月別アーカイブ: 2020年2月

悔しいです😡

26日午後、幼稚園と小学校A、中学校に電話しました。
おはなし会、予定通り行ってもいいですか?って。
園も学校も意外だったようです。「え?なんで?」って。

でね、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、図書館のおはなし会が中止になったことを説明したの。
それで、園や学校で、外部ボランティアが感染源にならないと100パーセント言い切れない、判断をお願いしますって、お願いしました。
結果、幼・小Aは中止、中学校は実施とお返事いただきました。

27日午前、小学校Bに同様の電話をしたら、自粛していただけるとありがたいと、すぐにお返事いただきました。
幼稚園から電話があり、3月いっぱいは中止と、きのうの午後に決まったとのことでした。これから卒園・修了式に向けて大変ですねと、話しました。

わたしにとっては、迷いに迷った挙句の決断だったのです。
おはなし会はやりたいです。
そのために練習をして来たし、4月から積み上げてきたものがある。
電話するとき、どれだけの勇気が要ったか。

子どもはかわいいです。
だからその家族たちも大事にしないといけません。
新型コロナは、子どもは軽症と言うけれど、感染力は強くって、潜伏期間も含め分からないことだらけで薬もありません。

その延長線上で、ババ・ヤガーの勉強会も3月いっぱいお休みにしました。
悔しいです。
みなさんのふだんの熱意を知っているだけに。
3月4月のおはなし会に向けて、力になれなくてごめんなさい。
この日のために準備してくださってたのに、ほんとうにごめんなさい。

27日午後、政府が、全国一斉に休校の要請。
あまりにも突然で、実感できない人がいっぱいいると思います。だって、電話口での「え?なんで?」からたった24時間ですよ!
いま教育関係だけでなく親たち、親たちの職場、現場はどれほど混乱していることでしょう。
政府を批判する気はありませんが、その決断、どれほどの悩みを持ってなされたのでしょう。

2月の中級クラス😸

中級クラスの報告をします!(^^)!

「ねこっ皮」 『おはなしのろうそく17』東京子ども図書館
主人公ではないけれども、何度も登場する人物の呼称が違う言い方で現れていて、それを統一しました。
そのとき、なぜ何種類もの言い方をしてあるのかを考えて、どうしても変えられないところ(それでないと意味が分からなくなるところ)以外を統一しました。
機械的に、ひとつの言葉に統一するのではなく、テキスト全体をよく見なおして、大丈夫なところだけ統一するという作業をしました。
「かえるの王さま」 『子どもに語るグリムの昔話2』こぐま社
かえるがドアのむこうから、お姫さまに向かって「ドアを開けてください」というところ、〝ドアのむこうから感〟をだしましょうという指摘がありました。
これは、わたしもとても気を付けるところだったので、納得しました。
かつてわたしは、「ドアのむこうからではなくて、すぐ隣で言っているように聞こえる」と指摘されて、それに気づいていなかったことに気付かせてもらいました。
かえるがどの位置にいるのか、イメージをしっかりして語ることは、聞き手もしっかりイメージできることにつながるでしょうね。
「七羽のからす」 『子どもに語るグリムの昔話3』こぐま社
はじめておはなしを聞く、3~6年生の学童さんに語るそうです。
そんなに長くないけれども、しっかりした内容の話ですし、ぴったりですね。
わたしも、いつか(そう、いつか)覚えてみたいと思っています。
そう、いつか…(いつなんや!笑)
「ハヴローシェチカ」 『語りの森昔話集2ねむりねっこ』語りの森
これは、わたしです。
3月に2年生さんに語ります。
自分なりに、おはなしのメッセージを考えて、「ああ、ええ話やなあ~」という思いとともに練習していきましたが、クラスのみなさんの前で語ると、トチるところが何か所かあり、痛恨の極みでした。
金の葉っぱと銀の枝なんですが、先に銀の葉っぱといってしまうという…_| ̄|○
好きな場面なのになぜ!?
本番ではしっかり子どもたちにイメージしてもらえるように、トチらないで語ります!
それと、歌の三回の繰り返しの三回目はちょっと間を開けて、聞き手が考える隙間をとるとのこと。
いろいろ心に止めて練習して頑張ります~~

この日は、次回の中級クラスから参加される、初級クラスを卒業するかたがたが、見学に来てくださいました。
4月からは人数も増え、中級クラスは毎月になります。
人数アップで、熱気もアップするであろう中級クラス、次回からも楽しみです(*^▽^*)

2月のお話会2⛄⛄

2月17日(月)
幼稚園5歳児 一クラスずつ2回
ろうそくぱっ
おはなし「がちょうはくちょう」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
ろうそくぱっ

幼稚園での最後のお話会でした。
3歳の冬から聞き始めて、よう成長しました!
先生方、親御さんたちの、並々ならぬ苦労のたまもの。
(え?親はなくても・・・?
たしかに、一人ひとり人間として、成長するエネルギーを感じますけどね)

