月別アーカイブ: 2022年5月

5月の中級クラス

昨日までは寒いくらいでしたが、今日は久しぶりに暑い日になりました。
こうやって毎日、暑さ寒さ、気圧などと自分の体調を関連付けてその日の明暗を考えるようになったのはいつからだったでしょうか(笑)
でも、勉強会に行くと元気をもらえるので、昨日もみなさんの語りやヤンさんの講義から元気をもらえました(*^^)v

「犬神山のおおかみ」 語りの森HP日本の昔話 → こちら
「三つの五月のもも」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』語りの森
「ヨーナスの馬」 語りの森HP外国の昔話 → こちら
「ジャックと豆の木」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』語りの森
「はえの御殿」『語りの森昔話集5ももたろう』語りの森
ヤンさん「まほう使いの弟子」『語りの森昔話集3しんぺいとうざ』語りの森

わたしは「はえの御殿」を語らせてもらいました。
みなさんがしっかりした話でしたから、ちょっと息抜きになったんじゃないでしょうか?
受けました~~(笑)
笑話じゃありませんが、他の話がみんなぐ~っと聞きこむ話で緊張しっぱなしだったところへかわいい連鎖譚が入ってきたから、ここで緊張を緩めたかったんでしょうね。
それと、こわいおばちゃんがかわいい話をテンション上げ気味で必死に語るという面白さが笑いを誘ったのかもしれないです。
ヤンさんが、ロシアでちびっこに一番人気の話だそうだと言われたので、なんだか景品に当たったように嬉しかったです。
それに、超おぼえやすかったです。
連鎖譚は、一瞬でもかんだり詰まったりしないように練習を積まないといけないのでなかなか手が出ませんでしたが、すぐに覚えられるからありがたかったです。
来月は、真逆の中学生向きの話で挑戦します。
間に合うように早く覚えて、ガンバロー(^o^)/

5月のおはなし会🌹

5月16日(月)

幼稚園4歳児

ろうそくぱっ
おはなし「おいしいおかゆ」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
絵本『バナナです』川端誠作/文化出版局
ろうそくぱっ

わたし「おかゆって、しってる?」
子ども「赤ちゃんが食べる~」「熱が出たら食べる~」
わたし「そうやねえ。よう知ってるねえ。白くって、ごはんみたいで、やわらか~いのね~」

4歳さんにはそんなところからお話を始めます。
おかゆがどんどん流れ込んでいくところ、目を丸くして聞いていますが、おもしろいとは感じていないみたい。ほんとにそんなことがあるんだと思って、まじめ~に聞いてました。
4歳さんの「おいしいおかゆ」って、そうなんです。
わたしも分かってるんですけどね、迷ったくあげく、やっぱりこの時期、おかゆをやってしまうんです。来月「三匹のくま」をやる伏線なんですよ~

幼稚園5歳児

ろうそくぱっ
おはなし「アナンシと五」『子どもに語る世界の民話』矢崎源九郎編/実業之日本社
ろうそくぱっ

先生に一番受けていました(笑)
子どもたち、初めはちょっと怖かったみたい。
うさぎのおくさんのときには、「またや~」って笑ってる子もいましたが。
最後、「え!アナンシやられたん!!?」って、びっくりしていましたよ。

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昨日のHP更新は、外国の昔話「運命を出し抜く話」
大人のおはなし会でお勧めです。
このところ、運定めの話をつぎつぎ再話していてね、おもしろいなあと思って。
自分の人生の不条理を考えるのは、古今東西同じなんですね。どんなふうに納得するかということが、民族によって、また地域や個人の環境によって異なるから、結末も異なるんですね。
自分はどう生きるか、そんな個人的なことを、昔話という集団によって伝えられた話に学ぶ、おもしろいなあ。

写真はうちのクジャクサボテンです。

 

 

 

 

 

5月の日常語クラス

こんにちは。
当地では最近、曇天や雨が多くて肌寒い日々が続いています。
少し前は真夏のような日もあったのに、コロコロ変わる不安定な天気で心も沈みがち…。
なんてことはなくて、みんな元気に日常語クラスに集まりました(*^^)v

手遊びは、初級クラスと同じく🎵じゃーがーいーもー、芽ェ出したぁー🎵でした。
いつもながら、テンションの上がる明るい歌です!
手遊びは、テンションが上がるのがいいですね!

