日別アーカイブ: 2018年5月10日

今週のお話会

5月7日(月)
支援学級 朝学習
『まあすけのぼうし』馬場のぼる作/ポプラ社
『しろさんとちびねこ』→こちら
『ぼく・わたし』→こちら
『うたってくださいことりさん』五味太郎作/偕成社
『だいすき』田島征三作/偕成社
6年生が決めてくれた順番で読みました。
子ねこの兄弟がゴロゴロ4匹、って雰囲気のあたたかいお話会でした。
たまたま担任の先生がいらっしゃらなかったんだけど、6年生がちゃんと仕切ってくれました。

5月9日(水)
小学2年生 授業 二クラス合同
おはなし 「ジャックと豆の木」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』村上再話
じゃんけん「ちーちゃん、ぱーちゃん」
おはなし 「竹の子童子」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』村上再話
絵本  『じごくのそうべえ』田島征彦作/童心社
直前に会場のことでちょっとごたごたしたので、わたしのほうに余裕がなく、ほんとうは「ホットケーキ」を語るはずだったのですが、『じごくのそうべえ』の読み聞かせに切り替えました。「ホットケーキ」で予想される彼らの反応に太刀打ちできるか、エネルギーに自信がなかったの(笑)
「ジャックと豆の木」はテッパンですね。
「竹の子童子」は、HP≪日本の昔話≫「竹の子童子」の音声をきょう語ったものに更新しておいたので聴いてください。子どもたちがいっしょにおまじないを唱えています。

5月10日(木)
幼稚園5歳児 一クラスずつ2回
てあそび 「ろうそくぱっ」
おはなし 「雌牛のブーコラ」 語りの森HP《外国の昔話》→こちら
てあそび 「ろうそくぱっ」
お弁当を食べる三回のくりかえしは、いつも人気のある場面です。きょうも、「なん回食べるねん!」とつっこみを入れていました。そう、関西の子は、幼稚園児でもつっこみを入れるのです(笑)
この子たちはじょうずに聞く学年で、後半は、目をまん丸くして息をつめて聞いていました。「三枚のお札」の逃走の場面と同じ反応です。

5月 おはなし初級クラス

ゴールディンウィークも終わりましたが、五月病になられていませんか?私は15年の専業主婦生活から抜け出し(苦笑)、ようやく働き始めました。

さて、火曜に5月の初級クラスがありましたので、報告させて頂きます。

(語り)

①「ミスター・フォックス」 『語りの森昔話集2』/語りの森

②「かにかに、こそこそ」 『おはなしのろうそく17』/東京子ども図書館

③「世界でいちばんきれいな声」 『おはなしのろうそく11」/東京子ども図書館

④「うりひめの話」 『語りの森HP』

⑤「大工と鬼六」 『日本の昔話2』/福音館書店

⑥「三枚のお札」 『おはなしのろうそく5」/東京子ども図書館

⑦「かも取り権兵衛」 『日本の昔話2』/福音館書店

☆ヤンさんによる語り 「カンチルとワニ」 『語りの森HP』

今回は特に「ミスター・フォックス」で盛り上がりました。

このおはなしは、若くて美しい女の人、レディ・メアリーがイケメンの恋人ミスター・フォックスとの結婚を決めます。にもかかわらず、彼女は一度もミスター・フォックスの城に招待されません。そこで、彼女はミスター・フォックスが不在の時に城を訪ねます。そこで目にしたことは・・・衝撃の事実。婚約の日、レディ・メアリーは城で見た出来事を夢のことのようにミスター・フォックスに話し始めます。そして・・・

このおはなしは前半と後半でシチュエーションが分かれているので、別々に覚えたほうがイメージがはっきりするそうです。

「大胆であれ 大胆であれ」という言葉が何度も出てきますが、門やとびらの上に書かれている「大胆であれ 大胆であれ」は声のトーンをおとし、3回の繰り返しは徐々にクレッシェンドすると、怖さが引き立つとのアドバイスがありました。ヤンさんに実演をして頂き、迫りくる恐怖がよく分かりました。

なお、このおはなしはとても怖いので、親しい関係が出来ている子ども&高学年以上でしか語れないそうです。高学年であっても、「血」という言葉に恐怖心があるような子どもの前では語れませんので、聞き手を選びます。

みなさんはおはなしをどのように選ばれていますか?この語り手さんは我が子が「読むのもやめて欲しい」と言ったそうですが、選ばれました。

「世界でいちばんきれいな声」を語られた方は、我が子が幼稚園でおはなし会のある日に休まれたそうで、家に持ち帰ったテキストを読んであげると、とても楽しそうな反応があり、覚えたくなったそうです。

おはなし選びは覚えるより難しいと思います。「かにかに、こそこそ」の語り手さんは3つのテキストを読み比べ、ろうそくを選ばれたそうです。類話なども比較し、ストーリー、言い回しなど自分に合うおはなし選びが重要ですよね。