日別アーカイブ: 2016年2月23日

2月日常語勉強会

ぽんです。
暖かくなったり、寒くなったり。
エルニューニョのピークが終わって、これからラニーニョに向かうんですって。
今日テレビで言ってました。
詳しいことは、わかりませんが、暖冬→荒れた春→猛暑らしいです。
そろそろ、花粉も・・・。
心安らかには暮らせません。
さて、先週の金曜日は日常語勉強会でした。
テキスト
「あずきとぎの化けもん」
語り
「にせ八卦」
「笠地蔵」
「くじら大王」
今月はこの五話。
いつも、語りはお話会の形式でやっています。
それぞれの個性もあって、面白いお話会でした。
出典は「あずきとぎの化けもん」「にせ八卦」「笠地蔵」が福音館書店の『日本
の昔話①〜⑤』小澤俊夫/再話
「くじら大王」が『子どもと家庭のための奈良の民話二』村上郁/再話 京阪奈
情報教育出版刊
この「くじら大王」がとっても変わったお話。
だいたいのっけから「むかし、南極の海に、くじら大王がすんでたんやて」
(『子ども家庭のための奈良の民話二』「くじら大王」より)で始まるんで す
よ。こんなお話聞いたことあります?私は初めて。ええっー!?って。びっく
り・ぽん。
このお話、出典の本の中では《柳生の市窪ざる》として、三話載ってるうちの一
話。ヤンさんによると、再話した当時、ヤンさんも変わったお話やなあ と思っ
て依頼者の某大学のせんせーにお尋ねしたところ、「市窪ざるのお話は沢山ある
よ」とのことだったので、他の類話を探したおされたとか。で も、この某先生
に見せて頂いたもの以外からは、一話の類話も見つからなかったんですって。
あっ、今紹介した本は再話者の日常語で書かれていますけど、一応《日常語勉強
会》ですので、これを今月語られた方は、共通語で書かれたものから、 ご自分の
日常語にされています。
今年度も日常語勉強会も、残すところ、あと一回となりました。
来年度からは日程を変えて、偶数月の第1火曜日にすることになっています。
では。              byぽん