月別アーカイブ: 2018年7月

7月 研究クラス

地震、大雨、台風と自然の猛威に圧倒されていますが、みなさまご無事でしょうか?
各地に甚大な被害が出ています。心よりお見舞い申し上げます。

さて、7月13日の研究クラスの報告をします。(またもや遅くなりました…)

<レポート付き語り>
ホレばあさん
みなさんよく知ってる「ホレばあさん」をとりあげて下さいました。
ATU480「親切な少女と不親切な少女」で、典型的な昔話、「親切で働き者の娘は幸せになり、不親切で怠け者の娘は罰を受ける」おはなし。類話も山ほどあります。それを20話以上取り寄せ、類話比較表にまとめて下さいました!これはもうひと財産です!ありがたや~
それからテキスト比較。
初版以前『エーレンベルク稿』「マーモット」ヤコブ・グリム、ヴィルヘルム・グリム/採話
始めは書物だったんですね~!私が以前レポートした「みつばちの女王」も読み物から採られ、グリム兄弟によって再話されたものでしたが、ヤンさんによると結構そういったおはなしも多いそう。ヤンさん、どのくらいあるんでしたっけ?すみません、記憶が・・・
「みつばちの女王」は読み物だった時にはやたら長くて今の3倍くらいの長さで、主人公も王さま?3人の王子?という感じのおはなしでしたが、グリムの再話によってすごくあっさり、短く分かりやすく生まれ変わっています。
ところが!この「あっさりすぎて物足りないじゃないの?」と感じてしまうくらいのおはなし、子どもに語ると、めちゃくちゃよく聞いてくれるんです!私は3年生に語っているのですが「よかったなぁ!」「あ~おもしろかった!」と子どもたちは大変満足してくれます。語るたびにグリムさんの再話の力をひしひしと感じてしまいます。
初版『初版グリム童話集1』吉原高志・吉原素子/訳、白水社
二版『完訳グリム童話子どもと家庭のメルヒェン集1』小澤俊夫/訳、ぎょうせい
二版(+七版)『語るためのグリム童話2』小澤俊夫/訳、小峰書店
二版『子どもに語るグリムの昔話1』こぐま社
七版『グリム童話全集1』高橋健二/訳、小学館
二版と七版はほとんど変わらなかったそうです。
これだけたくさんの資料を読み込みまとめて下さったので、いろいろなことが見えてきて、大変勉強になり、面白かったです!お疲れ様でございました!

<語り>
七羽のからす
こちらも皆さまごぞんじのおはなし。実は前回の研究クラスでレポートして下さったものです。前回、ヤンさんからいろいろとアドバイス頂いて、今回語りでエントリーして下さいました。
前回は、ほれ、あれですよ、
聞き手の子どもが語りを聞いて、語りの中で体験することが大事
と、最も大切で、最も基本的な事を、ヤンさんに言葉でずばっと言っていただき、
じんじん、びりびり、びびびびびーーーと雷に打たれてしまった、あの回ですよ。(私だけですか?・・・)

ふうふうふうふう・・・

研究クラスの報告を書くのに、今回の資料を読み返し、前回の資料を読み返し、いろいろ思い出し、再び雷に打たれ、やっぱり復習って大事なのね。そうよ、学校の先生も言ってたじゃないか。勉強は予習復習が大事だって。暑くたってがんばるのよ。だって、いろいろ勉強して、いろいろ分かった上で、子どものとこに語りに行った方が、ぜったいいいもんね。ぜったい楽しいもんね。
「みつばちの女王」も「さるの海岸見物」もめちゃくちゃよかったです!
ヤンさん、ほんとにありがとうございます!!

あれ、文章が変ですね。おゆるしを~~
(直さんのか~い!!(ー_ー)!!)

かぶ

イベント的おはなし会のはずが🛫

学童保育から、夏休みのおはなし会の依頼がありました。
ここの学童保育は以前も何度かお招きいただいたことがあります。
今は人数が増えて、全員で150人です。
なるほど、じゃあストーリーテリングは無理やな、と思っていたら、年齢別にクラス分けするので語ってほしいと頼まれました。
指導員さんたちにも、語りの良さや地味な絵本の読み聞かせの楽しさが浸透してきたのかなと、嬉しく思いました。
で、仲間たちと行ってきましたよ~

1組(1,2年生) (仲間)
おはなし「ジャックと豆の木」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』
絵本『いつもちこくの男の子 ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー』ジョン・バーニンガム/あかね書房
絵本『よかったね、ネッドくん』レミー・シャーリップ/偕成社
絵本『なにをたべたかわかる?』長新太/絵本館

2組(1,2年生) (仲間)
おはなし「ジャックと豆の木」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』
じゃんけん「ちーちゃんぱーちゃん」
おはなし「たにしとたぬき」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』
絵本『いいからいいから』長谷川義史/絵本館

