月別アーカイブ: 2018年6月

お見舞い

今朝、関西で大きな地震がありました。
ここ京都府南部も大きくゆれましたが、お隣の大阪の揺れはひどかったようです。
ババのみなさま、被害状況はいかがですか。断水のところもあるようです。
夜の余震が怖いですね。
熊本のように、余震ではなく本震が来ることも考えなくてはなりません。
くれぐれも注意しましょう。

地震で小学校の朝学習のおはなし会は無くなりましたが、午後からの幼稚園には行ってきました。
お部屋に入ったとたんに、子どもたちが口々に地震の話をし始めました。
ふだんは、おはなしを聞く態勢で待っているのに、こんなことは初めてでした。
揺れたこと、恐かったことを、ムラカミさんに言いたかったんですね。いや、誰にでもいいから言いたかったんだと思います。
で、聞きました。私も言いました。
こんな時は、抑えてはいけないと思いました。
どんどんしゃべってくれました。
(おはなし、いつ始めようかな?)と思いはじめたとき、ひとりの子が、「ろうそくつけよう!」といってくれて、おはなしのろうそくをつけて話しはじめることができました。
子どもはすごい。なんという自治力かと驚きました。自己治癒力といってもいいかもしれない。

お見舞いの電話やメールをくださったかたがた、ありがとうございました。
ガラス戸や引き出しが勝手に開いて、こわかったけれど、幸い実質の被害はありませんでした。
阪神・淡路のときよりは揺れが大きかったです。

梅雨のはれ間に 🌂

ベランダは洗濯物と蒲団の花盛り。
風呂場のカビ取りをして。
涼やかな風に吹かれてぼーっと一日を過ごした。
土の香りと木の香りと くちなしの花の香り。

あしたから7月半ばまで休みのない日々が続く。
内向的な性格のくせに、なぜこんなことをしているのだろうと、ふと可笑しくなる。
ほんと、まったく不可解。

また雨かなあ。
雨の日は、コーヒーをすすりながら、バナナ大福食べながら、ずうっと本を読んでおりたい。

6月のがらがらどん

今年は梅雨らしい梅雨というか、梅雨入り宣言があってから本当に雨が多いですね
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この前の日曜日はがらがらどんがありました。
初めてのかたが来て語ってくださり、楽しいがらがらどんでした。

かえるの王さま 『語るためのグリム童話1』小峰書店
三人のどろぼう 『語りの森昔話集2ねむりねっこ』 語りの森
矢のくさり 『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』 語りの森
雨こんこん 『ちいさいモモちゃん』講談社
年とった栗毛の馬 語りの森ホームページ → こちら
ちょうむすび 『黒いさくらんぼ』 小澤昔ばなし研究所
どろんこ道 『語りの森昔話集2ねむりねっこ』 語りの森
さるの海岸見物 『語りの森昔話集2ねむりねっこ』 語りの森
絵本の紹介

バラエティーに富んだおはなしとなりましたね。
並べてみますと、いろんなおはなしというか、多種多様、バラバラ……(笑)
『語りの森昔話集』からのお話が若干多いですね。
語りの後は、初めて来てくださった方がおられたので、簡単な自己紹介をしながらおはなしの感想、語り手は言い訳を言い合ったんですが、初めてのかたもいろいろお話ししてくださいましたので、新鮮な風が吹いたように感じました。
わたしたちのおしゃべりも、おかげでいつも以上に楽しく弾んだように思います。
また来てくださいませ~~
そして、まだ一度も訪れたことがないというかたも、どうぞ勇気を出してきてください。
勉強会というよりも、語りを楽しむ会なので気楽な場所です。
がらがらどんメンバーは、来てくださったかたを取って食ったりしませんし、決してダメ出しなどすることはありません、初めは(笑)
冗談です。
自主性を重んじる気風なので、むしろ「言っといたほうがいいんとちゃう?」という場合でも「まあ、一回やってみたらぁー」と言われます。
何度か、「じゃあ、やってみますぅー」で、やってみてその結果
「Σ( ̄ロ ̄lll)ガーンΣ( ̄ロ ̄lll)ガーンΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン」
となりましたけど、わたしは(笑)
間口は広く、雰囲気は緩い。
ですが緩いだけではなくて、疑問をお持ちの場合は答えてもらえます。
さあ、来たくなりましたね?
お茶を用意して待ってますので、どなたでもドンドンご参加くださいね。