A君は、はじめ、お部屋に入ろうとしませんでした。
廊下や園庭で、こちらからちょこっと話しかけるだけで、お返事ももらえませんでした。
それが、いつのころからか、部屋の中をうろうろするようになりました。
そして、いつのころからか、おはなし会の最中は、隅っこで絵本を読むようになりました。ときどき、目が合いました。お話が終わってから、膝に乗ってくるようになりました。

今日は、感動的な奇跡の日でした!
すっと絨毯の上に座って、ぴたっと目を合わせてくれたのです。
「がちょうはくちょう」は10分以上の話です。
彼の目がそれないことだけに集中して緩急をつけて語りました。
彼のおかげで、すばらしい「がちょうはくちょう」が語れたと思います。

ありがとうね。みんな、小学校に行っても会いたいね。

2月18日(火)
中学1年生 朝読書
おはなし「まほう使いの弟子」

1年生最後のお話会だったので、昔話について、ちょこっとコメントしました。
ほんと、気だての良い聞き手たちでした(笑)

2月19日(水)
学童保育 1~5年
おはなし「こんびたろう」『語りの森昔話集3』村上再話
おはなし「スヌークスさん一家」『おはなしのろうそく』
絵本『パンダともだちたいそう』いりやまさとし/講談社
絵本『ケーキやけました』彦坂有紀・もりといずみ/講談社

ここの子たちは、すごい集中力で聞いてくれます。
絵本はリラックスね。幼児絵本を、とっても楽しそうに聞いてくれました。

2月20日(木)
幼稚園4歳児
おはなし「大工と鬼六」
絵本『ケーキやけました』

大工と鬼六、「知ってるう~」といいながら、ハラハラして聞いていました。
名前当ての所は、いつも喜びますね~
おはなしが短かったので、絵本も読みました。

2月21日(金)
小学3年生 授業 一クラスずつ2回
おはなし「心臓がからだの中にない巨人」『おはなしのろうそく22』東京子ども図書館
おはなし「捨て子と鬼」『日本の昔話4』小澤俊夫再話/福音館書店
おはなし「お経をわすれた和尚さん」語りの森HP こちら→

この学年は三分の二ぐらいが男子。しかもめっちゃ生意気、あ、いや、口の元気な子たちです。
それで、このプログラムにしました。
それも、めっちゃ早口で(笑)
ちんたらやっていてはちゃんと聞いてくれない。
あ、お経をわすれた和尚さはんは子どもたち喜んで、あとでお経を唱えてました~

学童保育 1年生
おはなし「つるの恩返し」『語りの森昔話集3しんぺいとうざ』村上再話
おはなし「ホットケーキ」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
絵本『だっぴ!』北村直子/こぐま社
絵本『てぶくろ』ラチョフ/福音館書店
絵本『たぬきのおもち』せなけいこ/金の星社
絵本『ケーキやけました』

今日が最後のおはなし会でした。
ほんと、じょうずにおはなしが聞けるようになりましたね~
絵本も、「もっと~」っていうので、時間の限り、持って行っただけぜんぶ読んでしまいました~

2月のがらがらどん

コロナウイルスがじわじわと侵略してきていて、特にこの時期は受験生さんなんかは恐々としておられるのではないかと思います。
みなさんは、予防されていますよね?!
語り手は常に喉には気を使っているものですが、特にこの情勢では気が抜けませんね。
そんななか、風邪やインフルエンザやコロナウイルスをものともせず、がらがらどんがありました。

「ありとこおろぎ」 『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』語りの森
「熊の皮を着た男」 『子どもに語るグリムの昔話1』こぐま社
「三枚のお札」 『子どもに語る日本の昔話2』こぐま社
「はらぺこピエトリン」 『子どもに語るイタリアの昔話』こぐま社
「ラプンツェル」 『子どもに語るグリムの昔話3』こぐま社
「かねふき明神」 こちら
「ものをいう卵」 こちら
「世界でいちばんきれいな声」 『おはなしのろうそく11』東京子ども図書館
「てぶくろ」 福音館書店の同名絵本
「ねこのおんねん」「犬のいんねん」
「おいしいおかゆ」 グリム童話
新刊絵本の紹介

