月別アーカイブ: 2016年10月

2学期4年生のおはなし会

2学期、授業でのおはなし会が始まりました。
きのうは、4年生。約30名×2クラス。 ふたりで担当。

先生からのテーマは「新美南吉」です。国語で「ごんぎつね」を習うので。
新見南吉は、「飴玉」などは語りますが、語れるものは少ないです。
語りに向かないというより、言葉遣いが今の子どもたちになじみがないので、聴いて理解しづらいのです。
よくわからなくって、南吉を嫌いになったらこまります。

そこで、ちょっと工夫します。

まずは「きつね」の出てくる話をストーリーテリングでたっぷり楽しんでもらいました。

「こんこんさまにさしあげそうろう」同名絵本/森はな作
「まほうの鏡」語りの森≪外国の昔話≫/村上郁再話 →こちら
「おおかみときつね」『語るためのグリム童話』/小澤俊夫監訳
「九尾のきつね」語りの森≪外国の昔話≫/村上郁再話 →こちら

わたし「むかしは、世界中どこでも狐は身近にいたんやね」

そのあと、新見南吉の作品を20冊紹介しました。
まず絵本を、「ごんぎつね」「てぶくろをかいに」。
もちろん子どもたちはなじみがあるので食いついてきます。
つぎに「きつね」。
子ども「またきつねや~」
子どもたちの興味をひきつけておいて、絵本を見せながら、
南吉が狐だけでなく身近な生き物を題材に物語を書いたこと、
学校の先生で作品を作っては子どもたちに聞かせていたこと、
10代から作品を作りつづけたことを話します。
それから読み物の紹介です。
絵本になっていない作品、読んでほしい作品がたくさんあります。
目次を読みます。
南吉は、目次だけ読んでも面白いんですよね。

紹介した本は、教室に置いて帰ります。

あ、そうそう、一昨年の秋、がらがらどんの遠足で、知多半島、南吉作品の舞台へ行ったよね。
矢勝川の彼岸花の土手をみんなで歩いて楽しかった。
そんな体験が、ブックトークや語りに奥行きを持たせてくれるんじゃないかな、と思います。
・・・蒜山高原ののんびり旅もそんな体験のひとつね。

だから、村上ツーリストにお願いして(笑)、遠足やるんですよ~
今週末から、みんぱく昔話ツアーの募集が始まります。
お楽しみに~
って、けっきょく宣伝か~っ?

ヤン

 

どんぐりころちゃん !!

みなさま、朗報です!どんぐりころちゃんカバー.indd

『どんぐりころちゃん』がハードカバーになりました!

正高もとこ作・絵 すずき出版
去年ご紹介したときは定期購読の月刊絵本だったから、手に入らなくって、みなさん、ざんねんだったよね。
よかったね~~!

いよいよ、どんぐりの季節。
小さいお子さまに。
おはなし会に。
ハイキングのおともに。

絵本のこみち、みてくださいね.

やった~

ヤン

蒜山高原  スイトン編

img_0675蒜山高原には、お化けがいます。
お化けって、どこにでもいますねえ。
蒜山のお化けは、どこからともなくスイーッとあらわれて、トンって立つんですって。
で、名前がスイトン。
べつになんにも悪いことはしなさそうなのですが、恐いですね。

みんなでしゃべってたら、スイーッと来てトン。
あ、・・・こわくない!

 

さて、蒜山盆地のimg_0694ほとんどの見どころは、今回までにもう見終わってたんだけど、まだ行ってなかったのが、蒜山郷土博物館。
行ってきましたよ。

6世紀ごろにつくられた四ツ塚古墳群の埋蔵品とか復元したものとかが展示してありました。
今年が、発掘されて100年になるんだって。
それで、10~11月は講演会とかがあるそうです。

博物館に隣接して古代体験の森があって、竪穴式住居が復元してありました。写真は、竪穴式住居ね。

 

博物館の周りの風景をご紹介しましょう。img_0697
はるかに加茂神社の鳥居が見えま~す。
旭川の土手のススキ。はるかに続きます。
旭川は蒜山高原に源流があり、中国勝山を通って瀬戸内海に流れていきます。

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牛と馬を祀る神様です。中央の木の向こう側に小さな祠があって、その右横に石造りの牛がいます。img_0701
ずいぶん古い像です。
村の人たちは、今も季節のお祭りをしているそうです。

