日別アーカイブ: 2020年5月6日

グリム童話「おいしいおかゆ」🥣

ゴールデンウイーク最終日ですねえ。
今年は、どっこも行けないし、家にいるといっても、子どもたちはもう2か月も家にいるわけだし、奇妙な連休。
みなさまどうお過ごしですか?

今朝のレパートリーの解凍。
「おいしいおかゆ」『おはなしのろうそく1』東京子ども図書館

KHM103「おいしいおかゆ」
(KHMっていうのは、グリム童話の何番目の話かっていうこと。キンダー―ウント―ハウス―メルヒェンの頭文字ね。キンダー―ウント―ハウス―メルヒェンっていうのは、グリム童話の正式名で、訳すと、子ども―と―家庭―メルヒェン)

グリム童話の中でも、超短い。でも満足感のあるお話。

ATU565
話型名は「魔法のひき臼」
そう、「塩吹き臼」と同じ。類話なの。

塩吹き臼:貧しい男が悪魔からなんでも出てくるひき臼をもらう。
おいしいおかゆ:貧しい女の子が、森のおばあさんから、おかゆの出る鍋をもらう。
塩吹き臼:兄が臼を盗むが、どうやって止めればいいかわからない。
おいしいおかゆ:母親が、ひとりで使うが、どうやって止めればいいかわからない。
塩吹き臼:海の底でいつまでも塩を出している。
おいしいおかゆ:町の人たちは道の上のおかゆを食べながら帰った。

ね、なるほどでしょO(∩_∩)O

ヤンは、幼児に語ることが多いんだけど、ずうっと前に高学年でバカウケして、最近2年生でやってみたら、やっぱりバカウケしたφ(゜▽゜*)♪

テキストは『おはなしのろうそく1』なんだけど、「、」で文章がつながっていて、イメージできないうちに次に進むのね。それで、ヤンは「。」で区切って語ってます。ほかの完訳本や『語るためのグリム童話』とかも、区切ってあるねヾ(•ω•`)o

はい、おしまい。


「おいしいおかゆ」『オットーウベローデ グリム童話全挿絵集』古今社