日別アーカイブ: 2015年12月13日

今年も歌った歓喜の歌♪ 

おはなし会の最後に、おはなしのろうそくを消します。
「このろうそくにはふしぎな力があって、お願い事をひとつだけ、一生懸命しな
がら消したら、かならずかなう、かもしれない」
といって、子どもたちにお願い事を決めてもらいます。
「大事な願い事は人には言わないで、心の中で」
「ひとつだけ。いっぱいはだめ」
全員の願い事が決まるのを待って、
「みんなの願い事がかないますように」
といって消します。
厳粛な瞬間です。
子どもたちは何を願っているでしょうね。
わたしの願いは、いつも同じ。
「この子たちが、戦争で苦しむことがありませんように」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
世の中がどんなに不穏でも、自分のこと、家族のことがどんなに不安でも、第九を歌うとき、その間だけは歓喜に震えてくださいと、合唱の先生はおっしゃいます。
きのう、京都コンサートホールに、私たちの声が響き渡りました。
指揮者を信じ、仲間と声を合わせる幸せ。
今年も歌えた、幸せ。
夫が観客席の片隅で、斜め45度に傾いて寝ています。あ、いや、聞いています。
ときどき、夫を見ながら歌います。
どうか、私と、夫と、娘と息子と、孫と、それに連なるみなが、戦争で苦しむことがありませんように。
今年の締めくくりに、歓喜の歌を歌いました。
どうぞ、みなさま、よいお年を!
あ、まだ早すぎるな。
まだ3学期のおはなし会の最中や〜