今週のお話会 🐸🐸

6月11日(月)
小学3年生 授業 一クラスずつ2回
おはなし「七羽のからす」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
おはなし「お百姓と地主」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』村上再話(仲間)
おはなし「竹の子童子」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』村上再話
ブックトーク「楽しいおはなし」
このプログラム、うまいな、と自分でも思う。
しーんと聞いて、へえ~と聞いて、ぎゃははと笑って、はいおしまい。
ところで、「竹の子童子」がこんなに笑える話だとは知らなんだ~
語ってみないと分からないこともあるんやね。

6月12日(火)
中学2年生 朝学習
おはなし「一足のくつ」『木曜日はあそびの日』グリパリ作/岩波書店
おはなし「さるの海岸見物」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』村上再話
なんかだるそうにしている子が何人かいなたあ。先週の3年生のほうが若かったような(笑)

6月13日(水)
小学2年生 授業
おはなし「ものをいうたまご」『アメリカの民話』皆河宗一編訳/未来社 より村上再話
おはなし「カンチルとワニ」語りの森ホームページ《外国の昔話》
おはなし「うりひめのはなし」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
とちゅうで「じゃんけんをしようか」って尋ねたら、「おはなしがいい!」っていってくれて、うれしかった💖
「ものをいうたまご」には子どもがいちいち「まじか?」~笑

学童保育
おはなし「なまくらトック」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
おはなし「たこやき」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』村上再話
絵本『ごきげんななめのてんとうむし』エリック・カール作/偕成社
絵本『ばったくん』五味太郎/福音館書店
絵本『ブルくんのだいじなひ』キャンディス・フレミング作/講談社
2年生は、3時間目にもお話会があったから、
わたし「なんで、一日に2回もおはなし会やねん、なあ?」
子ども「ええやん。おもしろいやん」
それでもお疲れの子どもたち、絵本2冊までで「やめようか?」ってきいたら「やめよ~」
ひとりだけ、「読んで!」
ヤンは少数意見を大切にするのです(笑)
で、読みはじめたら、みんなノリノリ。

6月15日(金)
幼稚園5歳児 一クラスずつ2回
てあそび「ろうそくぱっ」
おはなし「うりひめのはなし」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
絵本『ひよこがにげた』五味太郎/福音館書店
てあそび「ろうそくぱっ」
普段、絵本は読まない。せがまれるとおまけの話をする。ところが、今日は余力がなくて絵本を隠し持っていった。
1クラス目
子ども「えほん読んで~」
わたし「なんでしってるのお?」
で、かばんから、エコバッグを出したり、さいふを出したり、めがねケースを出したりした後、おもむろに『ひよこがにげた』を出す。
見開き毎に、わはは、わははと笑ってくれた。
2クラス目
子ども「わちゃわちゃわちゃ~」
わたし「えほん読もか?」
子ども「!!!!」
1クラス目のような反応はない。???と思いながら「おしまい」っていったら、
子ども「もっかい!」
で、2回目読んだら、わはは、わははと笑ってくれた。ほっとしてたら、
子ども「もっかい!」
で、3回目読んだら、私の後について、大声で嬉しそうに繰り返してくれた。楽しかった!
子ども「もっかい!」
先生「あの本、どこかでさがしてきてあげるからね」
そう、保護者がお迎えに来ているのですよ~
『ひよこがにげた』は、月刊こどものともの年少版です。3歳児向きね。よい本は、年齢を問いません、の実例でした~🐥

明日はいつもの図書館のおはなし会。どきどき。

6月度 初級クラス

今週火曜、初級クラスがありましたので報告します。

語りの発表の前に、、、

毎年ヤンさんは高校に絵本の読み聞かせの授業に行かれていますが、その授業を受けた高校生からの感想を紹介してくれました。

「ページをめくってから一呼吸置き、絵を見せてから文を読む」、「絵を手で隠さない」、「聞きやすい大きな声で」、「子どもは次がどうなるか楽しみなので、読んだ後はさっとめくる」などが大切だと書かれており、読み聞かせの基本的なことばかりです。みなさん現場で確実に実践されていますか?慣れてきて自分の癖が出ていませんか?ヤンさんから「初心忘れるべからず」ということでした。

