あったかペーチカ

学校や幼稚園なんかは、今週に始業式、来週に入学式・入園式という頃でしょうか。新しいことだらけで、緊張と期待の時期ですね。語り手は、今年度は子どもたちに何を語ろうか~と準備している時ですね。

手遊び ぎおんの夜桜(じゃんけん)

ひとり、ふたり、さんにんのこども 『おはなしのろうそく36』東京子ども図書館

金のからす 『語りの森昔話集5/ももたろう』語りの森

三匹のちょう 『語りの森昔話集4/おもちホイコラショ』語りの森

つぐみひげの王さま 『語るためのグリム童話3/白雪姫』小峰書店

出かけるつぼ 『世界のメルヒェン図書館2』ぎょうせい より再話

アナンシと五 『子どもに聞かせる世界の民話』実業之日本社

愚か村の人たち  語りの森HP

今回は短いおはなしが多かったので、おしゃべりもたっぷりできました。おはなし選びの事では、意見が交わされました。子どもの立場に立って、おはなし選びをすることはとても大切です。思いがけず子どもを傷付けてしまうことは避けたいです。大人になった今の自分を癒してくれる話、それは自分の好きな話です。私も、自分の話だと感じるものに惹かれます。だけど、子どもに語るのに適した話、とは限らないということ。語り手は伝えたいテーマをつかんでいるか。また、聞き手はそのテーマが分かる年齢かどうか。何を思っているか、何を気にしているか、何を考えているか。子どもたちと触れ合って話をして、それを知ることがおはなし選びを助けてくれると、ヤンさんからおはなしがありました。ペーチカは、違うクラスの方や訪れてくれた人との交流の場ですね。話題も様々、体験談もありがたいですし、次のおはなしに向けて気持ちを引っ張ってもらいました。語り手として昔話を知ることを、もっと自分で進めていけるなと感じるような時間でした。

今後の予定 5/7㈰、6/8㈭

4 thoughts on “あったかペーチカ

  1. ウーカーさん、さっそく報告してくださってありがとうございます。
    わたしは行けなかったので残念です。
    知らない話がありますし、聞きたかったなあ~~
    みなさんで、おはなし選びについてたっぷり話をされたんですね?
    大事なことなんで興味があります!
    みなさんの”楽しくお勉強(*^。^*)”の様子が浮かびました。

  2. ジミーさん、コメントありがとうございます。おはなし会なんですが、切り口の違う勉強会に自然となりますね。おはなし選び…私は「語りの森」からばかり選んでいます。安全地帯(-.-)
    他の出典から選んで語る時、再話する時、おはなしと向き合ってよーく考えること。肝に銘じます。
    あ。「おはなし探し」を最近していない事に気付いてしまいました!おはなし選びの力を身に付けるために、また課題を見つけました。
    ジミーさんのおはなしのあれこれ、また聞かせて下さい~。

  3. ウーカーさん
    さっそくに報告くださってありがとうございます!
    楽しかったですね~

    おはなし選びのこと、帰ってからもずっと考えていました。ウーカーさん、的確にまとめてくださってありがとうございます。

    自分をふり返ってみると、自分のために選ぶ話と、子どもに語るために選ぶ話がある。そこに、きちんと線を引いている、と思います。
    もちろん、自分の心をひく話という共通点は外せませんが。
    かつてまだレパートリーがすくなかったころはその境界線が引けていなかったように思います。自分が好きでも子どもには受け入れてもらえなかったんですね。だから、お蔵入りした話がたくさんある。
    でもお蔵入りした話でも、自分に向かって語るとやっぱり好きだな、いやされるな、勇気づけられるな、と、今でも思う。

    自分のために覚える話は他人にとやかく言われるすじあいはない。でも、ボランティアとして子どもに語る話は、(とくにまだ年季が入っていない語り手のばあいは)、サークル仲間で各自の視点からしっかり検討しあう必要がありますね。

    それと、おなじ話でも、違う話に聞こえるってことありますね。自分のための話はテーマやひかれる部分が自分色なんですよ。その自分色が語りかたにも出てくるの。
    どうすればいいかというと、脇役の一言や存在に心が引かれても、その思いは秘めておき、主人公にスポットライトを当ててまっすぐに語る。主人公は聞き手の子どもだからね。子ども主体の語りになる。

    ともあれ、ボランティアにとっては、子どもを傷つけないかということが、とっても重要なおはなし選びのポイントですO(∩_∩)O

  4. ヤンさん、コメントありがとうございます。同じ話でも語り手によって違う話に聞こえる…語り手の思い(色)、クローズアップ箇所が語り方に表れますね。
    これに関連して「小人のおくりもの」なんですけどね、こぶのある子どもがいたら…と不安がよぎったときがありました。(語りの場では前もって先生に確認はしていますが)それで、考えに考えて、いや、この話はこぶではなくて、欲張りかそうでないかがテーマなんだから、それを語るんだと納得したんです。そしたら、その語り方で迷いなく語れましたし、立てる言葉が自然と変わりました。心配ならば勉強会で聞いてもらって、仲間を頼って分からないことは聞いて、納得して語ること。今後もずっと大事なおはなし選びですし、自分の中にある子どもの部分を(掘り起こして)大事にすることは、聞き手の子どもたちを大事にできることなんだと、改めて思います!

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