日別アーカイブ: 2015年9月12日

9月前半のお話会  byぽん

ぽんです。
久しぶりに連続投稿(時間の関係で日にちは違いますが)。
9月も2週間が終わりました。
この2週間で行ったお話会の報告です。
〇小学校3年生 1クラス約35名 ろうそくなし 30分
お話「ちょうふく山のやまんば」 『日本の昔話③ももたろう』福音館書店
お話「まめじかカンチルが穴に落ちる話」『おはなしのろうそく8』
絵本「かとりせんこう」  福音館書店
毎月行ってる学校です。
「ちょふく山のやまんば」は日常語で初出し。どんな感じかなあと内心どきどき
だったんですが、いやいや、よく聞いてくれました。日常語勉強会で7 月に
語った時には、まだ、なんとなく《もっちゃり》した感じで、特にあかざばんばと
山姥の会話が続くところは、もたもたして子ども達の気持ちが離 れていかない
かと不安だったんですが、そんな心配もなんのその、十分しっかりとついて来て
くれました。ああ、良かった。
〇小学校4年生 2クラス約35名 ろうそくなし 30分
お話「赤鬼エティン」 『おはなしのろうそく15』
お話「あたしがテピンギー、この子がテピンギー、あたしたちがテピンギー」
    『魔法のオレンジの木』 岩波書店
上の3年生と同じ学校。
今回絵本なしのプログラムにしました。
「テピンギー」はよく4年生で語ってるんですが、学校によって反応が少し違う
気がします。
以前に所謂ちょっとしんどいクラスで語った時のこと。お話の最後に継母がおじ
いさんに連れていかれてしまって、テピンギーがひとりっきりで家で暮 らすこ
とになり、最後の一文「テピンギーはしあわせだった」と言った途端、その時間
中、ずっと教室の後ろのロッカーの上で寝転んでた男の子が、 「良かったや
ん」と一言。私、嬉しくって。「そうやろ。そうやねん。おばちゃんもそう思う
ねん」と。
でも、今日のこの子達は、そんな感じじゃなかった。確かに何回も出てくる歌に
身体でリズムをとり、テピンギーの機転で、クラス全員の女の子が赤い 服を着
たり黒い服を着たりして、おじいさんをからかう場面ではにやりと笑い・・・そ
れはそれで十分楽しんではくれたんだけど、最後の最後の場面 で、ストンと納
得したような顔をしなかった。
うーーん、何故? 
私の語り方の問題?
聞き手の子達の育ってきた環境の違い?(実は、明らかに違うんです)
よく聞いてくれて、良いお話会でした、と報告書に書けるほど、本当によく聞い
てはくれたんですよ。楽しんでくれたんですよ。紹介した出典の『魔法 のオレ
ンジの木』を後で手に取って、残りの15分に読んでる子もいたし。でも・・・。
私としては、宿題をもらった気がします。
来週、同じ学校であと1クラス、このプログラムで語ります。
さあ、9月後半。
シルバーウイークもあって、お話会もちょっと少なめですが、頑張ります。
                  by ぽん