あしたの日記は、コミュニティーバスの旅です。

ヤン


蒜山高原 アケビ編

暑い夏を乗り越えて、痛いけがを引きずって、ようやく秋の休暇をとってきました。

蒜山高原は岡山県。ひるぜんと読みます。
鳥取県との境、真庭市にあります。まにわと読みます。
真庭市は、昔話がたくさん残っているところです。
いつか再話してご紹介します。

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左が皆ガ山で、右が蒜山三座。
いつもなら、レンタサイクルで高原を走り回るんだけど、今年は恐くって乗れなかった~
ペダルこぐたびに右ひざがキクってなるねん。
え~ん。
休暇村の窓から見ると、下蒜山のさらに右から太陽がのぼる。壮観。

 

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皆ガ山の南山麓に、山ぶどう狩りのできるぶどう畑があって、すっぱいけど野趣あふれるぶどうが、谷間になっててね、それをめがけていったんだけど、ぶどう狩り体験は前日に終了してました。

今年は早く終わったんだって。
がっかり。

 

 

 

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でも、アケビをとりましたよ~
あまくって、おいしかった。

え?アケビ、笑ってるって・・・?
えへ、へへへへ

アケビってね、おばあさんのおしりなのよ。
おじいさんが山へ行ったら、どこかから「とっつこうか~、ひっつこうか~」って聞こえてきたの。
「とっつきたきゃとっつけ」って言ったら、背中に小判がべた~ってくっついた。
おばあさんがまねしてね、やっぱり山行って、「とっつきたきゃとっつけ」っていったら、馬のうんこやら松脂やらがくっついた。
おじいさんが溶かしてとってやろうと思って、いろりの火でおばあさんの背中をあぶったら、おばあさん、もえちゃって、灰の中に、おしりだけがのこったの。

おじいさん、おばあさんのおしりを風呂敷に包んで旅に出た(なんでやろね)。
夜になって泊めてもらおうとしたけど、「おばあさんのおしりとふたり連れ」って言ったら、「おじいさんひとりなら泊めてやろう」っていわれて、こまっちゃった。
三軒目もだめだったし、おじいさん、おばあさんのおしりを河原に埋めて隠したの。そして、ひとりで泊めてもらった。
でも、おばあさんのおしりがかわいそうでね、朝早く河原に行って掘り出そうとしたら、アケビが生えててね、実がおばあさんのおしりにそっくりだったんだって。

おしまい。

この話、岡山県の昔話をいっぱい集めた立石憲利さんが語ってられたのを聞いたことがあって、覚えたのよ~

旅の続きはまた明日~!

ヤン

 

 

 

 

10月 日常語の語り勉強会

暑かったり、寒かったり、運動会だったり、台風だったり、何だか落ち着かない今日この頃。

皆さま、いかがお過ごしですか?

10月4日に行われた 日常語の語り勉強会 の報告をさせて頂きます。

 

<語り>

つる女房」 『日本の昔話4』

海のはて」 『日本の昔話4』

 

<テキスト>

こぶ取りじいさん」 『日本の昔話3』

ちょうふく山のやまんば」 『日本の昔話3』

化けものをひと口」 『日本の昔話1』

どっこいしょ」 『日本の昔話5』

※『日本の昔話1~5』は 福音館書店/小澤俊夫再話 です。

 

今回も一つひとつじっくり時間をかけて取り上げて頂きました。

特に「擬態語」「オノマトペ」の扱いについて、ヤンさんよりいろいろとおはなしがあり、みんなで考えました。

①もともとその土地で使われていたであろうものは、それを大切に残す。

その場所・地方での独特の言い回しやリズム・音のおもしろさがあるから、長い間語り継がれてきたと思われるので、尊重し後世に伝えたい。

語感は人それぞれ違っていてとても個人的なものなので、勝手に変えてしまうことで、語られていた当時のおはなしの雰囲気、様子やニュアンスをガラリと変えてしまうおそれがある。(私たちは、文字になった時のテキストでしか分からないから)

③そういった言葉言い回しをそのまま使うことにより、自分のものにできたなら、自分の語彙を増やすことにもなる。

これらのことから、擬態語・オノマトペはできるだけ、そのまま使った方が、無難ではないか。

しかしながら、熟練の語り手が上手に変えて語り、それがおはなしにピタリとはまった場合、とても面白い!!ということもある……

私たちの勉強会ではこのテーマについて、これからもみんなで考え、勉強していきたいと思います。

 

出席された皆さま、フォローをお願い致します~(+_+;)

ヤンさん、こんな感じでいいでしょうか~?……

 

いつものように長文になるかと思いきや、意外と短くて不安になっている かぶ