日別アーカイブ: 2015年4月4日

4月更新  byヤン

ホーム、更新しました。
まずは、イラストを見てください。
ほら、ほら、ほら、ババ・ヤガーの家の扉がつううっと開いて、何やらおいでお
いでをしている……
イラスト作成のTちゃん、ありがとうね〜
彼女、パソコンでイラスト描くのは、このホームページが初めてなんだけど、ご
存知でしたか?
みなさん、プロが描いていると思っていませんでしたか?
しかも、今回は動画を作ってくれました。びっくりしました!
もうひとつ、ある場所に動画があるんだけど、どこでしょう〜?
見つけた人に座布団一枚!
≪日本のおはなし≫
「鬼のひとり娘」
みなさん、あまり聞いたことのないお話ですか?
狂言好きの方には、「首ひき」と同じストーリーだと気づかれたと思います。
原話の語り手は大阪の坂田静子さん。明治生まれのかたで、子どもの頃、芝居好
きのお父さまから聞かれたと、出典本の注に書かれてあります。
この話、大好きで、あちこちで語っています。音声♪は小学3年生に語ってるラ
イブです。
「死人の手」
恐い話ですが、笑いや悲しみの要素も併せ持っています。
この原話を見つけたとき、またひとつ宝石を見つけたと思いました。
ぜひ語ってくださいね。
原話は國學院大學説話研究会編『奈良県吉野郡昔話集』に入っています。
≪外国のおはなし≫
「ありとこおろぎ」
これはインドネシアのお話。
類話は世界じゅうにあります。
次々にものを頼みに行くだけの話なんだけれど、その動機は話によっていろいろ
です。
例えばイギリスのジェイコブズの「おばあさんと豚」と比べてみてください。
「ありとこおろぎ」では、友だちを助けるためです。しかもハッピーエンド。
原話を読んだとき、思わず笑みがこぼれました。こんな話が語りたかったんだっ
て思いました。
でも語ってみると大変でした。
早口ことばの練習みたいなもんでした。
音声♪は5年生のライブですが、とちゅうから、一区切りずつに「ん」「ん」
「ん」ってかけ声が入っているの、聞こえますか?(笑)
2年生では、こおろぎが雌牛に「……川に落っこちたありを助けるんだ!」と言い
切ったとき、拍手が起きましたよ(笑) 本当はこちらの音声を聞い ていただき
たかったのですが、残念ながらICレコーダーのスイッチを入れ忘れていました。
聞き手といっしょに楽しむおはなしだと思います。
≪語るために≫
やっと日常語について書きました。
文章でどう説明したら、分かっていただけるだろうかとずいぶん悩みました。
拙文ゆえ、誤解が生じているかもしれませんし、また、私自身の知識不足もある
のではないかと恐れています。
みなさま、ぜひとも、ご批判や疑問をくださいませ。よろしくお願いします。
ブログでの議論が花盛りになることも楽しみにしています。
次回は、共通語のテキストをどうやって日常語に直していくのかを具体的に書き
たいと思っています。
  ヤン