図書館のおはなし会 ラスト〜  byヤン

子ども16人(2歳〜10歳) 大人7人
手遊び「メリークリスマス」
お話「馬方やまんば」 日常語
お話「あなのはなし」
絵本『ひとりぼっちのミャー クリスマスのよるに』やしろちさと/女子パウロ会刊
絵本『おっとっと』木坂涼/講談社刊
絵本『おおきくなったらなにになる?』ディック・ブルーナ/福音館書店刊
絵本『おべんとうめしあがれ』視覚デザイン研究所
手遊び「さよならあんころもち」
わたし 「馬方って知ってる?」
子ども「しら〜ん」
わたし「あんな、昔はトラックとか無かったからな、馬に荷物積んで運んではっ
てんな」
子ども「ふうん」「へえ〜」
わたし「その馬世話して連れて歩く人が馬方やねん」
子ども「しってる〜」
わたし「……???」
こんな調子でトラックのない時代へとタイムスリップしていきます。
わたし「やまんばって知ってる?」
子ども「しってる〜」
わたし「会うたことある?」
子ども「ある〜」
わたし「え、どこで会うたん?」
子ども「川におった」
わたし「それって、河童と違うのん?」
子ども「ううん。やまんばやった」
わたし「へえ。今からするのは山におるやまんばの話やねんけどね」
聞き手も語り手も、もうすっかり異界の住人になっています。
わたし「あんな、むかしな、ひとりの馬方がおってんて」
子ども「ふうん」
わたし「ある日のこと、馬方は浜で魚をたくさん仕入れてな、馬の背中に振り分
けに付けて山道登って行ってんて」
子ども「振り分けって?」
始めのうちは質問も出るけれど、ストーリーが進むにつれ、口は半開き、目をま
んまるに見開いて聞いています。ときどき、「え〜っ」ていったり笑っ たりし
ながら。
「馬方やまんば」は小学校高学年でするのが面白いのですが、異年齢で楽しめる
図書館でもやります。反応の層が厚いので、毎回違っていておもしろい ので
す。図書館に来る子は本が好きだし、何年もお話会に来ている常連もたくさんい
るし、うまくいけば少々難しい話でも聞いてくれます。
2歳のA君はやまんばの「だれやっ」が気に入って、何度も「だれやっ」って
いってました。でも、だれもうるさがらずに話に没頭していました。終 わった
ら「みじか〜い」「ちょっとも恐くな〜い」
それぞれの聞き方をして、大人もこどもも一緒に楽しむ。この囲炉裏端のような
雰囲気が、大好きです。
お話は寝転んで聞いていたBちゃん、絵本になるとわたしのひざに寄りかかって
見ていました。ぜんぶ終わっても最後までいて、お父さんが呼びに来て も「ま
だ帰らない〜」。
ほんとうに、私も、まだ帰りたくない気持ちでした。これで、今年の図書館のお
はなし会もおしまい。Bちゃんは『おっとっと』を借りて帰りました。 今日初
めて来たC兄弟は『ひとりぼっちのミャー』を借りました。
この一年、来てくれた子どもたち、どうもありがとう。また来年、元気で会おう
ね。    ヤン

12 thoughts on “図書館のおはなし会 ラスト〜  byヤン

  1. HP開設おめでとうございます!(≧▽≦)
    年内最後のおはなしかい行きたかったわぁ~(´;ω;`)
    やまんばは山にも川にもいるんですね~。
    きっと野にも里にも。(*´艸`*)
    来年もどうぞよろしくお願い致します!

  2. 紅葉さん、ありがとうございます!
    こちらこそ、よろしくお願いします♡♡♡   ヤン

  3. あのう、前のコメントの文末のわけわからん記号と数字は、ハートマーク描いたはずやのに変身してしもうたんです……   ヤン

  4. ヤン様、返信ありがとうございました。
    記号はパソコンで出るものなら反映されるかと…。蛇足ならすみません。(^_^;)
    ♡☆←テスト。(「はーと」と「ほし」で入力してます)

  5. あ、ハートはやっぱり文字化けしちゃいますね。
    以後気をつけますね。
    コメント欄を荒らしてしまい、申し訳ありませんでした。

  6. 馬方山姥、私も6月に四年生、二学期に六年生、2クラスずつ日常語で語りました。すごくよく聞いくれました。よく笑ってくれたところは 馬の足の数、次は一本?とか言ったり… 山姥の家の中でのところ 山姥が池にとびこんで アホや といったりしてました。でも怖かったって四年生の男の子 あとで言ってました。 図書館でもされたんですね。私もやってみようかなぁ。

  7. キリリさん
    コメントありがとうございます~
    やまんばがくら~んくら~ん居眠るところが、めちゃ好きやねん。

  8. 私は 馬方が ええ隠れ家と思って 天井のはりで ほっと一息ついてたら
    ずぶぬれの やまんばが 「あー寒、あー寒」言うて入って来るところ
    が好きです。聞いてる子どもたちの顔がひきしまります。
    でも やまんばの家の中では 馬方の方が 優位になるので
    子どもたちは 笑い出します。最後は やまんばを
    やっつけることができて 満足な結末!うん。やっぱり
    馬方やまんば、面白いわー。

  9. 私が語ると、やまんばの家の中では、子供たちは息を殺して聞いています。
    やまんばの家の中で辛うじて聞き手の緊張が少し緩むのは、「きりきり虫がないてるなぁ」ぐらいかな。
    語り手によって、聞き手の反応は色々ですね。

  10. 前半の鬼ごっこ、後半のかくれんぼ。どちらも怖いですよねぇ。でも、緊張感はかくれんぼがダントツかな。
    わたしは、本気で怖がらせないように気をつけて語ってます(笑)

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