑張る方がいいですね。今回も多岐にわたる楽しいおはなし会でした。

次回は11月5日㈰です。

最後まで正座で!?

運動会季節なんですね。
市内の小学校の運動会は学校によってばらばらな日程になっているようで、この日も運動会をしているところがあったそうです。
そんな10月14日土曜日の図書館のお話会は…

手遊び たまごをポンと割りまして
おはなし 「ホットケーキ」 『おはなしのろうそく18』東京子ども図書館
絵本 「かもさんおとおり」ロバート・マックロスキー 福音館書店
絵本 「わんわんにゃーにゃー」長新太/和田誠しあげ 福音館書店
手遊び さよならあんころもち

子ども6人、大人8人
親御さんに加えて、大人のかた単独の聞き手がいたために大人のほうが多かったんですね。
小さな女の子がいたんですが、たまたま始まる前にちょこんと正座して待ってたんです。
それで手遊びが始まって、おはなしが始まっての流れで集中して聞いているものだから正座のままだったんです。
「いつ足を崩すんだろう」と思ってみてたんですが、ほぼ最後まで崩さなかったんじゃないかな。
少なくとも「かもさんおとおり」の最後までは崩さなかったと確認しました(笑)
じっと聞いている女の子がヤンさんや絵本を見つめる目を見ているとほんとに子どもってすごいなと思いますし、「ああ、わたしは今子どもからパワーをもらっている~~」と感じました。

お話会の後ヤンさんに教えてもらったんですが、この日のメニューは〝つながり〟があったんです。
手遊びの最後、たまごを五つ割った後はホットケーキができます。
それでつぎにおはなしの「ホットケーキ」に続き、そのおはなしの後半にかもが出てくるので次の絵本は「かもさんおとおり」と続くんだそうです。
気づきませんでした!!
「気づかなくてもいいねん。楽しんでくれたら。」とのことでしたが、ヤンさん、芸が細かすぎます。
恐れ入りましてございます<m(__)m>

きんもくせいが😊

一昨日くらいから、朝、窓を開けるとほのかに香ってきます。
むかし、高校の中庭に大きなきんもくせいの木があって、学校祭のころになると、木の周りの地面が丸く黄色く染まるのです。
あこがれの先輩はたった2つしか年が離れていないのに、ずいぶん大人に見えました。
(何度目かの)初恋の香りでもあります。

なんだかやっと、自分にもどれたような日々になりました。
それでもまだ嵐は去ってはいないのですけどね。
あしたは図書館主催絵本の読み聞かせ講座の4回目。絵本の選びかたについてお話します。自分の中に絵本を選ぶ眼を養うことが、絵本選びの基本。それだけで話が終わったらきっと皆さんがっかりだろうと思うので、ちょっとしたポイントを伝授します。
来週の第5回では、みなさんに選んだ本を読んでいただいて、思いを語ってもらいます。
その次の週は、高校の絵本読み聞かせの講義です。
これは、めっちゃエキサイティングなんですよ。
何が起こるか分からない(笑)

とまあ、絵本関連が続いています。
その準備があるものですから、なかなか昔話関連に時間が割けないでいます。
それがストレスかな。欲求不満というか(笑)
午前中に語りの練習を1時間やって、再話を1話やる。このふたつのアウトプットにバランスをとるように研究書を読む。
そんな午前を過ごせたら、ゴキゲンなのです。

小学2年生の孫が、いま、『語りの森昔話集』にはまっているそうです。
おもしろいって。
だからそろそろ第6巻を出したいなと思います。
5歳から10歳が昔話年齢といわれています。間に合うかしら?
11月に入って嵐が去ったら編集にかかります。

 

 

 

10月の初級クラス

日に日に秋めいてきていますね。
先日、友人に「さつまいも、栗、カボチャのどれが一番好き?」と聞かれました。どれも好きすぎて、結局答えられませんでした(笑)
お話も同じで「どのジャンルのお話が好き?」と聞かれても、きっと決められないのではと思います。だってそれぞれに味わいが違うんですから!

手遊び
やきいも やきいも おなかがグー
ホカホカ ホカホカ あちちのチー
食べたらなくなる なんにもパー
それ、やきいもまとめて グーチーパー
ジャンケンホイ

語り
1. 元気な仕立て屋/イギリスとアイルランドの昔話/福音館書店

2. ついでにペロリ/おはなしのろうそく6 /東京子ども図書館
3. かきねの戸/語りの森昔話集1/語りの森
4. みじめおばさん/語りの森HP
5. 名人四人きょうだい/おはなしのろうそく31/東京子ども図書館

ヤンさんの語り
6. 美しいワシリーサとババヤガー/おはなしのろうそく4/東京子ども図書館

講評
1. 演じないとおもしろくない話。お話の姿に合わせて、語り手も楽しげに聞き手を巻き込んで語る。

2. 累積譚は①子どもが主体的に入ってくるような語り方→ゆっくりめ②聞き手があっけに取られるような語り方→テンポ良く の二通りがある。

3. 笑い話は聞き手の呼吸に合わせて間を取る。それをする為にも、本番前にはサラサラと流れるように語れなければならない。

4. ぜひ語って欲しいおもしろい話。「死神」の怖さと間抜けな所を対比して笑わせる。

5. 語り手は、語りながら語っている自分を冷静かつ客観的な立ち位置で、聞き手がお話の世界から離れて行かないように言葉を選ぶ。

6. 長いお話について、大人は集中しながらも違う思考が働いてしまうが、子どもの集中力は鍛えることによってお話の世界観だけにのめり込める程高まる。

今回も充実した学びの時間でした。
みなさま、秋を満喫なさってまた11月に集いましょう。

次回は11月14日(火)です。