語り
「春の野道で」『語りの森昔話集3しんぺいとうざ』語りの森
「花さかじいさん」『語りの森昔話集4おもちホイコラショ』語りの森
「とほう」 語りの森HP日本の昔話 → こちら
「産神さまの運定め」『日本の昔話2』福音館書店
「和尚おかわり」『日本の昔話1』福音館書店
ヤンさん「若がえりの水」 語りの森HP日本の昔話 → こちら

テキスト
「腰おれすずめ」語りの森HP日本の昔話 → こちら

感想の中で、話自体には何の問題もないのだけれど、話の内容が悲しい事柄を連想させる場合は、やっぱり語るのが辛いし今はやめようかと思う、ということが出ました。
わたしがそうだっだように、案外聞き手のほうは気が付かない、あるいは気にしないものかもしれません。
だったら語ればいいじゃないかというと、それはそうでもないようです。
なぜなら、語り手の悲しい気持ちや、語ってもいいのかどうかという迷いが語りに反映されてしまうので、話ほんらいの姿やメッセージを膜で覆ってしまうような、隠してしまうようなことになってしまうからだそうです。
なるほどそうだと納得しました。
語り手というものは、自分の状態をベストに保って、というかベストに持って行って本番に臨まなければと感じました!
そうできない引っ掛かりがどうしても解消できないならば、次の機会を待つことを決断しなければならないんですね。
楽しいなかにも学びがあり、今回もいい時間でした(*^▽^*)

5月の初級クラス

今回は4名プラス2名の幼児さんの見学の方々も迎えての初級クラスでした。
小さい子どもさんはできるだけ語り手さんの近くで聞くのが好ましいとの事。
「身体的距離は心の距離」だからなんですって。本当にそうですよね!

〈 手遊び 〉

じゃがいも 芽ぇ出した
花さか ひぃらいた
はさみで ちょんぎるぞ
えっさか ほっさか
じゃんけん ほい

〈 語り 〉*ヤンさんからのコメント

1.ねこのしっぽ /  語りの森昔話集4/  語りの森
*連鎖譚はそのキーワードとなる言葉をしっかりイメージする事

2.世界の果ての井戸 /  語りの森昔話集5/  語りの森
*唱える言葉はきっちり語る事がとても大事

3.聞き耳 /  語りの森昔話集1/  語りの森
*前後の言葉に埋もれないように言葉を「立てる」

4.みつけ鳥 /  語るためのグリム童話3 /  小峰書店
*唱える言葉は同じ言葉で繰り返す方が良いので統一すべき

5.ルンペルシュティルツヒェン /  語るためのグリム童話3/  小峰書店
*聞き手は主人公になるのだから、脇役の思いにはとらわれないように

6.三枚のお札 /  語りの森昔話集2/  語りの森
*このお話は後半辺りから「演じて語る話」

7.三人兄弟 /  語るためのグリム童話6 /  小峰書店
*語り手は自分のアクセントは気にしないで語ればいい

8.黄泉平阪 /  語りの森HP日本の昔話 こちら→
*演じる必要はない、スピード感で話の山場を表現すると良い話

9.ヤンさんの語り ムズィカ /  語りの森HP外国の昔話 こちら→

今回の勉強会で、特に以下の3点についてのアドバイスがありました
●テキストの言葉が思い出せない→自分で言葉を作ってしまう語っていて自信がなくなってしまう
という事を避けるために、どう練習するか
①何度も何度も歌のように口に出す(頭の中で唱えるだけはダメ)
②大きな声で自分の耳に聞かせる
③一文を単語で切らずにひと息で読み、意味のある文として覚える
言葉を立てるとは
①大きな声を出す事とは違う
②ゆっくり言う
③立てるべき言葉の前に少し「間」を取る
④言葉を立てすぎて、一番肝心な言葉が埋もれないように
演じるとは
①演じなければおもしろくない話がある
②演じるとはそのキャラクターになる事でなく、聞き手の立場になり、聞き手の心を引き受けて語る事

たくさん語りを聞かせてもらって、じかにそこから学ばせていただく時間はまるで栄養ドリンク剤のよう。次はどの話にしようか、次はどんな風に語ってみようかと気持ちが前に前にと進む活力になりますね~♪

次回は6月14日(火)です。

 

おつきあいありがとう🥰

長いこと、おつかれさま。
お話を始めて間もなく手に入れたろうそくたて。
もう30年以上も前になるけど、どこで買ったのか忘れてしまった。

子どもたちといっしょに、ずっとお話を聞いてきたろうそくたて。
彼女だけがわたしの語りの日々を見てきたのです。
子どもと一緒に笑ったり、冷や汗をかいたり、申し訳なさで泣きたくなったり、子どもの反応に感激したり、ときには怒りを抑えたりしている語り手をじっと見てきた証人です(笑)

コロナでめっきり出番がなくなっていました。

今年から、中学校で授業を使ってのおはなし会が始まります。
小学校でも、2学年だけは国語の授業です。
そろりそろりと出番がありそうです。

それで、磨きました!
子どもたちは、がちょうにくっついているろうそくのろうをはがすのが好きで、おはなし会の後、いつも何人かは寄って来て、ろうをはがしながら、なんでもないおしゃべりをしてくれたものです。

それにしても、えらく汚れてたので、磨きました!
さて、ぼちぼち始動します。
がちょうさん、よろしくね。

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今年も福音教会のアンネのバラが咲きましたと、写真を送ってくださいました。
ありがと~