月別アーカイブ: 2019年11月

11月のがらがらどん🍁🍂

すっかり秋になりましたね。
そして寒くなりました。
風邪やインフルエンザや家の用事をものともせずに今月もがらがらどんにいろんな語りが集まりました。

「捨て子と鬼」『日本の昔話4』福音館書店
翌日に、授業のお話会デビュー(?)をされるので最終の練習に来られました。
今月の初級講座でも語られましたし、練習に練習を重ねておられますね~。
すごいです! 練習は裏切りませんよね、やっぱり。
「リッキ・ティッキ・タービ」『ジャングル・ブック』西村孝次訳 学研
なんと、35分の長編です。
6年生に語られるそうです。
創作は難しいうえに、こんなに長いと家では通して練習するのはなかなか難しいですね。
ということで、がらがらどんという場で語られたわけです。
久しぶりに顔を出していただき、うれしかったです(*^_^*)
「まほうの鏡」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』語りの森
なんと、今年の入門講座の受講生さんです。
発表会前に練習にこられるとは初めてのパターンです!
そして、自分の語りを録音しながら、初めての語りを堂々となさいました。
どんだけ、熱心で、度胸があるんでしょうか?
またまた、すごいの一言でした!
「スヌークスさん一家」『おはなしのろうそく2』東京子ども図書館
おなじみの、息を吹くときに上下左右のどれか一方からしか吹けないご一家の楽しい物語です。
何回聞いても笑えてきます。
「わたしはできない」と言わないで、子どもたちの前では自分を取り繕うことなど考えずにやりましょうという話が出ましたが、やっぱりわたしもこれはできないまま現在に至るでございます(/ω\)
語り手さんは見事にやり切られました。
「ねずみのもちつき」『日本の昔話5』福音館書店
ちょうどお正月のお餅つきの季節にいいお話ですね。
ほっこりするし、かわいいし、語り手さんの雰囲気もよくあっていて、いつもほんわかします。
聞かせてもらうたびに、日本の昔話っていいなあと思います。
「おはなしかめさん」『朝鮮の民話』偕成社
これも、今の季節ですね。
どんぐりを拾いに行くと、しゃべれるかめが出てくるおはなしです。
こちらは朝鮮の昔話ですが、これもほっこりしますね。
そして天から小判が降ってくる。
いいなあ~(笑)
でもいじめっ子に降ってきたものは、ギャ~!なんで、子どもたち大よろこびですね。
「三びきの子ブタ」『イギリスとアイルランドの昔話』福音館書店
1月に幼稚園の5才さんに語るので、練習させてもらいました。
まだ、おぼえたてでなんどか詰まってしまい申し訳ありません。
人前で語るとどこが詰まるのかをチェックして、今後の練習に生かそうと思ったんです。
ハイ、いいわけですね、その通り、申し訳ございませんでした<(_ _)>
「丈六のおじぞうさん」『なばりの昔話』より再話
昨日のブログにある、ヤンさんが講師をされた名張の講座のために、名張の話を再話して語られるということでした。
がらがらどんで披露してくださいました。
お地蔵さまが夜中に動いて、赤目四十八滝の茶店に行くというおはなしです。
以前、観光で行ったことがあるんですが、サンショウウオのいる入り口から滝までの間が結構長くて歩くんですが、ちょうどいいところに茶店がありました。
名張のみなさん、きっと大よろこびだったと思います。
「え、あのお店!」「まさか、続いてるわけないよ~」とかね(*^_^*)

新刊絵本の紹介
『ロージーのひよこはどこ?』パット・ハッチンス作 こみやゆう訳 好学社
『ロージーのおさんぽ』の続編だそうです。変わらない面白さ。
ネットの個人のブログに、「ドリフのような面白い個所がある」と書いてあり、「なるほど、コントか」と思いました。
『だーるまさんだーるまさん』おおなり修司文 きむらよしお絵 絵本館
ページをめくるとだるまさんがいろんな顔をしてるという、次は何かな~と楽しむパターンの絵本。
「でも、当たらないよねぇ」というのが、またおもしろい。
「ええ~っ!」という展開が楽しめました。
他もたくさん、ゆっくり読みたい絵本を紹介してもらいました。

今回も楽しい時間をありがとうございました。
次回は12月15日、今年最後のがらがらどんです。
1年過ぎるのがほんとに早いです。
年末のお忙しさもございましょうが、息抜きに、楽しみのために、みんなで語り、聞き、お茶しましょう(^o^)/

なばりの講座、報告🎊

9月~11月、3回にわたる実践講座が、終了しました。
講座の詳細はこちら→

で、今日は皆さんの発表と質疑応答でした。
たった2回の講義の後の発表なので、心配だったのですが、7名のかたが手をあげてくださって、小一時間のすてきなおはなし会になりました。
知らない人ばかり、大人ばかりの場所で発表するのは、ものすごく勇気がいったと思います。みなさま、ありがと~~~

