月別アーカイブ: 2024年3月

小さなお客さん😊

 「よく降るなぁ」と思う今日この頃ですが、3月9日土曜日は雨も一休み、肌寒く感じるものの一応晴れ。今日はおはなし会どんなかな~なんてのんきにほのぼのしていると、いつもより若干遅めに登場のヤンさんが、なにやらあたふたとしています。あぁーでも三時になりました。はじまりま~す😅

子ども8人  おとな8人

手あそび じゃがいもめだした
おはなし 「にんじんとごぼうとだいこん」『日本・中国・韓国の昔ばなし集3』小澤俊夫再話/日中韓こども童話交流事業実行委員会
絵本 『ぼくらのはたけ』マーガレット・ワイズ・ブラウン作/ガートルード・エリオット絵/木坂涼 訳/好学社
絵本 『バナナです』川端誠/文化局出版
絵本 『はなとったのだれ』ロレンツォ・クレリチ/谷川俊太郎 訳/ポプラ社
絵本 『はんぶんこ』杜今日子/福音館書店
絵本 『まちにはいろんなかおがいて』佐々木マキ/福音館書店
手あそび さよならあんころもち

 この日集まってくれた子どもたちは、いちばん大きい子で2歳児さん。おはなし聞ける2歳児もいるかもしれませんが、さすがに「がちょうはくちょう」は……。
ということで、「にんじんとごぼうとだいこん」。ピッタリでした。絵本もとっても喜んでいましたね!あんなにバタバタの中、0.1.2歳にこの内容の絵本を届けられるってすごいです。私頭の中の4分の3くらいは違うこと考えていたような気もしますが、それでもおはなしと絵本、楽しかったなぁと思いだされます😊
 いつもなら聞き手さんの中でもおまけ的な、ちいさな子どもたちでしたが、この日は落ちついていて、しっかりしていて、ちゃんと楽しんで、とってもたのもしく見えました😄

 
 

3月の初級クラス

「奈良のお水取りが終わるまでは、まだまだ寒さが続く」とよく亡き母が言っていた言葉通り、朝から冷たい雨が降る日、3ヶ月ぶりに初級クラスが行われました。

手遊び・つくしんぼう
ぽっと出た ぽっと出た つくしんぼう
ぽっと出た ぽっと出た つくしんぼう
ちょうちょが 飛んで 春ですね

<語り>
1.がちょうはくちょう/『おはなしのろうそく27』/東京子ども図書館
2.ものをいうたまご/『語りの森昔話集4』/語りの森
3.佐渡の白つばき/『語りの森昔話集5』/語りの森
4.三匹の名付け親/『語りの森昔話集3』/語りの森
5.豆まきの由来/『奈良の民話1』/村上郁再話・京阪奈情報教育出版
<ヤンさんの語り>
6.鬼のひとり娘/村上郁再話
7.がちょうはくちょう/『おはなしのろうそく27』/東京子ども図書館

<講評>  語り手  ヤンさん
1.ヤンさんが同じ話を最後に語って下さって、子ども達に語ることで変化していったヤンさんのテキストと比べて学ぶことができました。
テキストを変える理由①聞き手の年齢に合わせて、理解できる言葉に変えたり付け加えたりする。②聞き手が自分のイメージの中で「見る」であろう順番に言葉を入れ替える。
聞き手である子どもの反応を語りながら「観る」ためには、寝ていても語れるくらいまで練習を重ねること!
子ども達と親しくなることで”お話を語り手と楽しむ味方”にしてしまうと、とても語りやすくなる。
人としての関わりを持っていく事を前提として語りの時間を持つと、語り手も聞き手も育っていく。
2.ネガティブな言葉が気になることがある。→子どもが怖がっている様子がわかったら、声を少し明るくしたり、目線を送って安心してもらう。
3.日常語に変えたテキストに関しては、テキストと語りの言葉の違いを細かく記入してあるので、より良いテキストにするのに役立てて欲しい。
4.この話を語るジミーさんより:3匹で話す箇所は昔話の法則からも外れていて難しいが、そこがこの話のおもしろいところでもある。
誰が言っているセリフかは確信を持って再話している。そこを自分で決めていくことで、語り方が定まってくるはず。
5.わかりにくい言葉、難しい言葉がいくつもある場合、少々わからない言葉があってもそこを乗り切って聞ける聞き手なら大丈夫。聞き手の年齢に合わせて大人用、子ども用と言葉を変えたテキストを持っておくと良い。日常語のテキストは語る程に変わっていく場合があり、それがもともとのテキストからかけ離れていかないように、常に基準にすることが大事。

来月からは中級クラスと一緒になり『語りクラス』になります。
初級クラスとして、このメンバーでの学びはこの日で終わりになりますが、今後は経験豊富な中級の皆さんとご一緒できること、学びの内容がより深まることを皆さん楽しみにしているご様子でした。
2年間、初級クラスの報告を担当させていただき、つたない報告で至らないことも多かったかと思いますが、大変勉強になりました。ありがとうございました。

次回、語りクラスは4月9日(火)です。
事前に秘密基地をチェックなさって、語られる方々のテキストのご用意を各自お願い致します。

 

