月別アーカイブ: 2015年9月

私も2学期がはじまりました

ぽんです。
雨の中、お話会に行ってきました。
〇保育所 4才 25名ぐらい ろうそくなし、25分ぐらい
ろうそくのうた
お話「こすずめのぼうけん」 同名絵本 
         ルース・エインズワース/作 
         石井桃子/訳 堀内誠一/画 福音館書店
絵本「うれしいさん かなしいさん」 
       松岡享子/作絵 東京子ども図書館
絵本「かさもっておむかえ」 征矢清/作 長新太/絵 福音館書店
ろうそくのうた
今年の6月から行き始めたので、今日が4回目のお話会でした。
この保育所の子ども達は、お行儀がとっても良くって、しっかり聞いてくれます。
日頃からそういう保育をされているんでしょうね。
「うれしいさん、かなしいさん」は時々お話会で読んでいます。まだ、子ども達
との関係がよそよそしい時に、子ども達に一緒に声を出して「うれしい さんに
なりました」と「かなしいさんになりました」と言ってもらって、子ども達とよ
り仲良しになるために選んでいます。
今回もそれを狙って・・・。狙いはばっちり。でもこの子達にはちょっとものた
らなかったようだったので、もう一冊を長めの絵本にしました。
今日は丁度雨だったので「かさもっておむかえ」。長いし難しいかな?最後まで
聞けるかな?と若干不安はありましたが、この保育所のこのクラスで は、大丈
夫でした。
今年は4カ所の保育所に行かせて貰っています。保育所のカラーってありますよ
ね。ここの保育所では〇だったのに、別の保育所では×だったり。年齢 が同じで
も反応はいろいろ。よく考えてプログラムを作らないとなあ、と反省することも
多々あります。
ちなみに、各保育所の私の担当クラスは、A保育所−4才 B保育所−4才 C
保育所−3才と5才 D保育所−4才と5才(秋からは3才も始まりま す)
いろいろ比較出来て、おもしろいっちゃあ、おもしろいですが。
そんな訳で、私も2学期がはじまりました。
                     
                          byぽん

赤ちゃん参加のおはなし会  byヤン

きのうは図書館のおはなし会。
今年度から、毎週土曜日だけでなく、月1回水曜日にもお話会をしています。
水曜日は、土曜日ほど参加者が多くありません。落ち着いたお話会です。
最近どこの図書館でもおはなし会の低年齢化が言われているようです。
ヤンのところは、年齢差拡大が起きています。
というのは、これまで通り5〜8歳中心、プラス小学校高学年の子も来るのです
が、0〜2歳も増えてきたのです。
きのうは、小学生3人、幼稚園児2人、なんと、1歳が5人!
ふだんは上の子のオマケで連れられてくる赤ちゃんが多いのですが、きのうは五
組全員、おかあさんが、赤ちゃんのためにやってきました。
関西人としては、お客様みんなに満足して帰ってもらわなあかんという、サービ
ス精神が無意識にはたらきます。
どんなプログラムだったと思います?
てあそび 「ちーちゃん、ぱーちゃん」
おはなし 「ヤギとライオン」『子どもに聞かせる世界の民話』矢崎源九郎編/
実業之日本社
おはなし 「エパミナンダス」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
絵本 『ごはん』平野恵理子作/福音館書店
絵本 『とっとこ とっとこ』まついのりこ作/童心社
絵本 『ぴょーん』まつおかたつひで作/ポプラ社
てあそび 「さよならあんころもち」
てあそびはどちらもわらべ歌。1歳児はからだを揺らして楽しみます。
おはなしふたつ。これは、たまたまですが、くり返しのある話。
幼稚園児以上は、もちろんストーリーを楽しみますが、1歳児はリズムを感じて
くれます。それを信じて、「ね〜むれ〜♪」と念じながら語りました (笑)
なんとかおとなしくしていてくれましたよ。
ここまでで、1歳児はかなり集中がなくなっています。
お茶を欲しがったりね。かばんや本で遊びたくなったり。
そこで、絵本です。
『ごはん』は、今年4月に出たばかりの本。
赤ちゃん絵本ではない。でも、ページをめくるたびに、おかあさんたちが、
「わぁ〜」って驚いてくれる。
小学生も、あれ食べたいこれ食べたいと、口々に言う。
1歳児はその雰囲気に適応する(笑)
やっと赤ちゃん絵本の出番です。
1歳児たち、だいぶ疲れています。でもね、
「とっとこ、とっとこ」っていったとたん、あっち向いていた小さな目がいっせ
いに本に集中。
やっぱり赤ちゃんには、赤ちゃん絵本。絵本の作り手の力量を感じます。
そして、大きな子たちもいっしょに笑って楽しみます。これも作り手の力量。
『ぴょ−ん』は、おかあさんもいっしょにぴょ〜ん。
文庫で、赤ちゃんと親(orばば)のための赤ちゃん絵本の会をしています。
が、こんなふうに、大きい子もいるおはなし会に赤ちゃんが参加するのもいいな
あと思っています。
小学生の女の子が、たいくつした赤ちゃんのお相手をしていました。もちろん知
らない者どうしです。いいなあ。
  ヤン