プログラムは、語り6話と絵本1冊。
「魔法のかさ」
「風の神と子ども」
「だめといわれてひっこむな」
「やまんばばあと馬子どん」
「だんまりくらべ」
「ねことねずみ」
『鹿よ、おれの兄弟よ』

ね、おもしろそうでしょ。聞きたかったでしょ!
語り手(読み手)の個性とお話(絵本)がぴったりあっていて、ほんと、よかった、楽しかったです。

みなさんからの質問(前もって尋ねていたの)も、核心をついていて大事な事ばかりでした。
短時間で答えるのに、めっちゃ頭を使いました~笑
私自身が勉強になった講座でした。
担当の先生や図書館のかたがた、名張市の教育委員会のみなさま、お世話になりました。
子どもたちに読書を!という志を強く感じました。
ほんで、わたしもがんばろうと改めて思いました。

さて、会場はここ。子どもセンター。

駐車場から見た山並み。

自然の美しいいい所でしょ。

帰りにすてきなところに案内してくださいました。
積田神社です。すごい銀杏!!!



名張市には、赤目四十八滝や青蓮寺湖など見どころがたくさんあります。
すすきで有名な曽爾高原(奈良県)も、名張からバスです。
ババの遠足にはちと遠いかな。ゆっくり遊ぼうと思ったら一泊せなあかんね~

11月のおはなし会3🎪🎪🎪

11月22日(金)
小学3年生 授業 一クラスずつ3回
おはなし「心臓がからだの中にない巨人」『おはなしのろうそく22』東京子ども図書館
おはなし「まぬけなトッケビ」『おはなしのろうそく30』東京子ども図書館(仲間)
ブックトーク 世界の昔話
元気な学年です。
プログラムは、元気な子どもたちにぴったりでした。こどもたちのすばやい反応にすばやく反応しながら語りました(笑)
なんだか、体育会系のおはなし会でした~
「心臓が~」は、3年生に聞いてほしい話です。
おおかみの背に乗って世界の果てまでかけていく想像が、やっとできるようになった3年生。
しかも、おひめさまの策略や、エスペンが心臓を握りつぶすことに、疑問を感じず、喜びを感じられる年齢。
長い話も長いと感じない、そんな自分が誇らしい年齢。
教科書で「三年峠」を習うので、同じ朝鮮半島の昔話「まぬけなトッケビ」。

11月25日(月)
4年生 授業 一クラスずつ2回
おはなし「三つの五月のもも」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』村上再話/語りの森
おはなし「捨て子と鬼」『日本の昔話4』小澤俊夫再話/福音館書店 (仲間)
おはなし「九尾のきつね」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』村上再話/語りの森
ブックトーク 新美南吉
3年生とは一転、静かな学年です。
もうちょっと力を抜いて聞いておくれと思ってしまった~
笑いあり、スリルあり、恐怖ありのいいプログラムなんだけどなあ。

11月26日(火)
中学1年生 朝学習
おはなし「まほう使いの弟子」『語りの森昔話集3しんぺいとうざ』村上再話/語りの森
ブックトーク『クラバート』
今年の一年生は、人懐っこくていい感じ。
期末テスト2日前なのに、だれひとりこっそり勉強していませんでしたよ。
余裕なのか、まじめなのか、お話が好きなのかぁ~

11月27日(水)
4年生 一クラスずつ2回
おはなし「三つの五月のもも」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』村上再話/語りの森
おはなし「捨て子と鬼」『日本の昔話4』小澤俊夫再話/福音館書店 (仲間)
おはなし「九尾のきつね」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』村上再話/語りの森
ブックトーク 新美南吉
一昨日のつづき。
一クラスは、ほんとに楽しそうに、このプログラムに模範的な聞きかたをしてくれました。笑ったり、恐がったりね(笑)
もう一クラスは、ぽろぽろとくずれて、間がぜんぶずれて、・・・
クラス運営によって、同じ学年でもこんなに違うのかと、感心した二日間でした(笑)

湖南三山 紅葉狩り🍁

今年の紅葉は、湖南三山。
滋賀県湖南市にある常楽寺、長寿寺、善水寺は、本堂が国宝に指定されている古刹。
秋晴れの一日、行ってきましたよ~

スペースシャトル、ではなくって、コミュニティバス「めぐるくん」を使って、乗ったり歩いたりして巡りました。

まずは、JR草津線の石部駅からバスで10分。歩いて5分の常楽寺。
良弁さんが開いたお寺が始まりだそうです。和同年間というから、今から1300年ほど前ですね。

本堂です。

三重塔。これも国宝。垂木がすごいでしょ。

 

常楽寺を出たところに、結界が!

