『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』📖

おはなし会の最後に、今日のお話の出典を紹介するでしょ。
ところがね、「かきねの戸」とか「まほうの鏡」とか「九尾のきつね」とかの場合、「これは本になってないの」っていうと、子どもたちがっかりするのです。
原話の出典本を見せることもあるけど、子どもには読めないし、やっぱりがっかりする。
だから、「昔話っていうのはね、口伝えやからね。みんなさっきの話覚えてるでしょ。本がなくても、ほかの人に話して教えてあげてよ。昔話って、そうやって伝わってきたんよ」と説明する。
子どもは納得してくれるけど、やっぱり読みたいと思うよ。
だから、本にできたのは、とってもとっても嬉しいのです。→こちら
「ここにのってるよ」って紹介して、子どもたちが手に取ってくれたら、し・あ・わ・せ

ババ・ヤガーの勉強会では、いつも一回500円の会費をいただいています。
会場費や資料代等を差し引いた残りをこつこつ貯めて、出版のための原資にしました。
だから、この本はみなさんのおかげで作ることができたのです。
みなさま、ありがとうございました。心から感謝いたします。
そして、どうぞ、しっかり活用してやってください。

昔話資料を読んでいると、心躍る話があふれるほど見つかります。
それを語りたい。
でも、生きてるうちに語りきれないほどたくさんあるのです。
いままでは自分が語るために再話してきましたが、これからは、それに加えて、ほかの人に語り伝えてほしい話も再話していこうと思います。

そうなると、より普遍的な文章を練らなくてはなりません。
自分が語りやすくっても、ほかの人たちの口にのらなければだめです。
どうぞ、第1巻、声に出して読んでみて語ってみてください。そして、語りにくいところ、聞いてわかりづらいところがありましたら、教えてください。

もうひとつ、わがままなお願いです。
この本のことをお友達にも広げてください。
たくさん買ってくださったら、第2巻が早く出せます。
え? 再話はもうできてるよ~

2 thoughts on “『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』📖

  1. 素敵な本に仕上がりましたね!
    いいお話がいっぱい入っています。
    難しい言葉の説明もあって 丁寧に作られていますね。
    挿絵も楽しくて工夫されていて
    カバーのイラストも これがこれかなと楽しめます。

    子どもたちにも出典の紹介も出来るので嬉しいです。
    活用させていただきます。
    ありがとうございます。

  2. キリリさん
    コメントありがとうございます。
    ほんで、さっそくに読んでくださって、ありがと~~~
    渾身の作(笑)
    ね、イラストも、遊び心と親切心のかたまりでしょう。

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