3月のあったかペーチカ

朝晩は寒く、昼間は少し暖かいですかね。でもそんな日差しも束の間で、雲行きが怪しくなって雪まじりの雨がパラパラ!午後の洗濯物には注意ですね。

ものをいうたまご 『語りの森昔話集4』語りの森

じいにすいつこう『子どもと家庭のための奈良の民話一』村上郁再話/京阪奈情報教育出版

なら梨とり 『おはなしのろうそく6』東京子ども図書館

三匹の名付け親 『語りの森昔話集3』語りの森

しんぺいとうざ『語りの森昔話集3』語りの森

福の神はくさったさくらんぼの中に 語りの森HP

かめのピクニック 『語りの森昔話集2』語りの森

こんなにおはなしを連続で聞く事ができるなんて、おかげ様で聞く力や集中力が上がりましたよね~という話題から、おはなし談議が始まりました。おはなしを始めた頃の感覚とは違って、今は色んなおはなし一つ一つにじんわり喜びや幸せを感じながら小一時間も聞けるようになったという声があり、みなさんで共感しました。「なら梨取り」を語られた方は、ご自身が子どもの頃に遊んでいた山の中、沼のような池、そんな景色が出てきて自分を癒してくれると言われました。語り手それぞれのおはなしについての思いや覚えたいと思った理由などを好きなように話してもらうのですが、その事からみなさんで対話しながら話が広がっていきます。おはなしの語りの練習はもちろん大事ですが、このようなおしゃべりの中でおはなしの世界が広がり、それぞれの関連付けによる理解があるので、そのことが語りの成長に繋がるようです。語りに奥行きがでるって事ですかね。「このおはなしを伝えたい」という、語り手の思いとともに、子どもたちに、周りの人たちに、きっと届くことと思います。心の栄養がたっぷり注がれました。言葉のシャワーを浴びました。次はどんな話がきけるかな~と楽しみです。

次回は4/7㈰です。どなたでもお気軽にどうぞ~🌸

拾う神あり

それはきのうのことです。

図書館のおはなし会に向かっていました。
JRの駅について、ICOCAをペタっとして、まだ電車が来ないのでベンチに座って待っていました。

目の前に指名手配のポスターが張ってあって、よく見た顔の人が先日実名を明かして亡くなったってニュースで言ってたよなあ、って思いながら、ぼ~っとしてた。

あ、来た!

ひと駅乗って、改札を出ようとしたら、ない!
ICOCAがない!
切符のいつもの定位置左のポケットに入ってない!

改札は無人で、しゃあないからインターホンしたら、忘れ物係の電話番号を教えてくれて、出札券をペッて出してくれた。便利やなあ。

なんて、感心している場合じゃない!
ICOCAがない!
4000円ほど入ってたんやで(;´д`)ゞ

パニクりながらのおはなし会。
頭の中は、ICOCA、ICOCA、ICOCA、・・・
しかも今日は1,2歳の幼児ばっかり。なんでやねん!

ICOCAの頭で、「うめにうぐいすはあかんな」「がちょうはくちょうはあかんな」
「わあああ、なんやねん!なにしよ~」

年金生活で4000円は痛い⊙﹏⊙∥

わけわからんうちにおはなし会は終わり、お忘れ物係に電話して、泣き泣き帰りました。

そして今日!
隣のJR駅から電話がかかってきた!

お兄さん「M駅です。きのう登録されたお忘れ物のICOCAが届いています」
わたし「え”~~~~~」
お兄さん「M駅、分かりますか?取りに来られますか?」
わたし「分かります、分かります、分かります!行きます、行きます!行きます」と、三回の繰り返しの連打╰(*°▽°*)╯

届けてくださったかた、ありがとうございます。
神さまはいてはります。
ほんま、うれしい。

がらがらどんのみなさま、ご心配おかけしました。
ご親切ありがとうございました。

ICOCA 落とす私は 貧乏神
ひろったあなたは 福の神

 

大人のためのお話会3月🎎

昨日今日と、天気予報は〝晴れ時々雨〟です。
晴れの次は曇りじゃないのかと、変な天気予報だと思っていましたが、昨日は見事に当たっていました。
晴れていたと思ってたら急に雨が降って、そして雨がやんだら晴れるという…。
そんなおかしなお天気だった昨日、大人のためのお話会が開かれました。
3月のテーマは〝ひなの月〟
女の子が主人公のおはなしを聞いていただきました。

絵本 『おばあちゃんのひなまつり』計良ふき子/作 相野谷由起/絵 ひさかたチャイルド
おはなし 「勇敢な娘」 語りの森HP → こちら
〃   『美しいテレジーナ」 語りの森HP → こちら
絵本 『かあさんをまつふゆ』ジャクリーン・ウッドソン/作 E.B.ルイス/絵 さくまゆみこ/訳 光村教育図書

来てくださったのは、9人。
常連さん以外も、遠くから、おはなしの勉強をしているサークルのかたが来てくださいました。
語りの森HPで見つけてくださったんですね。
ありがとうございました<m(__)m>
女の子が主人公のお話として有名なのは「白雪姫」とか「シンデレラ」などのお姫さまの話が思い浮かぶかもしれませんね。
好きか嫌いかは別にして、一般的に知れ渡っているという意味でそうではないかと思います。
でも今回のおはなしは、そういう女の子像とは全く違っていて「こんな女の子、いいよね!」と思いました。
昔は女性の地位が今よりももっと低かったけれど、そんななかでも女の子の勇気や行動力を肯定してくれているようですし、テレジーナのおばあちゃんのように知恵で助けてくれたりするのがうれしかったです。

来月の大人のためのお話会は、4月11日です。
テーマは〝春爛漫〟
どんなお話会になるか、どうぞお楽しみに(^O^)/