月別アーカイブ: 2017年6月

四十肩かと、思うたのになあ (>_<)

きのうのことだ。
幼稚園でろうそくパッをしようとしたら、右腕が上がらない。
それでも笑顔を絶やさず始めた。終わった。
ろうそくウッ  もひとつウッ

何年もまえに四十肩をわずらった経験がある。
わ~い、還暦過ぎても四十肩あ~♪
近所の整形外科に行った。

わたし「四十肩と思うんですけど(ルン)」
先生「レントゲンではそのような老化は見られへんけどなあ」
わたし(ルン?)

結局細かい筋肉の炎症だって。
いろんな故障があるんやね。

先生「様子見ますか? 注射しましょか?」
わたし「あ、どっちでも、治してもらったらそんでいいです」
先生「ははは。自分で治りますか?」
わたし「あ、治りますか?」
先生「様子見ないと分かりません」

なんかようわからん会話の末、しっぷで治るか様子見になった。
わたし、この先生、好きやねん(笑)

が、ここまで打つのがせいいっぱい。
パソコン打つのをしばらく休んだほうがええのかも。

6月のがらがらどん

この前の日曜日は、がらがらどんの日でした。
そして、がらがらどん始まって以来のことが起こりました。
なんと、この日の参加者が、メンバー4人だけだったのです。
カイビャクからのメンバーさんたちは、「こんなんはじめてや」とおっしゃってました。
(12時すぎに一人駆け込んできてくれたので、正確には5人なんですけど…)
しばらくはなしをして、「お茶でものもか」という流れになり、(今日はお茶飲んで終わりかな)と思っていたら、「じゃ、やろか」みたいな急展開でいつものように始まりました。

「め牛のブーコラ」 『民俗民芸双書北欧の民話』山室静訳 ヤンさん再話
「六匹のうさぎ」 『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』
「川の母」 『魔法のオレンジの木ハイチの昔話』ダイアン・ウォルクスタイン
「ヤギとライオン」 『こども世界の民話』(上) 内田莉莎子/他
「ミスターフォックス」 『Englisy Fairy Tales』 Joseph Jacobs ヤンさん再話

そして、このあとの感想を言い合う時間が、人数が少ないだけに(普段はここまで話をしないことまでオッケイ!)みたいな、濃密な話の内容になりました。
「ミスターフォックス」は、出典の英文から、ヤンさんが再話したということでしたから、話は知っていても、テキストとしては初めて聞くテキストです。
怖い話は、やっぱり怖かった。
始めはそうでもないんですけどね、階段の下の樽の後ろに隠れるところからはもう、息をつめて聞いてしまう。
そして手首が自分の膝の上に落ちてきて、「ぎゃァァァ~」
本当は自分じゃなくてむすめの膝の上なんだけど、自分が「ぎゃァァァ~」
そして、最後の食卓の場面で、むすめが時々挟む「夢の中では」のセリフで、緊張感クレッシェンドしまくりで、(ああ、最後までもつやろか、自分…)と思っていると最後の最後に、目の前に手首がババーンと提示されてしまい、私の場合は手首の見えないはずの断面に血がにじんで滴りそうになってました。
どう、聞きたくなったでしょ?
行きたかったな、と思いましたね?!
ああ、残念でした(笑)
ああ、面白かったわあ~~(ヤナ奴)

出典について一言(^_-)-☆
『民俗民芸双書』シリーズの岩崎美術社は現在ありませんので絶版です。
図書館にあるかもしれません。
「ヤギとライオン」のテキストは、実業之日本社の『子どもに聞かせる世界の民話』と同じです。

次回のがらがらどんは、7月16日(日)です。
そして8月は夏休みです。一回お休み。
それにしても最近は真夏なみの暑さですね。
みなさま、どうか体調管理をしっかりなさいますように。

では(^^)/

 

『昔話の語法』講読会 始まりました

『昔話の語法』講読会が始まりました!(^^)!