山道を30分歩いて長寿寺へ。

紅葉祭りということで、地元の人たちがたくさんのお店を開いていました。
おでん。うどん。たこやき。大判焼。大福もち。焼き栗。干し柿。巻きずし。いなりずし。パン。クッキー。み~んな手作りです。
ちょうどお昼の時間だったので、わ~い! おいしかったああ。
お祭りは今月いっぱいやっているそうです。

長寿寺の山門です。


ここも良弁さんが開いたお寺。
本堂の春日厨子は国宝。中にご本尊の子安地蔵菩薩が祭られているんだって。御開帳は50年に一度!ありがたみがあるなあ。

本堂です。
三山の中では、わたしはここの本堂がいちばん気に入った~

 

めぐるくんで石部駅にもどり、JRで一駅乗って、甲西で下ります。また、めぐるくんで岩根まで10分、そこから山道を登り、善水寺へ。

ふうふうはあはあいいながらたどり着いた善水寺の本堂。
白い山茶花が美しく出迎えてくれました。

字のごとく、清水がわいています。
池に映る紅葉もすばらしい。

さてさて、ゆったり一日がかりで紅葉を堪能しました。
地元の人とちょっとおしゃべりをしたり、はるばる埼玉からの旅人といっしょに歩いたり、おいしいもんも食べたし、よい紅葉狩りでした。

石部駅と甲西駅には、ハイキングマップが置いてあります。
まだ紅葉は楽しめますので、ぜひぜひどうぞ。

ヤンさんじゃないと……

冬の気配があちこちに感じられる今日この頃、立冬も過ぎて
さすがのおらふも半袖だけでは寒くなってきましたよ!いい感じです♡
でも、おはなしのお部屋はやっぱり暑い!熱い!のでした😁
土曜日図書館おはなし会の報告です(またまた2週間分でスミマセン🙇)
11月9日は、お出かけもひと段落したでしょうか、子ども11人、大人5人。

 手遊び  「どんぐりころちゃんじゃんけん」
 おはなし 「はらぺこピエトリン」子どもに語るイタリアの昔話 こぐま社
 絵本   「タコやん」 富安陽子ぶん 南伸坊え 福音館書店
 絵本   「ぐるぐるちゃん」 長江青 福音館書店
 絵本   「あかちゃんがやってきた」 角野栄子作 福音館書店
 手遊び  「さよならあんころもち」

「はらぺこピエトリン」は、おはなしのはじめに、ヤンさんはいつも、
「このおはなしには、ごちそうが2つでてきます。ひとつはニョッキ……」
といって始めるんですけど、なぜか、間髪入れず、「知ってるー!!」
ヤンさん続けて「もうひとつは、フォカッチャ……」「知ってるー!!」
もう、始まる前から楽しい。
それにしても、ヤンさんのピエトリンは、なんでそんなに絶妙なの❓
ピエトリンがニョッキやフォカッチャを食べてしまうところ、
バッボルコが羊や牛のふんを食べてしまうところ、
バッボルコが階段を登ってくるところ、これが、何とも言えずいいんですよ♡
ホントに楽しいの!!
そう、この楽しいには、ちゃんと訳があるんです。長年の経験もあるだろうし、
センスもあるだろうし……。とにかくすごいなぁと、思います😊

11月16日は、ヤンさんはお休み。おらふと先輩がつなぎました!
この日も、子ども2歳から11歳までの15人、大人5人、図書館員さん2人。
半分常連さん、半分初めてさん、というまずまずのお客さんでした😄

 手遊び  「どんぐりころちゃんじゃんけん」
 おはなし 「にぎりめしころころ」 日本の昔話4 福音館書店
 おはなし 「かきねの戸」 語りの森昔話集1 村上郁再話 語りの森
 絵本   「おっぱい」みやにしたつや 鈴木出版
 絵本   「おじいちゃんの木」 内田麟太郎文 村上康成絵 佼成出版社
 絵本   「ない!」 名久井直子さく 井上佐由紀しゃしん 福音館書店
 絵本   「うんこしりとり」 tupera tupera 白泉社
 手遊び  「さよならあんころもち」

この日は、やんちゃ三姉妹が来てくれたのですが、いつもと違って、
いやぁ、とっても静か~にきいてくれるのね。ということは、
ヤンさんには甘えていたんですね。(みなさまにはわかりにくくてスミマセン)
あれは、ヤンさんへの愛情表現だったということが、よくわかりました。
やんちゃさんも大変なんですね………。
まぁ、とにかく、おはなし聞いてくれてる子どもたちの
にこにこした顔がかわいかった!! ねっ🍎