いつもにもましてたくさんのおはなしの数でした。
そのなかで、「ねこのおんねん」ですが、これはヤンさんが学生のときに家庭教師をしていた男の子から聞いたんだそうです。
ヤンさん:あのなぁ、短い話しようかぁ~ ねこがぁ~、おんねん おわり(笑)
世界最速じゃないですかね。
そして、「犬のいんねん」は、子どもたちに「ねこのおんねん」を語ったとき、子どもたちがその場で思い付いたんだそうです。
子どもたち:そんなら、〝犬のいんねん〟も~~! あのなぁ、犬がぁ~、いんねん おわり(笑)
やり取りが見えるようですね(*^▽^*)
そういえば、かつてこういうのが流行りましたね。
わたしはこれよりはちょっと長いですが、「悪の十字架」というのを高校生くらいで聞きました。
ヤンさんの持ちネタで、もう一つ思い出しました。
〝昔あるところに、おじいさんとおばあさんがおってん。おじいさんは、じーっとしてはってん。おばあさんは、ばーっとしてはってんて。〟
どれも一度聞いたらすぐ覚えられるのですが、わたしはこれらを子どもたちをまえにして語る勇気はまだありません(笑)
これこそ、子どもたちとの信頼関係ができていなくては、まったく面白くありませんからね。
「このおばちゃん、何言うてるの?」みたいな、しんと水を打ったような雰囲気になるのが目に見えて、たいへん恐ろしいのです。
長くやっていても、まだまだ道は遠いです。

そして、人づてにおはなしが聞けると聞いて、わざわざ来てくださった方がおられました。
自分では語られないそうですが、おはなしを聞くのが好きということでわざわざきてくだり、大変うれしかったです。
がらがらどんはもちろんこんなふうに、聞きに来るだけでもオッケイなんですよ(^_^)
みなさんお気軽にどうぞいらしてくださいね。
次回は、3月15日です。
みんなでおはなしを楽しみましょう(^o^)/

再話クラス 🐞

先週の金曜日に今年度最後の再話クラスがありました。

耳で聞いて確認
➀「岩泉(いわいずみ)の桃太郎」(桃太郎の岩泉がたり) 『まわりまわりのめんどすこ続岩泉の昔ばなし』高橋貞子編著 熊谷印刷出版部
➁「ぼた餅と豆腐の伊勢参り」 『日本昔話通観第14巻京都』責任編集稲田浩二他 同朋舎
再話検討
➂「虫めづる姫君」 『日本古典文学全集10』校注・訳者三谷栄一他 小学館
➃「こわさ知らずのフアン」 『エスピノーサ スペイン民話集』 三原幸久訳 岩波書店

➀➁は、前回再話検討をした話を、原話を出した担当さんが覚えて語られました。
➀は、すでに小学校の1・2年生で語られたそうです。
➁は、おもしろい擬音語・擬態語がたくさん出てきます。
原話のままを生かして再話され、語られました。
原話の中には、その土地の人でないと意味が分からない擬音語や擬態語が出てくることがあります。
みんなで「これ、どういう意味やろね~」と頭を突き付けて相談してもどうにもなるものではないので、さらに調べないとその場では何ともなりません。
でも、自分が使わないとしても、話によっては様子をよく言い当てていて、意味がよくわかることがあります。
➁の場合は、それに近いのではないかと思いました。
豆腐が川に“どぼちん”と飛びこむのなんか、ほんとに笑えました。
この原話を語ってくれた伝承の語り手さんの声を聞いてみたいなあと思いました。

➂は、古典の「堤中納言物語」の中の1話です。
かなり長いお話なので全体を再話するのではなくて、一部を再話することになりました。
貴族のお嬢さまは、蝶や花を好むのが普通で可愛らしいのに、なんと毛虫や爬虫類を好きなお嬢さまが、周りの人の反対をものともせずに我が道を突き進むという、現代の「個性を伸ばす教育!」にうってつけの内容(笑)
原話担当さんがそう思われたのかどうか、とにかくわたしはそんなふうに感じて、おもしろい話だと思いました。
でも、古典の原文と口語訳とにらめっこしながらの再話ですから、次回引き続いてやることになりました。
古典を再話する難しさを改めて感じたのですが、個人的には、古典のみやびさというか、貴族社会の雰囲気を少しでも残るようにという気持ちがあると、再話は大変困難になるように思いました。
姫君は庶民とは違いますが、超個性的な女子生徒、あるいは小ギャル(古い?)のイメージであれば、再話しやすいのではないかと思いました。
➃は、恥ずかしながらわたしです。
原話は恥ずかしくないのですが、何が恥ずかしいのかと言えば、原話の不整合を見抜けなかったことでございます。
つまり、わたしはこの話をよく知っているために、話の流れになんの疑問も持たなかったのでございます。
この原話を決める前に、わたしは研究クラスでグリム童話の4番「怖がることを覚えるために旅に出かけた男の話」のレポートを書いたわけです。
この話は、タイトルも長いですが、話がとにかく長~い長~い。
でも、とても気になる話なので一度調べたかったわけです。
そして、類話を集めた中で、わたしの語りたい、これなら語れるんじゃないかという気持ちを満足させてくれる原話が『エスピノーサスペイン民話集』だったのです。
だから、飛びついて、よく知っているから再話したいという気持ちが先に出てしまっていたのでありましょう、大切なことが見えていませんでした。
勉強会で指針を出していただきましたので、おかしなところをなおして次回に臨みます。
うお~~っと燃えています(笑)
まだまだ、原話選びが甘いということを感じるとともに、大変お勉強をしたとおもう一日でした!