『昔話の語法』(小澤俊夫著 福音館書店)は、たいへんざっくりというと『ヨーロッパの昔話その形式と本質』 マックス・リュティ著・小澤俊夫訳 岩崎美術社)のリュティ先生のメルヒェンに関する様式理論を詳しく解説した本です。
ああ、なんと難しい書名と単語の羅列!
ここでもうくじけそうになってはいけません。
(誰もくじけてないって…)
わたくしは、「昔話には語法がある」ことをお勉強してきてはや幾年月…。
何度同じことを教えてもらっても、「これはジャメヴ(未視感)か?」と思うくらいのできの悪さ(´;ω;`)ウッ…
そこに、待望のこの講座でございました。
すでに、語りの森ホームページ「昔話の語法」で何かをつかみかけていた(気分が満々の)わたくしは、この日を心待ちにしていたのでありました。
少人数の講座ということで、小さいけれど決して狭くはない定員ちょうどくらいの部屋が、いざ全員が座ってみると意気込みなのか、各自の存在感がすごいのか、部屋の満杯感がすごくて驚きました。

ヤンさんの講義が始まると、線を引く重要な箇所・説明を書きこむ箇所が、わたくしの場合、ほとんどがすでに引きまくって書きまくってあるわけです。
しかし、今回はジャメヴではな~い!
それに、手を動かす必要がないので集中でき、頭に講義がスゥ~っと入ってきました!
入って、またスゥ~っと抜けていった今までとは違う感覚がありました!!

今回は第四章の一「一次元性」と二「平面性」まで。
次回は三「抽象的様式」です。
宿題はそこを読んでくること(^◇^)
抽象的様式!
どこからでもかかってきなさい!
カモ~ン!(^^)!

今年度初の再話勉強会

今年度初の再話勉強会がありました。
午前中は、お話会のようでした。

語り
「ふぐと鯛 『復刻版昔話研究』第三巻 岩崎美術社
「お月さんとお日さんとかみなりさん」 『丹後の民話第一集』峰山孔版社
「おおかみと子どもたち 『新装日本の民話7近畿』ぎょうせい
「六地蔵」 『新装日本の民話5甲信越』ぎょうせい
「きつねとたぬきの化かしっこ」 新装日本の民話6東海・北陸』ぎょうせい
「水晶の山」  アファナーシェフロシア民話集』上 岩波書店

そして、テキストがひとつ。
「信濃国の聖の事」 『新編日本古典文学全集50』小学館

「水晶の山」の語りをしました。
おぼえるときにたくさん修正したのですが、今日の勉強会ではそれ以外をたくさん修正することになりました。
まさに大手術!
自分は話の筋を理解していると思っておぼえていましたが、聞いてもらって、おかしい個所を指摘・説明してもらうと、やっと「え!そうだったの?ん~、やっぱりそうだわ」と、やっと気づきました。
あるいは、わたしのイメージしているところはみんなと共通しているんだけれども、それを表すテキストの言葉がおかしいとか…
思わず「なんで前回言ってくれなかったんですかぁ。おぼえちゃったしぃ」と、おぼえなおすことにすでに挫折しているかのような発言をしてしまいました(+o+)
しかし、おぼえて語る私が気づかないことを、語りを聞いてもらってやっとおかしい箇所を指摘してもらうという段階に駒を進めることができるのだと改めてわかりました。
それと、原話の訳がイメージしにくい訳である可能性についてもあんまり考えていませんでした。
「分かりにくいなあ」と思っても、イメージにぴったりマッチするどの言葉を使うのがいいかわかりません。
いい言葉が、まだ私は出てきません(´・ω・`)
魔法の力で、ピュンっと出てこないかなと、遠くを見つめるのでありました。
でも、今日の勉強会でテキストができたのは大変うれしいことです。
「水晶の山」はAT302(心臓が体の中にない巨人)の類話を読んでいた時に出会った話で、グリムの「水晶の玉」と同じ話型です。
私は、水晶とかガラスとか透明なアイテムが、好きなんです。
(もちろん、金も銀もダイヤもエメラルドもサファイアもみんな好きなんですが。)
似たような話ばっかりになってしまったけれど、両方やりたかったのでこれで満足。
次に進めます(^◇^)

次回は10月、秋です<(_ _)>