一番のおはなし🥰

連休も明けて、おはなし会が本格的に始動する季節ですね。

みなさん、子どもたちに何を語ろうかとわくわくしながら仲間と話し合っているところでしょうか。

学校の授業時間をもらってのおはなし会でも、朝読や放課後の短時間のおはなし会でも、おはなし選びで大切なことは、この子たちにこの話を聞かせたいという情熱を持つこと。

子どもの集中力が続く時間は限られています。
だから、プログラムを組むときは、1番初めに大きな話・重い話を持ってきます。そのおはなしは、これさえ聞いてくれたら、きょうのおはなし会の目的は達したと思えるおはなしにします。もし短時間のおはなし会なら、これさえ聞いたらその一日は充実したって子どもが思えるようなおはなし。語り手としては、一番大事なおななしですね。
そうねえ、ヤンは、子どもたちの生きる力を引き出してくれるようなおはなしを選びます。
1話しか集中が続かない子がいても、それさえ聞いてくれれば、語り手の一番伝えたいことは伝わるわけですから。
そのとき、おはなしの所要時間で判断してはいけませんよ。だって、たとえば累積譚⇒こちらは長いけれど、はんぶんお遊びのようなものだからね。そういう話は、長くても、オマケの話として最後に持ってきます。

ところで、みなさん、どうしても聞かせたいおはなしを持っていますか?
いつものあの子たちの顔を思い浮かべながらテキスト集を読みましょう。
もしいたずらっ子や斜に構えたおしゃまさんたちがいても、その子たちは、きっと、大人が真っ向から対してくれることを願っています。
笑い話や怖い話やくすぐりのはなしでごまかさないで、本気のはなしを選びましょう。

本気のはなしって、語りの森のホームぺージでいえば、日本の昔話の《本格昔話》、外国の昔話の《まほうの話》《人間たちの話》のようなはなしです。

子どもたちとともに充実したいい時間が持てますように!
語り手の皆さんに熱いエールを送ります。

 

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