日本民家集落博物館って、知ってますか?  byヤン

日本の昔話を語るなら、必見の博物館です。
博物館といっても、野外博物館。
大阪府豊中市の服部緑地公園の一隅に、10棟の民家が各地から移築してあります。
これって、展示してますっていっていいのかなあ?
というのも、どの建物も中に入っていって、すわりこんで囲炉裏の火にあたった
り、お話を聞いたり、わらじを作ったり、などなど、できるのですよ〜  
まず、入り口が大阪布施の長屋門。ここで入館料500円を払います。
なかに入ると、少し高低のある広い敷地に田舎道があって、めちゃ庶民的な草花
が迎えてくれます。ところどころに田畑があります。
小さな看板と矢印に沿って歩いていくと……
宮崎県椎葉村の民家:あの焼畑の村です。
長野県秋山郷の民家:豪雪地帯の家は、壁までカヤぶきです。
奈良県十津川村の民家:十津川村は川に沿ってのびているので、家も細長いのです。
福井県敦賀の民家
大阪北河内の茶室
岩手県南部の曲家(まがりや):ここの土間でわらじつくり体験に参加したこと
があります。
香川県小豆島の農村歌舞伎舞台:ときどき実演があります。
鹿児島県奄美大島の高倉:羽衣が隠してあった? あんな細くて高いはしご、の
ぼれるのかなあ。
大阪能勢の民家
岐阜県飛騨白川の民家:そうあの有名な白川郷です。
大阪堂島の米蔵
この博物館のいいところは、民具も、使われていた通りに展示してあって、「さ
われる」のです。
わたしは、この「さわれる」に魅了されています。
そこに住み、それを使っていた人と、肌でふれあえるようなまぼろしを見るのです。
ちなみに、吹田市の民族学博物館の展示も「さわれ」ます。
みなさんは、「から臼」で搗いたこと、ありますか?
大豆を「石臼」てひいたこと、ありますか?
いろりで「背あぶり」したこと、ありますか?
黒光りした床に寝転がって、雄大な「梁」を見あげたことありますか?
どれも体験できるのですよ〜
もし「ふるやのもり」を語るなら、
馬と同じ屋根の下で暮らすってどんなふうなのか、想像できますか?
もし「貧乏神」を語るなら、
囲炉裏の上の「火だな」の大きさ、焦げ臭さ、わかりますか?ふだんは何を載せ
てるか想像できますか?
アクセスは、北大阪急行の「緑地公園」駅から、公園内を歩いて15分。
日時計や花壇を見ながらミニミニウォーキングです。
お正月には各地のお雑煮大会っていうのがあって、いままで、なんどかごちそう
になりに行っています。一杯300円。
館内には、たくさんのボランティアさんが説明してくださったり、畑を耕したり
されていて、あたたか〜な博物館です。
ぜひ、みなさん行ってみてください。
そして、全国各地の皆さん、お近くのおすすめ博物館を教えてください!
  ヤン