3・4組合同(3~6年生)
おはなし「七羽のからす」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
じゃんけん「ちーちゃんぱーちゃん」
おはなし「なまくらトック」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
おはなし「たこやき」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』

クーラーが入っているとはいえ、この暑さ。
それでも子どもたちはとっても元気に聞いてくれました。
高学年担当のヤンは、ずうっと子どもたちに押され気味でした~
ふだんから授業や朝学習でおはなしを聞いている子たちです。
いつもと違うおばちゃんに興味津々の様子でした(笑)

第8回昔話の語法勉強会👸

先週の金曜日、第8回昔話の語法勉強会がありました。
今回昔話の語法をさぐるおはなしは「かえるの王さま」です!
キターーーーーー\(゜ロ\)(/ロ゜)/
っていうか、まだ来ていなかったのが不思議です。
何でいままでリクエストしなかったのか、大好きな話なのに…_| ̄|○

わたしはこの話を語っていますからおはなしは頭に入っているんです。
覚えている話だと、語法勉強会がより頭にすっと入ってきますね。
次々と、すっと入ってきてよかったです。
ただ、語法は定期的に勉強をしないと忘れますね。(あかんやん)
去年は昔話の語法講読会がありましたし、集中して勉強したんですがそれが終わると、あとは自分の頭に定着した部分だけで臨むことになりますから、やっぱり全部が全部は語法を覚えていませんでした(´;ω;`)ウッ…
この日は、語法について初めてのかたもおられたのでヤンさんは初歩から丁寧に進めてくださったのに…です。

テキスト(『子どもに語るグリムの昔話2』こぐま社)の最後に、エーレンベルク稿を付けてくださっていたので、7版(今回のテキスト)と比較できたのもよかったです。
7版はかなり長くなっているので、グリムさんが再話された軌跡がわかります。
ちなみにわたしが覚えているテキスト(『語るためのグリム童話1』小峰書店)は2版を主にしてありますので3つの比較もできます。
再話をするということのお手本みたいなものですね。
勉強することってホントにたくさんありますね。
わたし:「時間が無いがな」
天の声:「そんなん、みんな無いがな」
おっしゃる通り<(_ _)>
今後も精進します<(_ _)>

大暑お見舞いもうしあげます🌞

大阪は暑い💧
ねばりつくような暑さだ👹
京都はもっと暑い💧
大阪と京都にしか住んだことないけど。

今年は人生で最も暑い夏のような気がする。
第一、テレビのアナウンサーが「クーラーをつけて命を守ってください」っていうの、生まれて初めて聞いたような気がする。
だから、今年は、節電意識も追いはらって、クーラーをつけている。

みなさま、ごきげんいかがでしょうか。

どーしても用事があって、JRで一駅向こうまで出かけていった。
あんまり暑くて、Mシェイクを飲もうと店に入ると、小学生男子2人と女子1人が、「あ!!!おはなしのおばちゃん!!!!」
あ~、夏休みだった。子どもは元気だ。
わたし「へ~い]
子ども「2学期もおはなししてくれるんですか~💖」
わたし「(お、丁寧語やん)うん、やるよ~」
子ども「やったあ。めっちゃおもしろいねんもん。なあ!」
何と、よく見ると、ポテトをかこんで宿題をしていた。しかも作文。題は「主張」😲
わたし「へえ。校区外のこんなとこで宿題してもええのん?」
子ども「ええねん(^^)v 涼しいからはかどるねん」

シェイクはテイクアウトした。
私も子どものときはあんなに元気でほがらかだったんだろうか。
・・・暑い💧

きょうのHP更新はライブ録音。
まあ笑って、安心しておくれ。
え?
よけい暑くなるって?
ふん、わたしは恥をさらしてぞっとしている👻

HP《昔話の語法》

当ホームページで、最近いちばんよく読まれているの
、どのページか分かる?
《昔話の語法》のページなの。
え?
うん、ヤンも意外。
固い内容なのにね。

でね、このページ、ぜんぶで7ページあるの。
7月、最後のページにたどり着いた人は7人。えらい!
6ページ目を走っているのはひとり。がんばれ~

え?
自分が何人目を走っているか知りたいって?
はいはい。

5ページ目、48人!
4ページ目、2人。
3ページ目、23人。
2ページ目、41人。

1ページ目、240人(2~7ページ目に移動するための人は数に入っていません)
スタートラインについた人?
スタートラインで踏みとどまっている人?
見ただけで、こらあかんわって思った人?
いやいや、どなたさまも、最も可能性を秘めた人であることは確かです。
そして、「主人公だけがそれを実現する能力を持っている」のだ。そのページまでがんばってたどりつきましょう。
まちがいなく、自尊の心が生まれます。ね?(笑)
あなたが、主人公💖