  ヤン

12月前半 おはなし会

ぽんです。
しばらく書いていなかったのに、また突然書き出したりすると、「どうし
た?」 「なんで、また急に書きはじめたんや?」と思われるかもしれませんね。
いや、書けるときに書く・・・。ただそれだけなんです。
12月のご報告(前半)
〇小学校1年生3クラス ろうそくなし 30分
お話「三びきの子ブタ」 『イギリスとアイルランドの昔話』 福音館書店
お話「にぎりめしころころ」 『日本の昔話4さるかにかっせん』福音館書店
絵本「おちゃの時間にきたとら」 ジュディス・カー/作 童話館出版
「三びきの子ブタ」 ”知ってる話とちゃう”、”食べられへんし”、”そんなんちゃ
う”、と非難囂々。 そらそうでしょう。この子達がお家や幼稚園で読んで貰った
のは書き換えられて るやつやもん。 途中に小さい声で「違う」「違う」と言わ
れることは、よくあります。よ く・・・?いいえ、いつも。 でも、その場合は
何も言わないか(たいていはこっち)、「そう、違うねん」と ちっちゃく言う
か程度に抑えて、先へ進みます。で、お話が終わった後 に、昔話は伝承されて
きたものであること、また、今聞いた食べられる話がもともとイギリスで伝えら
れてきたものであること、みんなが知っているのは日本に 入ってきてから、変
更されたお話であることを話します。そうすると、その場は何となく「わかっ
た」って感じになって収まるんです。で、大抵は「な あ、食べられたらどうな
るん?」と質問がきます。これがねえ・・・。「食べられたんやも ん」と何回
も言うてるうちに誰かが「うんこになったんや」と言うてくれて、 笑いになっ
てはい終了。これが、いつものパターン。
それがねえ、今回は困った。あるクラスの一人の女の子がお話の途中で 「違
う。そんな話と違う」と言い出してきかない。しまいに、自分の知ってる三びき
の子ブタを話し出してしま いました。いやいや、語ってんのはおばちゃんやね
ん。そんな私の気持ちには 気づかず、彼女語り続けます。「そやなあ、今まで
みんなが知ってたのは、今言 うてくれたみたいなお話やなあ。 でもな、イギリ
スでは今私がしてるお話が伝わってたんやで」と、三番目の子ブタの所にみんな
が逃げ込んできたところで、 口を挟みました。子どもは大抵ここまでしか筋を
知らんからね。やっとこの子の話が終わったので、「ほんなら、続きお話しして
もいい?」と聞いて、 こちら に主導権を返して貰いました。 ここまで、言う
子は初めての経験。この話を語られる方、たくさんいらっしゃる と思います
が、みなさんどんな感じなんでしょう?また、教えて下さ い。
『にぎりめし、ころころ』 日常語で語りました。で、あるクラス。「三びきの
子ブタ」でワイワイ言うた さっきの女の子がいたクラス。
わたし    「むかしな」
子どもたち 「うん」
わたし    「あるところにな」
子どもたち 「うん」
わたし    「おじいさんとおばあさんがおってん」
子どもたち 「へえー」
おいおい。
この子たち、この後もノリノリでした。相づちいっぱいうってくれました。
このお話も「えーネズミ出てくるんじゃないん?」とワイワイ。私「ちゃうね
ん。鬼」
私「それを隣の欲ふかじいさんが・・・」 子どもたち「やっぱりな」
この時期の一年生には、ちょっと幼いかなと思いましたが、その分余裕を持って
聞いてくれたようで、3クラスとも終始こんな感じでした。
〇小学校3年生 ろうそくなし 30分
お話「天とうさま金のくさり」 『子どもに語る日本の昔話②』こぐま社
お話「かちかち山」 『日本の昔話④さるかにかっせん』 福音館書店
絵本「ぞうの金メダル」 斉藤洋/作 高畠那生/絵 偕成社
これは、先月やった小学校の残りの1クラス。なので、先月と同じプログラムな
のです。
かちかち山は日常語。
〇保育所 ろうそくなし 約30分 3才
ろうそくのうた
お話「にぎりめしころころ」 『日本の昔話4さるかにかっせん』福音館書店
わらべ唄 どんぐりころちゃん
絵本「もみじちゃんとチュウ」 村上康成 ひかりのくに
絵本「ぐりとぐらのおきゃくさま」 福音館書店 わらべ唄 
さよならあんころもち
ろうそくのうた
うーん。ここはずっと「ああ楽しかった」にならないんですよね。何があかんの
か・・・。今回はお話が3才にはイマイチだったみたいです。3才に日常語は
あかんのですなあ。良かったのはわらべ唄のみ。ああ、情けない。
5才
ろうそくのうた
お話「七わのからす」 『子どもに語るグリムの昔話3』 こぐま社
絵本「てじな」 土屋富士夫/作 福音館書店 
絵本「モグのクリスマス」 ジュディス・カー/作 あすなろ書房
ろうそくのうた
3才と同じ保育所。このクラスはいつも「ああ楽しかった」になるんです。今回
も良い感じ。お話はちょっと難しいかなと思いましたが、4才の4月か ら聞い
てくれてるので、今回もよく聞いてくれました。目ぇまん丸でしたけどね。
ちょっと緊張して聞いてたみたいでした。その分「てじな」ではじけ 過ぎ。楽
しかったのか2回読む羽目になりました。
〇某大阪の大型児童館 (2回講演)
お話「金いろとさかのおんどり」『おはなしのろうそく3』東京子ども図書館
お話「ふしぎなたいこ」 同名絵本 岩波書店
わらべ唄 どんぐりころちゃん(2回)
お話「かしこいモリー」 『おはなしのろうそく1』東京子ども図書館
私は「ふしぎなたいこ」とわらべ唄と「かしこいモリー」を担当。 数年前より
友人を通じて、年に2回お話会をやらせて貰っています。いつもは語り手三人で
やってるのですが、今回は一人お休み。語り手二人でやりま した。 今まではい
つも来館者の多い日だったので、お話会に参加してくれる方が親子合わせて80
名程度。かなりの広さのホールでやるのですが、「ああ、人 いっぱ い」って感じ。
でも、今回は何故だか来館者の少ない日だったらしくて、1回目は親子合わせて
30名、2回目は親子合わせて50名程度でした。
特に1回目は途中で別のプログラム(どうやら予約の必要な「クッキング」だっ
たらしい) が始まるということで、抜けられる方も何人かおら れて、段々淋し
くなっていきました。
それでもね、目が釘付けになって聞いてくれる親子がいたり、「へえ」って言っ
たり「えっ」って言ったりしてく れるお母さんがいたりで、いつ もに比べれば
淋しい人数だったけど、それはそれなりに、しっかり聞いてくれる方もいて、落
ち着いた充実のお話会になりました。
また、子ども達に「お家どこ?」と聞いてみると、大阪市だったり門真市だった
り西宮市だったり、地元以外の子ども達が沢山来てくれていて、お話会初体験の
子が殆どでした。
次回は3月。さて、何人くらい来てくれるかな。
以上で、12月前半が終了。 前半はゆったりとしていたんですが、ここからが
勝負。
来週は月~土、再来週も月火とお話会が続きます。
ラストスパート。 風邪もだいぶよくなってきました。良かった。最後まで何と
か無事に終わりますように。
                    byぽん

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