さて、今回の語りも盛りだくさんです(^^)

①「足おれつばめ」 『子どもに語る日本の昔話3』/こぐま社

・丁寧に語られていましたが、最初から最後まで同じ調子ではなく、メリハリをつけて語るともっといいですね。

意地悪(欲ばり)じいさん(ばあさん)が出てくるおはなしでは、「さて、となりの・・・」と「さて」の前に十分な間を取り、もうおはなしが終わったかと思わせてから語るといいそうです。

②「チモとかしこいおひめさま」 『おはなしのろうそく14』/東京子ども図書館

・姫ー娘、王国ー国、お城ー宮殿、番兵ー兵隊 など、同じ人(もの)なのに、場面によって言い方が違うため、覚えにくかったそうです。どちらかに合わせましょう、とのことです。テキストに手を入れなければいけませんが、初級クラスのみなさんは自分で勝手にするのではなく、ヤンさんに確認してくださいね。

私は語り始めて4年目になりますが、ようやくこの部分が語りにくいので手をいれたいと思うようになりました。それまでは何の疑問もなくテキスト通り、1語1文通り覚えていました。4年もかかりましたが、少しずつ成長していると思いたいです。

③「サイデン、サイデン、小僧、小僧」 『語りの森HP』

・おはなしの中に「一朱銀の精、小判の精、穴開き小判の精」が登場するので、語る前に昔のお金の説明をしたほうがよいそうです。「昔のお金ってどんなのか知ってる?」という風に、決して「このおはなしはお金の精の話だから、説明するね」とは言わないようにしましょう。

④「おおかみと七ひきの子やぎ」 『おはなしのろうそく18』/東京子ども図書館

・この語り手さんは初め『語るためのグリム童話1』/小峰書店のほうのテキストを覚えようとしたそうですが、口に乗らず、ろうそくに変更されました。「人間なんてそんなものですよ」「人間のお母さんが可愛がるように・・・」「お母さんがそれを聞いてどれだけ泣いたか分かるでしょう」など昔話の語法から言えば、不要なものが付け加えられており、聞いている子どもはおはなしの世界から現実の世界に戻されるので省いたほうがよいそうです。

⑤「かめのピクニック」 『語りの森昔話集2 ねむりねっこ』/語りの森

・「空腹」という言葉が小さい子どもに分かるのかな?と質問がありました。このおはなしは「缶切り」を知っておく必要がありますし、18カ月や1年また1年と年数を理解しなければ面白くありませんので、高学年のおまけとして語るといいそうです。高学年であれば、「空腹」の意味も分かるということでした。

⑥「三匹のくま」 『語りの森HP』

・これはジェニィです。くまは大げさに演じましょう、とのアドバイスでした。そう思っていたのですが、大人を前にして思いきれませんでした・・・(笑)

最後の「それからおばあさんはどうなったでしょう」の場面で、子ども達が「〇〇」と反応があればその言葉通りに語ってあげればいいそうです。テキストにある「森ににげる」「おまわりさんにつかまって牢屋にぶちこまれる」という答えがかえってこなければ、最後にそれを付け足して語りましょう、とのことでした。

☆ヤンさんによる語り   「なまくらトック」 『おはなしのろうそく3』/東京子ども図書館

今月に語る予定で、戻したいので練習させてと言われました。一度覚えたおはなしを戻すときの手順は、先にテキストを見ず一度語る。語ってから抜けていた部分をテキストを見て確認する。おはなしを戻すときは始めにテキストを見ないようにしましょう。

今回のクラスは場所を間違え、会議室でなく集会室であり、いつもと違う場所だと緊張するという声がありました。しかも集会室は総会のある場所・・・語り手は場所が違うだけで緊張しますよね。聞き手もそうかもしれません。いつもの場所のいつものおばちゃんの声のおはなしが心地よいのかな。以後間違えなよう気を付けます!